コモドライフ取材班レポート

未来のベビーカーを考えよう!学生アイデアコンテストBABYCATHON(ベビーカソン)取材レポート

2019/4/3
未来のベビーカーを考えよう!学生アイデアコンテスト... 未来のベビーカーを考えよう!学生アイデアコンテスト...

最先端の技術を学び、若い柔軟なアイデアを持つ大学生に向けて、ピジョンが未来のベビーカーのアイデアを募集するBABYCATHON(ベビーカソン)を行いました。IoTの技術が盛り込まれたベビーカーのアイデアとは?コモドライフ取材班が表彰式を取材してきました。

コモドライフでも、しばしば取り上げられているIoT(Internet of Things)。モノとインターネットをつなぐことによって、様々なサービスなどを考えていく手法ですが、ベビーカーとインターネットがつながると、どのようなベビーカーが生まれてくるんでしょうか。

この度、そんな考えをアイデアとして発表するピジョン 学生アイデアコンテスト2019 BABYCATHON(ベビーカソン)が行われました。発表を行うのは平成生まれの若きエンジニアである、お茶の水女子大学、湘南工科大学、千葉工業大学、東京工業大学、日本大学の学生たちです。審査員には、IoTNEWS代表の小泉耕二さんと、ご自身もママであるタレントの藤本美貴さんも招かれました。

会場には人気のベビーカーRunfee(ランフィ)の展示も 会場には人気のベビーカーRunfee(ランフィ)の展示も
たくさんの来場者で開始前、学生たちは緊張の様子 たくさんの来場者で開始前、学生たちは緊張の様子
ピジョン 代表取締役 山下茂

育児のリーディングカンパニー(ピジョン 代表取締役 山下茂)

IoTを活用するということは、モノがインターネットにつながることで、人に対してどういうことができるようになるのかなんです。
社会問題、お困りごと、誰の何の課題を解決するのか、その中身によって価値が決まると思います。
現在は、第4次産業革命と言われています。一言であらわすと、「楽になること」だと思います。楽になるという漢字は、「楽しい」ということでもありますよね。両方がかなうことだと思います。
カンタンにできる。時間を節約できる。このことがかなうと、余った時間で自分の好きなことができるし、もっと世の中は暮らしやすくなると思います。

アメリカでは、ベビーテックという動きが活発です。ただ日本ではまだまだです。育児用品のリーディングメーカーとして、ピジョンが引っ張っていきたい。そういった思いで、今回のコンテストを計画しました。

タレント 藤本美貴さん

自動で安全に階段の昇り降りが出来るベビーカー(タレント 藤本美貴さん)

最近のベビーカーは進化していて、いろんなところで、色々なことを支えてはくれるのですが、何かをとると、何かの機能が失われるというイメージはありますね。理想というか、夢のベビーカーは「自動で安全に階段の昇り降りが出来るベビーカー」です。子どもを連れていると、荷物も多く階段の昇り降りは大変ですし、エレベータを探すと遠回りになるし、、、階段が上がれるとパーフェクトですね!

審査基準は、以下の4つの基準で行われました。
1. IoTによるイノベーション
2. クリエイティビティ
3. ママや赤ちゃんへの貢献度
4. プレゼンテーション
各校1ヵ月の検討期間で考え込まれたアイデアを発表されました。

審査員と来場者に学生ならではのアイデアを語ります 審査員と来場者に学生ならではのアイデアを語ります
実際の商品開発に使用する手法を用いて考えられたアイデアも 実際の商品開発に使用する手法を用いて考えられたアイデアも
社長賞:お茶の水女子大学「BABY WALK」

社長賞:お茶の水女子大学「BABY WALK」

ベビーカーに取り付けられたカメラで、赤ちゃんの顔を撮影。笑顔の判定や視線を追いかけ、データを蓄積することにより、おすすめの散歩コースを提案する機能も。

--山下社長
育児をいかに快適にするか、ということが非常にわかりやすかったですね。「未来」「快適さ」「楽しさ」という3つの思想を組み立てて一つのモデルになっていることが良かったです。

優勝:東京工業大学「OsampoGo」

優勝:東京工業大学「OsampoGo」
ベビーカーシェアリングをベースとし、様々なスポットで蓄積したデータをもとに「おさんぽマップ」を提供しおすすめのコースをマップ上で見える化する機能も。

--藤本美貴さん
みなさん若いのに色々考えられており、子育てをしていても思いつかないアイデアをお持ちで驚いたのですが、「OsampoGo」のアイデアは、本当にシンプルでわかりやすく、こんなアプリがあったら良いと思いました。

--小泉耕二さん
IoTは技術に走りがちなんですが、ママ目線を大事にした仕様で良かったと思います。誰でもができないような、特別なものを作っていくのが良いですよね。

学生らしい未来を感じさせてくれるベビーカーのアイデアがたくさんのコンテストでした。近い将来、IoTを活用し、ママやご家族、赤ちゃんによりよいベビーカーが市場をにぎわす日も近いのかもしれませんね。

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