先輩パパとママの毎日コラムvol.587

山神千里のママ日記(4)〜こどもと一緒に進化中!〜

2023/7/20
山神千里のママ日記(4)〜こどもと一緒に進化中!〜 山神千里のママ日記(4)〜こどもと一緒に進化中!〜

フォトグラファー・山神千里さんの、赤ちゃんとの生活で訪れた変化とは。

赤ちゃんの、あまりに早いスピードでの成長と可愛さ溢れる毎日に、わたし自身もいろいろな変化がありました。

あっという間に変化したのは生活リズム。産後しばらくは「子ども産んだらもうずっと寝不足なの?」と、何人の友人に聞いたことか(笑)。1人目の赤ちゃんで上手に手を抜く方法がわからなくて、息子は夜には寝てくれるほうだったにも関わらず、自分自身がうまく睡眠時間をつくれなかったんです。6ヵ月ごろまでずっと寝不足気味でした。ようやく落ちついたのは夜泣きもなくなった7〜8ヵ月ごろで、1才前にはだいぶ楽になりました。

睡眠に関しては、息子は、本当に自分たちの子なの?と思うほど朝型。超早寝早起きなのですが、おかげさまでわたしも眠りの質が上がりました!

早朝目覚める子どものお世話をするのには、なるべく一緒に早寝することなので、一般的に睡眠のゴールデンタイムと言われる時間にしっかりと寝るように。日の出時間が早くなるとともに起床も早くなり、冬至のころには遅くなりと、自然のリズムで暮らしています。最近は日が長いので、母は5時半ころから頑張っております(笑)。 赤ちゃんって食べて寝て出して、とてもシンプルで、原始人みたいだなと感じます。

背中スイッチ発動!背中スイッチ発動!

赤ちゃんが産まれて変化したのは、睡眠だけではありませんでした。

今住んでいる街は夫婦で8年くらい住んでいるのですが、子どもが産まれるまでは知人や顔見知りというものはほぼゼロ(お気に入りの焼き鳥屋の店主さんと女将さんくらい、笑)。それが、赤ちゃんといると同じマンションの方が声をかけてくださったり、児童館などでも顔見知りやお友達ができてスーパーなどで偶然会ったりと、街で挨拶する人が一気に増えたんです。さらに、交通機関でもいろんな方が話しかけてくださったりして、赤ちゃんって存在だけでものすごいコミュ力持ってる!とびっくりしました。

抱っこ紐にすっぽり入る時期は、お出かけ全てがレジャーでした。抱っこ紐にすっぽり入る時期は、お出かけ全てがレジャーでした。

もともと夫婦共々食べることが大好きでしたが、子どもの成長を目の当たりにして、“食べるものがからだを作っている” と、一層強く思うようにもなりました。

栄養や成分はもちろん、鮮度や産地も気にするように。息子が成長したときに、何にでも挑戦できる体力のある丈夫なからだづくりをサポートできたらと思って。だからといって、すべていい食材を使い、すべてを手作りで、というわけではなくて、1日1食はベビーフードも取り入れるルールにしていました。毎食手作りしていると、メニューに行き詰まってしまうのと食材が偏りがちになると思ったからです。ベビーフードは自分では取り入れられない食材が入っているものもたくさんあって、お助けアイテムでした!

離乳食前期。好き嫌いはありません!離乳食前期。好き嫌いはありません!

実は、「育児は育自(自分)だよ」と実母に産後すぐに言われて、なんだかその言葉に抵抗感があったのですが、赤ちゃんの成長とともにゆっくりと咀嚼できてきている感覚はあります。

わたしのなかで、幼きころの母の印象はとても熱心で完璧で感謝しているので、自分は同じようには務まらないんじゃないかとずっと思ってきたのですが、だんだんとわたしはわたしらしく母になっていったらいいんだなって思っています。

小さなことですが、息子のためなら、授乳期は割とどこでもおっぱいをペロンとできるようになっていましたし、離乳期にはこぼしたり落とした米粒や食べ残しを平気で食べられるようになりました。小さな命を生かすことに必死で、カッコつけたい気持ちなどはどこかに手放していました。

表情が豊かになってきた。表情が豊かになってきた。

一方、夫は健康面や経済面でやる気スイッチが入ったようです。人生の中で、我が子と一緒に過ごせる時間を考えてひとつひとつの決断をしてくれているように感じます。

そしてもうひとつ、まだ生後7ヵ月くらいのころに、我が子可愛さあまりに「どんどん大きくなっちゃうから!」と長野に住む家族に合わせに、息子と2人で新幹線に乗って日帰りで帰省したことがありました。しかもお世話セット一式と財布の入ったバッグを在来線の吊り棚に忘れるというエピソードつきです。そのときに夫は、財布よりも息子の食料をどうしよう!と、パニックだったようです(笑)。そんな経験を経て、子どもと過ごすこと、子どもを守ることが身に沁みてわかったようで、家族で出かける際に「そろそろ出発しようよ〜♪」と手ぶらのまま言うようなことはなくなり、せっせと必要なものをバッグに準備してくれるようになりました。

山神千里

PROFILE

山神千里このライターの記事一覧

1985年埼玉県所沢市生まれ。活発で男の子のような幼少期を過ごす。高校生まではスポーツ少女だった一方でものつくりが好きだった母の影響から、絵画や造形、映画に興味を持つようになる。大学は日本大学芸術学部写真学科に進学。卒業後、広告代理店制作部勤務。フォトグラファーを志し、広告フォトグラファーアシスタントを経験。2013年からの2年間はバンコクを拠点とし活動。2015年からは東京を拠点とし、人物写真、料理写真、ウェディングフォト、ファミリーポートレートなど女性らしいあたたかみのある写真を得意として幅広く活動中。
https://www.chisatoyamagami.com/

(制作 * エチカ)

RELATED 関連情報はこちらから

RANKING アクセスが多い記事をランキング形式でご紹介。

妊娠・出産・育児は、
わからないことがいっぱい。
悩み過ぎず、自分のペースで
行える育児のカタチを紹介していきます。
コモドライフとは?