料理家として活躍中のRom岡本雅恵さんが提案する、妊婦さんの心と身体をやさしくいたわるワンディッシュ。今回は豊富な鉄分と旨味を含んだ食材のあさりを使ったラーメンをご紹介します。
鉄分を多く含む貝類は、妊娠期間にはとくに積極的に取り入れたい食材のひとつです。あさりやしじみなどは旨味もたっぷり。そこで今回はあさりのお出汁をベースにした、スープごと楽しめるラーメンをご紹介します。
妊娠中は塩分の取りすぎには注意をしたいですし、産後は赤ちゃんを連れてラーメン屋さんに行くことすらなかなか難しいですよね。このレシピは、お鍋に食材を入れていくだけでスープが完成するので、とても手軽なうえ、ご自分で作ることで旨味を活かして塩分も調整できるのがよいところです。
RECIPE
あさりと豆苗の塩ラーメン
材料2人分
調理時間約20分
中華麺 2玉
あさり(塩抜きをしたもの) 200g
豆苗 30g
生姜 薄切り2枚
(スープ)
水 600cc
黒胡椒 少々
昆布 5cm角1枚
a)
白だし 大さじ2
酒 大さじ1
塩 小さじ1
作り方
- 1.小鍋に水と黒胡椒を入れて昆布を30分浸しておく。
- 2.1の鍋にa)と生姜のスライス、あさりを入れて火にかけ、ふつふつと湧いてきたらアクを取り、昆布を取り出す。
- 3.食べやすい大きさにカットした豆苗を入れて1〜2分加熱したら火を止めておく。
- 4.別の鍋で表示通りに中華麺を茹で、水気を切って器に盛り付け、3のスープを注いだら完成(あさりは半分くらい殻から取り出して盛り付ける)。
注意点としては、あさりの口はきちんと開くまで加熱すること。ただし、火を通しすぎると硬くなるのでそこはお気をつけて。また、豆苗にシャキッと感を残すことが美味しさのポイントになります。お好みで仕上げに黒胡椒をガリっと挽いてもいいですね。ぜひ、お試しください。
PROFILE
Rom 岡本雅恵このライターの記事一覧
料理家。友人と共にフードユニットTORiとして、カフェ営業、ケータリング、webや雑誌などのレシピ提供などを経て、2020年に長野へ移住。畑に隣接する古民家をアトリエとし、Romという屋号で活動を開始。野菜を育てたり、土に近い暮らしを通じて、さらに季節と地域を意識した食の在り方を模索中。女の子と男の子の二児の母。
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(制作 * エチカ)