タイ・バンコクを拠点に活動するクリエーター・hironocさんに伺った、妊娠・子育てエピソード。
ーーりゅうせいくんはベビースイミングに通っていると伺いましたが、いつ頃からスタートしたのですか?
hironoc
りゅうせいの通うベビースイミングは、生後4ヵ月から通うことができたのですが、まだ首が安定していなかったので完全に首が据わりきった5ヵ月頃に初めて見学に行き、6ヵ月からスタートしました。
ーー1才になる前からスタートしたのですね。なぜベビースイミングに通おうと思ったのですか?
hironoc
先輩ママさんから早く始めると水を怖がらなくなると聞いたことや、水泳に通うと身体が丈夫になることがきっかけでした。私自身子どもの頃スイミングに通っていて、大人になった今唯一これは習っておいて人生の役に立った!と思った習い事だったので、ふにゃふにゃの赤ちゃんでプールに入って大丈夫なのかな?と思いつつ、見学へ行ってみました。
実際見学をしてみると、ベビーからキッズ専用の半屋内のプールで、先生は欧米人、生徒さんはタイ人のほか、日本、欧米、イスラム系の方などなど。いろんな国の方が共通の水泳というテーマで楽しんでいる姿を見て、息子の外に出る第一歩の世界が、いろんな国の方のいる世界の縮図のような空間でいいなあと感じ現在のスクールに通うことを決めました。
ーーレッスンではどんなことをするのでしょうか?
hironoc
1回のレッスンは30分で、大体3〜8組位の親子が参加しています。
先生に名前を呼んでもらいお友達との挨拶のお歌から始まり、輪になってくるくる泳いで回ったり、抱っこされながらバタ足、顎を支えながら背泳ぎしたり、潜ったり、プールサイドや大きなビート板からジャンプして水に入ったりを、親子ペアになって行い、最後にはまたお友達とバイバイのお歌で終わります。
通う前は30分って短い!と思っていたのですが、実際通ってみると、最後まで泣かないで乗り切れるのかハラハラの30分で、短いと思っていたのにとても長く感じました(笑)。
カリキュラムも、最初から潜るわけではなく、1タームである3ヵ月間は週に1回のペースで通い、頭にコップで水をかけるところからスタートし、徐々にコップでかける水の量が増え、コップがじょうろに変わり、水に慣れた頃に親子一緒に潜り、最後には先生が親御さんに向けて泳がせてくれるまで、ステップを踏んで徐々に水に慣れていきます。本当に良くできたカリキュラムだなあと、とても感心しました。
ーー徐々に水が好きになっていくようにステップが考えられているのですね。りゅうせいくんが最初に参加したときの様子を教えてください。
hironoc
夫とりゅうせいで一緒に参加し、私はプールサイドから見学だったので、表情しか確認できていなかったのですが、夫いわく、泣かずとも終始無表情で(笑)、水の中で夫にしっかり掴まっていたそうです。
ーーかわいいですね!通い始めてよかったことを教えてください。
hironoc
今通い始めて3ヵ月になりますが、スイミングを始めてから、お風呂に入った際に手で水をかいたり、楽しそうにぴちゃぴちゃお水で遊ぶようになりました。スイミング中に歌うお歌を聴いたときにも拍手をするなど、歌や音楽によく反応するようになりました。
また、レッスン中は夫と息子の2人で協力していろんな課題を乗り切っていき、ひとつ課題をクリアすると先生が赤ちゃんにハグしてキスして!と声かけをしてくれるので、“男同士でキスだなんて…”と言っていた夫も自然に息子にキスやハグができるようになりました。たっぷり父と子のスキンシップの時間になり、2人の間に結束のような友情のような何かが芽生え、距離がぐんと近くなったように感じています。
ーースイミングを通してパパと息子の絆が深まったのですね!最後にベビースイミングを習うことで気をつけていることがあれば教えてください。
hironoc
更衣室の各シャワールームに赤ちゃん用のボディーソープや親御さんのハンドソープ、綿棒やドライヤーが完備されているので、終わったあとにしっかり洗って、耳の中も水分をふきとるように心がけています。スクールでもクラスの参加の前に、フロントで検温してくださっています。
ーーありがとうございました!次回はベビースイミングで深まった、パパと赤ちゃんとの関係について伺います。
PROFILE
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ブリコルール(寄せ集めてものを作る人)。タイ・バンコクを拠点に、写真と色のきれいな布や紙などをコラージュしてものづくりに取り組んでいる。
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(制作 * エチカ)