お笑いコンビ「夫婦のじかん」の山西章博さん。相方でもありイラストレーターでもあるママが生活費を稼いで、パパが家事をするライフスタイルをブログやSNSで発信中です。パパ芸人山西さんが、わからないことだらけの初めての育児について書き綴ります。
ぎっくり背中もまだまだ痛かった8月頃、息子に「笑う」という感情が芽生えました。
今までは泣くか無表情。音には反応するものの、リアクションがある訳ではなく、音のする方に視線を向ける程度でした。あっても新生児微笑という反射で起こる笑いのみ。しかも当時はそんなことも知らず、本当に笑っていると思ってました…。
それが、ある時急に声を出して笑ったのです。
笑った理由は何だったのか覚えていませんが、とにかくこちらのアクションに泣く以外の反応が返ってくることがとても嬉しかったです。変な言い方ですが、笑うようになって一気に人間らしさが増してきました。
そして可愛さも爆発です。
僕がふざけて顔を近づけたり、某有名芸人さんのギャグの真似をしたりすると、ケラケラと笑います。(2才現在でもそのギャグで爆笑)
そう考えるとその芸人さんは凄いですね。というのも、僕が小さい頃もその芸人さんのギャグを見てケラケラ笑っていましたから。世代を超えて子どもの心を掴んできます。
息子が笑ってくれるので、今までよりももっと息子と一緒に居たいと思うようになりました。そしてもっと笑わせようと思うようになりました。まさか父性と芸人魂の両方に火をつけられるとは…。
しかし同じことで笑わせていると、息子も飽きてくるのか、段々と笑わなくなってきます。その辺は大人も子どもも同じですね。
おもちゃとおもちゃの間から出てきてみたり、急に息子の視界に現れてみたり、色々とやってみました。しかし結局のところ、その芸人さんのギャグの真似で一番笑っていました…。
ベテラン芸人恐るべし…。
まだまだ生活のリズムが一定ではなく、夜もなかなか寝付かなかったり夜中に起きてしまい寝なくなったり。昼寝もしなかったり、原因もよくわからずグズっている時もありました。体力的に辛い時もありましたが、息子が笑ってるところを見ると吹き飛びます。
やはり子どもの笑顔は天使です。
過去の子育てでしんどかったことや、夫婦のケンカ、学生時代の嫌な思い出も吹き飛びました。
出先でも息子が笑ってる写真や動画を見て、ニヤニヤしていました。さぞ気持ち悪かったことでしょう…。
そして親バカになってしまう人の気持ちもわかるようになりました。こんな幸せなことはありません。道行く人みんなに「見て下さい!僕の息子です!」と言って動画を見せたいくらいでした。
息子が笑うようになって、楽しさは勿論ですが父親としての自覚や責任感がより出てきました。息子が色々できるようになってくるにつれて、僕も親として成長しているんだなと感じます。
それでもまだまだわからないことは沢山あります。
そして手探りの子育ては続いていくのでした。
PROFILE
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徳島県徳島市出身。吉本興業株式会社所属。2015年に同期でもある大貫さんと結婚。2016年大貫さんと夫婦コンビ「夫婦のじかん」結成。2018年第一子誕生。芸人仕事をしながら主夫もしている。
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