デザイナーとして活躍する佐々木智子さんは、子どもが生まれた頃から洋服や身の回りのものを手づくりすることが多いそう。今回はすぐに小さくなってしまう子ども服を手づくりしたいというママにおすすめの、手ぬぐいでつくるブルマを教えてもらいました。
息子が赤ちゃんの頃、よくブルマを履かせてました。時期は、はいはいを始める6ヵ月くらいからつかまり立ちや伝い歩きをする1才くらいまで。ブルマは足が動かしやすく、動きが活発になるこの頃の赤ちゃんにぴったりです。ギャザーが入ってゆったりしているのでぐんぐん大きくなるこの時期、長く履けるのもうれしい。色や柄ちがいで何枚も手づくりしていました。
ブルマは手ぬぐい1枚の大きさで作ることができます。肌触りが良く、吸水性の高い手ぬぐいは赤ちゃんの服の素材に最適。柄も豊富です。私は気に入ったものを見つけたら買い置きしておき、子どものものを作るときによく利用していました。
手ぬぐいの柄物のブルマは無地のロンパースやTシャツに合わせるととってもかわいいです。ふっくらシルエットのブルマ、ぜひお気に入りの柄で作ってみてくださいね。
HOW TO(用意するもの・作り方)
材料(フリーサイズ:だいたい6ヵ月から12ヵ月くらい)
- ・手ぬぐい (約35×90cm)…1枚、または同じくらいの布
- ・ゴムテープ ウエスト分 1.1cm幅 42cm…1本
- ・ゴムテープ 裾分 0.3cm幅 22cm…2本
1.紙に図のように型紙を書き、太線で切り取ります。型紙は縫い代込みの寸法です。
2.布の両端を中央に向けており「わ」をつくり、型紙を置いて、印をつけてから裁断します。
3.布を中表(表同士を合わせる)に合わせ、両脇と股下のカーブを1cmの縫い代で縫います。
縫い代はロックミシンをかけ、アイロンで後ろにたおします。ロックミシンがない場合はジグザグミシンをかけます。
4.ウエストをアイロンで幅1cm、さらに幅2cmで2回折り返し、三つ折りにします。図のようにゴムの通し口を2cmあけて、ぐるりと縫います。
5.裾をアイロンで幅0.6cm、さらに幅1.2cmで2回折り返し、三つ折りにします。図のようにゴムの通し口を1.5cmあけて、ぐるりと縫います。
6.ウエストにゴム通しを使ってゴムテープを通します。両はしを2cm重ね、縫い合わせます。
7.裾にゴム通しを使ってゴムテープを通します。両はしを結んで、残りはカットします。
8.出来上がり。
PROFILE
佐々木智子このライターの記事一覧
洋服と雑貨の店「cholon」店主。子育て中で休業していましたが、2018年からオンラインショップを再開。趣味はアジアの旅と写真、市場めぐり。休みの日は自転車に乗って親子でソフトクリームを食べに行くのが楽しみ。
(制作 * エチカ)