お笑いコンビ「夫婦のじかん」の山西章博さん。相方でもありイラストレーターでもあるママが生活費を稼いで、パパが家事をするライフスタイルをブログやSNSで発信中です。パパ芸人山西さんが、わからないことだらけの初めての育児について書き綴ります。
産まれて4ヵ月くらいになると大体のイベントも終わり、子育てもだいぶ慣れてきました。
そんな矢先、いつもの様に朝息子が泣き出し、僕が寝室からリビングに連れて行こうと抱っこすると、背中にピキッという感覚。そしてそのまま力が入らなくなり、ベッドの上にうずくまりました。
確かにベッドの上に膝立ちで息子を抱き上げるという変な体勢でした。少しでも体を動かすと背中が痛く、もちろん起き上がる事もできません。すぐにぎっくり腰になったと理解しました。
ぎっくり腰になった人から聞いた話と、症状がほぼ一致します。ただ痛い場所は背中です。じゃあぎっくり背中です。
20分くらい痛みと格闘して、何とか起き上がり病院へ。ぎっくり腰が背中にきてるとの事でした。やっぱりぎっくり背中です。
余談ですが、ぎっくり背中になったと周りに言うと「何やそれ?」と言われます。ぎっくり背中って言葉は無いんですかね?
マッサージと針治療をしてもらい、何とか動ける様にはなったのですが、完治するまでに時間もかかるしすぐにぶり返すとの事。
困った事に、この頃の息子は僕の抱っこじゃないと寝られなかったのです。
とりあえずその日は最低限の家事だけをして、後は奥さんに任せました。もちろん寝かせるのも奥さんです。ただ奥さんは奥さんでイラストの仕事を再開していて、ちょうど締め切りと被っており、てんてこまいでした。
次の日からは前屈みにならなければそこまで痛くなかったので、整骨院に通いながらできる事はやるようにしました。
息子も抱っこしているだけなら痛みもさほどではないのですが、抱き上げたりベッドに寝かせたりという動きをすると激痛が走ります。そこで背中を固定して、膝を曲げて抱き上げたり寝かしたりしてみました。すると痛みは無かったので(たまにピキッとはなりますが)、寝かしつけはできるようになりました。
それでもお風呂に入れたり、オムツを替えたりといった事が暫くできなかったので、全部奥さんにやってもらいました。これがワンオペ育児だと思うとゾッとします。
ぎっくり背中になって思った事は、まず健康第一という事。健康でないと始まりません。
そして、育児は夫婦協力してやるという事。わが家の場合は2人で育児をやっていたので、僕も奥さんも1人だけで育児ができる状態になっていました。そのため、急なアクシデントにも何とか対応できたのです。
家庭によって、どうしてもワンオペ育児になる事もあると思います。しかし、どちらかがケガしたり病気になったりした際に、何もできない、わからないではどうしようもありません。普段仕事で育児に参加できなくても、最低限の育児や家事をできるように、そしてどこに何があるなど情報の共有をしておくと、より安心です。
そして何より大事なのは、変な体勢で子どもを抱っこしたり、重いものを持ったりしない事です!
PROFILE
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徳島県徳島市出身。吉本興業株式会社所属。2015年に同期でもある大貫さんと結婚。2016年大貫さんと夫婦コンビ「夫婦のじかん」結成。2018年第一子誕生。芸人仕事をしながら主夫もしている。
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