コモドライフ取材班

イマドキ育児を徹底調査!ピジョン育児イマLABO

vol.4

なぜ言えないの?やって欲しいことをきちんと伝えた方がいい。「育児イマLABO」第3回・秋定麻紀さん

「育児イマLABO」オンラインイベント第3回は、仕事と子育てに全力で取り組まれている秋定麻紀さんをゲストにお迎えし、パパママでのチーム育児や、育児とやりたいことをバランスよく両立するためのポイントについてお聞きしました!

なぜ言えないの?やって欲しいことをきちんと伝えた方... なぜ言えないの?やって欲しいことをきちんと伝えた方...

子どもと触れ合う時間を計算してみたんです

ーー秋定さんは育児をしながら幅広く仕事をされていますが、育児と仕事をどのような形でバランスよく楽しんでいるんですか?お子さまとの時間をどのように取っていますか?

秋定
バランスをどう取っているか、ですか。難しい質問ですね。どう取ってるんだろ(笑)。

私、いろいろなことを計算してしまうタイプなんです。例えば、共働きで保育園に通わせている子どもの家族が、1日何時間子どもに触れ合ってるの?と思って計算してみたら、平均で5時間くらいなんです。朝は2時間、夜は保育園のお迎えがだいたいみんな6時で、9時には寝るとして3時間。毎日5時間で、それが週5日という感じです。

うちの場合、基本土日は夫も稼働しないので、私もなるべく稼働しないように家族の日にしているんですけど、それって娘と私の2人の時間ではないじゃないですか。家族3人の時間はあるけど、娘と2人きりの時間って1ヵ月に何時間あるんだと思うと、結構少ないんです。

娘との2人の時間が少なすぎると感じ、2人で行く旅行の予約をした

秋定
仕事は好きだし、やりたいことを仕事にしているので、やりがいがあって楽しいです。そんな中で、日々成長していく娘との2人の時間が少なすぎると感じたんです。

今、娘は「ママ、ここ痛いの?大丈夫?」みたいな話が少しずつできるようになってきました。娘の成長速度を実感することが増えてきて、「やばい、もっと娘との時間を作らないと。」と思っちゃったんです。なので、12月中旬から1月前半までまるまる仕事を入れないで、娘と2人で海外に行こうと思って予約しました。夫には事後報告です(笑)。

母親として何ができるか、彼女に対してどう向き合って、彼女がどう思ってくれるかを観察したいなと思いました。私は自営業で、生後3ヵ月の時から保育園に入れて仕事復帰したので、2人でずっと一緒にいるというのが新生児の時以来なんです。自営業とか経営者として働いている人は手当が無いので、休めば休むほど貯蓄はなくなっていく。4月から体調が良ければ復帰するという鬼のようなスケジュールが組まれていました(笑)。

ーー生後3ヵ月で復帰されて、今2才8ヵ月。その間、仕事と育児をされてきて、今「娘との時間が足りない」とふと思われたわけですが、どうして急にそう思ったんでしょう?

秋定
赤ちゃんじゃなくなり、「ありがとう」も言えるようになり、悪いことが判断できて「ごめんなさい」も言えるようになったり、というのがある中で、ちゃんと対人間として捉えるようになったんです。いっぱいいっぱいがむしゃらに仕事と育児をやってきて、余裕ができるようになったら、娘との時間が無いな、と気付いたんです。

笑顔で話す秋定さん

色々決めるのは、子どもが生まれてから

ーー産前にパパと何か話し合っていたことってありましたか?

秋定
話し合っていないです。生まれないと分からないこともあるから、まずは無事に生まれてから考えたいと思ったので。産前に細々決めるとプレッシャーになると思いました。私の場合、親も共働きなので全部1人でしていたんですけど、子どもが生まれた後、ママは1ヵ月ぐらい休んだ方がいいなと思いました。

ーー産後、パパはどのような感じだったんですか?

秋定
パパは、保育園に入る前の生後3ヵ月間は、特に決まった役割があったわけではないです。パパの役割とかも、実際生まれた後、この子がどういう子なのか判断してから決めた方がいいかなと思っていたんです。保育園に入ってからだと流れ作業になるので、Googleカレンダーでスケジュール共有して調整できるんですけど、未知じゃないですか、子どもって。いつでも突然がある中で、前もって決めておくことってプレッシャーになると思います。

男性はもっと率先して奥さんをケアするべきだと思います。言えばやってくれるけど、言うまでがストレスなんです。「その前に気付いてよ。」と思っちゃうんです。言う側もある程度溜まってから言うのでパワーを使います。なので、相手の気持ちを早くから汲み取って、歩み寄ってくれるパートナーがいれば、ストレスも軽減されるんです。

パパは率先してフォローしてほしい

秋定
パパは外に出て、仕事とはいえ他の人と話をしたり美味しいものを食べたりすることができるのに、ママはできない。だからこそ、率先的にフォローしてほしいです。産前にあえて話しておいた方がいいと思うのは、「率先してフォローしてね」ということです。

産後もマメに汲み取ってくれると、ママは嬉しいです。やってと言う前にやってくれると、感謝しかない。汲み取れるようになるには、前もって言っておくと良いかなと思います。

ーー「汲み取って」といっても難しくないですか?言うこと、伝えることは大事かな、と思うんですが、どうでしょうか?

秋定
コミュニケーションのレベルと、個人差だと思うんですが、ちゃんと話し合えるパートナーであれば、前もって依頼しておけばいいかなと思います。

ーー意外と言えそうで言えない、バランスが難しくて、結局ママに負担が多くなるというケースが多いように思うのですが、そういう方に何かアドバイスはありますか?

秋定
なぜ言えないの?と思ってしまうんです。無言だと伝わるわけがないですよね。言えないという理由が分からないんです。子どもに対しても「言えない」「怒れない」で終わっちゃう人がいますけど、そういう人たちも犯罪に繋がることについては「言う」と言うんです。「じゃあ言えますよね。」ということなんです。

やること、やってほしいことを書いて、キッチンに貼る

ーーママはして欲しいことをきちんと伝えた方がいいということですね。パパ側も「気づく」のが意外と難しいという声がありますが、何かその辺りの工夫ってありますか?

秋定
うちでは、食事を食べさせて片付ける、保育園からの汚れ物とかを片付けるとかは、保育園のお迎えに行った方がしています。最初は口頭で伝えただけでしたけど、今は、帰ってきてからやることを書いたものをキッチンに貼っています。

ーーやることを伝えたり、可視化することが重要ということですね。秋定さんの周囲の方とかはパパとのチームワークはどのようにしていますか?

秋定
朝の保育園の送りは圧倒的にパパが多いですね。帰りはやっぱりママが多いです。地元の先輩ママに聞いたら、朝はゆっくりできる権利をもらってると言ってました。

ごはんは、得意不得意とかあると思うんです。うちは、夫が出るときに起こしてもらうまで、私は一切起きないんです。夫には「食べさせたりするのはやっておくのでお米を炊いておいて」と伝えています。

ーー伝え方のコツはありますか?

秋定
目を見て話すことですね。私は言えるんですけど、言えない人は有休とか取ってでも、2人の時間をとって話すようにするといいです。うちは出会ってすぐ子どもを授かったこともあり、2人の時間が少なかったので、子どもが大きくなったら2人の時間を作ろうかなと思ってます。

ーーパパとの話ができてないというママも多いと思うのですが、ママ・パパに何かアドバイスはありますか?

秋定
あまりお互い言いたいことを言えないご夫婦へのアドバイスとして、やってほしいと思ったことや不満に思ったことがあれば、メモしておくといいです。メモをとっていれば、そのあと話をすることができるので。

うちでも子どもの行事とか、必要なものを書いて、家族共有掲示板の感覚で冷蔵庫にホワイトボードを貼ってます。

LINEも良いんですけど、流れちゃうので、必要事項はスマホのメモに入れてます。不満があるなら、文字化しておいた方がいいです。日記書いていればいいですけど、書いてない場合、ピンポイントでメモしておけば、ある程度溜まったら言おう、という感覚になると思います。

アドバイスを語る秋定さん

子どもをパパに託す〜歩み寄る気持ちがあれば難しいことではない

ーーパパ側が育児に気付くきっかけやアドバイスはありますか?

秋定
それは1つしか無くて、数時間でもいいから、子どもをパパに託して自分がどこかに行くことですね。そうすれば、こんなに大変なんだということが分かるんです。特に赤ちゃん。育児の大変さを分かってもらいたいなら、パパに赤ちゃんを託して自分はどこかに行けばいい。うちは、退院した日に子どもを夫に託しました。「骨盤を戻したいから、整骨院行ってくるね」と言ったら、「分かった」と言ってくれました。歩み寄ってくれた感じです。歩み寄る気持ちさえあれば難しいことではないと思います。

お互いの得意なことを知って、役割分担を

秋定
あと、子どもを生む前に、お互いの長所短所をリスト化しておくといいです。食事を作るのは苦手、とか、掃除が得意、という感じで、得意な部分と不得意な部分を書き出してしまうんです。うちは、夫が水回りのことは得意なので、任せてます。お互いの長所と短所をメモに書きあってもいいかもしれないですね。

ーーお互い得意分野を知る、ということですね。それがあると産後の役割分担も決めやすくなりますね。

秋定
夫は掃除機をかけるのが苦手なんですけど、私は好きなので、掃除機をかけるのは私がしてます。あらかじめ分かってた方が楽で、お互い不得意なことは一緒に学んでいけばいいんです。

ーー得意なことをお互いやりつつ、お互いが不得意なものは一緒に学べばいいということですね。自分が全部やらないといけない。と思わなくていいですよね。

秋定
そうなんですよね。一緒に暮らしているんだから、全部一人でやる意味も理由もないんです。お互い、得意なところをやって、課題とか興味が出てきたら相談するといいです。

子どもの母である前に、「自分」の人生であるということ

ーー最後にメッセージをお願いします!

秋定
子育ては母として当たり前のことかもしれないんですが、その前に自分の人生があり、そのカテゴリの中に子どもがいるだけなんです。でも、みんな逆転していて、「ママだから自分の人生はここまでしかいかない」となっちゃってるんです。

自分の人生だから明日死んでも悔いがないように、どう変わるべきか、何をやるべきかを考えるようにした方がいい。悔いがある状態で死ぬより、やり切ったな、と思いながら死んだ方が絶対にいいです。

何才で死ぬ、とかはおいといて、「自分が余命を宣告されていて、今のままで寿命を迎えられる?」と聞くと、いやだという人が多いんです。嫌なら、何をするべきなのか、をみんなに問いかけています。

育児=女がやる、というのが、ずっと続いているんですが、実際、今はそんな時代じゃないということに気付くきっかけがないんですよね。それを理解したうえで、女性も男性を対パートナーとして見ないと、悲劇のヒロインになってしまうんです。

ーー行動を起こせば、もっと良くなる、ということですね。

秋定
そうですね。心がけた方がいいのは、自分自分じゃなくて、第三者として、冷静に物事を判断するように努力することなんです。

他人のことを考えられると自分自身は豊かになるんです。あとは、歩み寄りですよね。みんな、日々忙しいのは分かるんですけど、「買ってきたTシャツどう?」とか、何気ない話でいいので、分からないことを質問するようにしたらいいですね。

クエスチョンタイムを作る、じゃないけど。「おむつ替えてほしいんだけど、やり方分かる?」みたいな感じでいいんです。仕事と紙一重かな、という感じです。仕事ではできていることが、家庭でできないっていうのはおかしいですもんね。同じようにリスト化してやっていけばできると思います。

みなさんへのメッセージを送る秋定さん

ChatCast『イマLABO公式チャンネル』では、今回のインタビュー全文を紹介中です。
子育て中もやりたいことはできる!バランスよく両立するためのポイントとは?

前回の秋定さんのインタビュー記事
育児は想定外がいっぱい…その分、ママになって仕事の幅が広がった!

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