先輩パパとママの毎日コラムvol.489

愛するプニプニ「甘えん坊男の子」

2022/5/25
愛するプニプニ「甘えん坊男の子」 愛するプニプニ「甘えん坊男の子」

イラストレーターかみやかやこさんの子育てダイアリー。男の子か女の子かなんて関係なく、その子の性格は十人十色だと思う。けれど、やっぱり男の子の方が甘えん坊気質が多い気がする。触れ合ってみてわかった、甘えん坊の男の子。というお話です。

娘を抱きながら、おなかの中の子を想う。が、いまいち想像が湧かなかった。自分のおなかの中に男の子が来たのが、意外だったのだ。おなかの中に異性がいるって不思議。

男の子、可愛いよ〜。と、よく男の子ママに言われたが、男の子と女の子にそんなに差があるのかわからなかった。我が家は長女がプリンセス化していて、「全てはプリンセスのために。」みたいな生活だったので、男の子が家にいる光景が全く想像できなかった。ピンクで甘いモチーフのおもちゃ部屋に、車や恐竜、電車がどう加わるのか。

新生児は天使のよう

いざ産まれてきたら、新生児はやっぱり天使でしかない。赤ちゃんが纏う時間は緩やかで、平和で。見ているだけで目尻が垂れ下がる。男だろうが、女だろうが、何も違いはなく、ただ愛おしい。やっぱりそんなに性別で可愛いに差はない。赤ちゃんは可愛いでしかない。

3ヵ月くらいになり、ママ友が新しい家族を見に遊びに来てくれた。みんなに、男の子と女の子ちがう?とよく聞かれたが、その時も違いはよくわからなかった。確かに男の子の方が成長のスピードが早い、足の蹴りが強い。くらいはあるけれど、そんなに違いは感じなかった。抱いたらもっと固いかな?男の子の匂いかな?と思っていたがそんな事もなく、個人差もあるかもしれないが、赤ちゃんとして、ただただお世話に必死になるばかりだった。

けれどオムツがテープタイプからパンツタイプに変わるころ、男の子と女の子の違いを感じ始めた。オムツを替えている間にひっくり返ろうとする頻度が多いのだ。大人しく替えさせてくれない。男の子力強いなぁ。娘の時は、漏れるとかサイズ的にという理由でパンツタイプに切り替えたが、息子の場合はテープだとはかせられないため、パンツタイプに切り替えた。

ハイハイできるようになってからは、後追いがすごい。ママがドアの向こうに行こうものなら、この世の終わりのように泣く。声が大きいからか、娘のころと度が違う。歩けるようになってからは、どこでも一緒。ニコォと笑いながら、私を見つけにやってくる。ママが見えなくなると、額を床にこすりつけて、悲壮感たっぷりに泣き叫ぶ。

ママを求めて泣き叫ぶ

息子がママと引き裂かれる唯一の時間がある。お風呂だ。休日はパパ娘ペアがお風呂に入り、そのあと、私と息子ペアでお風呂に入る。ママと二人で幸せなお風呂タイム。ニコニコの息子。きゃっきゃ笑って、とても幸せそう。しかし、温まったところで、私がお風呂の中から呼び出しボタンを押す。柔らかかった身体の筋肉が、瞬時にガチーーン!と固くなる。息子を先にお風呂から出して、パパに保湿クリームを塗ってもらうためだ。

そしてパパがガチャっとドアを開けた瞬間、世紀末ギャン泣きするのだ。私にとって、束の間の一人の時間。少しだけ一人で湯船に浸からせてもらう。

あと、夜泣きの時。寝室から泣き声が聞こえ、パパと二人で寝室に向かう。パパがそっとドアを覗き込むと、更に泣き声が大きくなる。ママが覗き込むと笑顔になる。すっごくわかりやすい。私がベッドの中で息子をバックハグすると、息子はパパを見ながらニコニコしているらしい。

結果、個人差もあると思うけれど、我が家の男の子はママっ子が過ぎる。パパは不貞腐れていた時期もあったが、最近は息子がよちよちとパパの部屋に遊びに行くことも増えたので、デレデレ可愛がっている。

それでもやっぱり相当なママっ子だ。そんなとこも最高に可愛い。

かみやかやこ

PROFILE

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多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。デザイナーを経て、イラストレーターとして独立。2018年に女の子、2021年に男の子を出産。愛情たっぷり注ぎながら、子育てを楽しんでいる。好きなものは、海、コーヒー、いい香り、植物、ドラマ、美容情報、美味しい食べ物、アイドル。
http://kamiyakayako.com/
https://www.instagram.com/kamiyakayako/

(制作 * エチカ)

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