イマドキ育児を徹底調査!ピジョン育児イマLABOvol.1

イマドキ育児を実践する家族を徹底調査!新しい育児のカタチを届ける「育児イマLABO」第1回・高尾研也さん

2019/10/9
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ママパパが一丸となって育児を楽しんでいる姿をよく見かけるようになってきました。ピジョン「育児イマLABO」の第1回オンラインイベントでは、クリエイティブディレクターであり、5才の息子と4ヵ月の娘を持つ2児の父である高尾研也さんに育休取得や夫婦間の話し合いの重要性についてお話をお聞きしました!

子どもが生まれる前と後でどんな変化があったか

——高尾さんは、スーパーダディ協会というNPO団体に参加されているということですが、どのような活動をされているのですか?

高尾
スーパーダディ協会は一言で言うと、仕事も育児も趣味もまるごと思いっきり楽しもうという趣旨のパパ達の集まりです。メンバーには色々な分野で活躍する個性的な人がそろっていて、それぞれの得意分野でイベントを開いています。具体的には、家族に贈るフラワーギフトの作り方をみんなで学ぶ花塾、家族の健康や教育について学ぶスーパーダディユニバーシティ、その他、男めし部、アウトドア部、マジックを楽しむ会などなど。

——まさにイマドキの育児をされているパパ達の集まりですね!高尾さんはお子さんが2人いらっしゃるとのことですが、お子さんが生まれる前と後で気持ち的なところも含めてどのような変化がありましたか?

高尾
正直なところ、元々育児に興味があったわけではなかったのですが、子どもが生まれ、妻の育休が終わると、妻の仕事は土日勤務が多かったため、必然的に週末は僕が子どもの面倒を見ることになりました。それが育児参加のきっかけで、始めの頃は義務として育児をこなしていました。そんな時にスーパーダディ協会代表の高橋一晃さんのお話を聴く機会があり、育児を義務としてではなく、むしろ全力で楽しもうという主旨に惹かれて入会しました。

——なるほど。そういうきっかけだったんですね。

高尾
生まれる前は正直、育児によって自分の時間がなくなってしまうことを恐れていたところもありましたが、今では育児自体を新しい趣味として楽しんだり、さらには自分の趣味に子どもを巻き込んでいけたらいいなと思っています。僕はランニングが好きなのですが、いつの日か子どもと一緒にフルマラソンを走ることができたら最高ですね。

パパとして育休を取得

——高尾さんは育休を取得されたそうですね。

高尾
娘が生まれた今年の春に、1ヵ月間の育休を取得しました。会社として父親は最大2ヵ月の育休を取得できる制度があり、実際に子どもが生まれた先輩方は積極的に育休を取っていたので、僕も自然な流れで1ヵ月間の育休を取得することができました。

——2ヵ月の育休は、有給ですか?

高尾
はい、有給です。社員の中には無給の休暇を組み合わせて、半年休む方もいます。

——育休取得で、チームメンバーの反応はどうでしたか?

高尾
当時所属していた会社は外資系で父親の育休取得を推奨していたので、マネージャーもチームメンバーも当たり前のように受け止めてくれました。外資系企業にできることは日本の企業にもできるはずなので、日本でもこの動きが進むと良いですね。

——生まれる前から、育休を取ると決めていたのですか?

高尾
はい、生まれる前から決めていて、妻と分担をどうするか事前に話し合っていました。育休中は妻が赤ちゃんの面倒を見ている間、僕は長男の育児にフォーカスしていて、朝食を作ることから、夜に歯磨きをして寝かしつけるまで全部こなしていました。

——長男くんは、ママがいい!とならなかったですか?

高尾
長男はすでに5才だったこともあり、男チームの暮らしを楽しんでくれました!

育休を取ったことで、長男のパパへの意識が変わった

——育休を取ることで、育児に対してどんな変化がありましたか?

高尾
育休を取る前は短時間勤務をしている妻が育児の主導権を握っていて、僕は妻をサポートするという立場でしたが、育休中は同じ時間を育児で費やせるので、妻と対等な立場でより主体的に育児のことを考えられるようになりました。そして、僕の意識の変化以上に長男の意識も変わったはず。それまでは「平日は働いていて休日は遊んでくれるパパ」だと思われていたと思いますが、育休を経たことで今は「ご飯も作れるし、勉強も教えてくれるし、保育園の友だちの名前もたくさん知っている人」になれたと思います。

——息子さんとの絆がより深まった感じでしょうか?

高尾
そうですね。長男とのチームワークも強まりました!

——育休を取られたパパたちは、みなさん育児に対して「主体的に考えられるようになった」とおっしゃっていますね。高尾さんはそのあたりの育児に対する考え方も、育休前と後で変化がありましたか?

高尾
はい、1日のすべての時間を育児に使えるので、育児をより主体的に考えられるようになりました!

——実際に1日すべての時間を育児に使ってみて、想像以上に大変だったことってどんなことがありましたか?

高尾
大変だったことは、会社以上に予想もしていないハプニングが頻発することですね!予定を立てても、ほとんどうまくいかないというか。

高尾さんがゲストの第1回「育児イマLABO」オンラインイベントは、視聴者も交えたチャット形式で開催された高尾さんがゲストの第1回「育児イマLABO」オンラインイベントは、視聴者も交えたチャット形式で開催された

育休中、役に立ったアイテムは?

——育休中、助けられたアイテムがあれば教えてください!

高尾
今日も身につけているのですが、スマートウォッチは便利でした。子どもを抱っこしたまま電話をしたり、メッセージをチェックしたり、コンビニで買い物をしたり、電車やバスにも乗れるので。

——なるほど。スマートウォッチとは意外!

しかも、子どもと遊んでいる時間も運動としてカウントしてくれるので、健康管理にも役立ちます(笑)。あとは、ピジョンさんの母乳実感 哺乳びんにも助けられました!妻の外出中、うちの長男は哺乳びんではなかなか飲んでくれなくて色々なメーカーのものを試したのですが、母乳実感が一番よく飲んでくれました。

夫婦間の話し合いの重要性とは

——ハプニングが起きるとすぐにママにバトンタッチしてしまうパパも多いようですが、育児で何かハプニングがあったとき、奥様とどうやって乗り越えましたか?

高尾
僕の場合は1人で育児をしている時にハプニングが起こることも多かったので、自分で解決するしかない状況でした。一度そういう状況を作ってみてはどうでしょう?(笑)

——普段からママ・パパ間の連携が非常に重要になってくるかと思うのですが、高尾さんは奥さんとどのような協力体制を構築していますか?

高尾
ママがリーダーでパパはサポーターという関係では、なかなか育児をパパに任せづらいし、父親も育児を楽しみにくいと思います。1つでも2つでも父親が主導権を握る分野があると良いのでは。子どもの成長を近くで感じられるのは嬉しいです。

——家事などの役割分担も奥さんと細かくしている感じですか?

高尾
はい、割と細かく決めています。たとえば洗濯物を洗うのは妻で、取り込んで畳むのは僕とか(笑)。

——ママが大変なのを見ればパパがやってくれるだろう…ではなく、役割分担を明確にしておいた方が男性はやりやすいとかあるのでしょうか。

高尾
そうですね。仕事を頑張っているパパは、役割分担を明確にされると仕事モードになって頑張れる人もいると思います。

奥さんとのコミュニケーションは毎日頻繁に取る

——高尾さんは、奥さんとのコミュニケーションはしっかり日常的に取っていますか?

高尾
そうですね。毎日頻繁にコミュニケーションを取るようにして、役割分担も柔軟に調整しています。

——決まったタイミングで話す時間を作っている感じですか?

高尾
はい、今は食事の時間に話すようにしています。子どもも一緒に、パパママが育児分担を工夫しているところを見てもらっています!

——男性が一番苦手な育児って何ですか?

高尾
赤ちゃんが泣いている理由が、ママみたいにすぐには分からなかったです。

——ママだけでなく、育児参加をするパパも大変なことはあると思います。育休を取れないパパだと特に。ママが育児をしながらでも、パパをサポートできること、高尾さんの目線で何かありますか?

高尾
一方的にパパを育児に参加させようとするのではなく、まずは仕事を頑張っていることを尊重してあげることができると素敵だと思います。その上で、限りある時間の中で何だったらできるかを一緒に話し合って見つけられると良いですね。

——高尾さんは何から始めましたか?

高尾
僕の場合は、平日の夜はどうしても帰りが遅いし予定が入ることもあるので、朝早起きしてできることから始めました。洗濯物を畳んで、長男を起こして、保育園の準備をして、保育園に送りに行くといった感じで。

——なるほど。夜が遅くても朝早起きしてできることがあるんですね!最後になりますが、皆さんにメッセージをお願いします。

高尾
パパが参加するイベントがあることや、育休を取るパパが増えていることは良いことだと思いますが、育休を取得することがゴールではないと思います。育休はあくまできっかけ。育休中に築いた妻との役割分担をその後もどれだけ続けていくことができるかが大事だし、それをサポートできるような会社の制度や周囲の理解も必要だと思います。

——高尾さん、今日は本当にありがとうございました!!

高尾
ありがとうございました!

第1回「育児イマ LABO」オンラインイベントにて第1回「育児イマ LABO」オンラインイベントにて

ChatCast『イマLABO公式チャンネル』では、今回のインタビュー全文を紹介中
育児イマLABO Project EVENT Vol.1 〜“イマドキの育児”って何?〜

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