生後2ヵ月のころ。お昼寝から起きるたび、ちょっとしたご褒美がありました。
ムスメが生後2ヵ月の頃。
まだまだ授乳もお昼寝も頻回で、昼夜問わず飲んじゃ寝て、泣いて起きたらまた飲んで…を繰り返していた頃です。
慢性的に睡眠不足だったので、寝室から聞こえてくるムスメの泣き声はさながら戦いのゴングのようなものでした。
例えるなら満身創痍&疲労困憊の負け込んだボクサーが、ズタボロで12ラウンド目に向かう時みたいな…。
でも、ちょっとしたご褒美があったんです。
お昼寝から起きたムスメを見に行くと、だいたいこうです。
のびをしています。
抱き上げても伸びっぱなしです。
ずーっとプルプル。プルプルプルプル。
満足するまでひとしきりのび切ったら、あくびをひとつして、気だるそうに目を合わせて来るのですが…
その一連の流れが、当時の私にとっては本当にちょっとしたご褒美でした。
なんで抱き上げても伸びっぱなしなの…
なんであくびしたらいい匂いするの…
こいつめ、あざといやつめーーー!って。
今思うと「ただ寝起きのたびに伸びをしてあくびする」というだけの事なのですが、ただそれだけの事が、親バカに染まった脳みそには何より効果的な目覚ましだったのでした。
PROFILE
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北海道在住。
2才児の育児絵日記をInstagramでつけています。
最近のマイブームは寝かしつけからの寝落ち。
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