先輩パパとママの毎日コラムvol.312

NICE TO MEET YOU「お父さんの育児と“ピエール抱き”」

2020/3/10
NICE TO MEET YOU「お父さんの育児と“ピエール抱き”」 NICE TO MEET YOU「お父さんの育児と“ピエール抱き”」

「食とデザインとアート」をテーマに活動しながら、二児の子育てをする堀出隼さんと美沙さんのholiday流子育て回想録。今回の担当は美沙さん。堀出家の子育てに欠かせなかったというお父さんの育児と“ピエール抱き”についてです。

前回の記事で書きましたが、謡の夜泣きも日常になりつつあった生後半年頃、旦那さんのフランス人の友人「ピエール」が来日し、赤ちゃんに会いに我が家で一緒に夕食をとることになりました。ピエールも子どもをもつ先輩お父さん。私も妊娠中からフランスの子育て環境や教育に興味をもっていたので、いろいろ聞いてみたいなと楽しみにしていた夕食会でした。

謡はその頃、食べ物に興味津々。10倍粥を始めた頃でした。それまでは抱っこで食卓に参加していましたが、いざ離乳食をあげようとすると、どう抱っこして食べさせる??バウンサーに座らせたり、二人がかりで食べさせたりと何か自然じゃないなあと思っていたとき、ピエールがふと謡を抱っこして座り、足を組み、上になった足を4の字のように広げてできた三角の隙間に謡のお尻をはめて座らせました。謡はとても嬉しそう。片手で支えてはいるものの体はちゃんと安定していて、まるで2人で1つのような一体感。何それ!!とすぐに食いついた我々はすぐさまポイントを教えてもらい、さっそく旦那さんが実践。体が大きいからか、パパ抱っこに続く安定感と安心感。命名「ピエール抱き」は、この日から我が家の子育てには欠かせないものになりました。もちろん下の子・鈴もピエール抱きで育ちました。ピエール抱きは、両手を離しての抱っことなります。参考にしてみたい!という方々は、くれぐれも気を付けてください。

“ピエール抱き”の図解イラスト図解!これが“ピエール抱き”です。先日お店(神奈川・葉山にあるHOLIZONTAL)に来ていたお客さんのお子さんをお借りして久しぶりにピエール抱きをしましたが、やはり機能性は抜群です(隼)。

うちの子どもたちは旦那さんの遺伝子を受け継ぎ、今ではとっても大きく成長していますが、いまだに抱っこ!おんぶ!と甘えてくることがあります。私だけにではなく旦那さんにも普通に甘えている姿を見て、ああ、一緒に育児をして良かったなーとしみじみ思います。大変だった夜泣きの時期はただ抱っこしてくれて助かる!と思っていただけでしたが、子どもにとってはそれがお父さんとの記憶としてきちんと刻まれていて、今の父と子の信頼関係につながっていると思います。

holiday 堀出隼、美沙

PROFILE

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アートディレクターの堀出隼と料理家の堀出美沙から成るクリエイティブユニット。「make everyday happy(毎日を楽しく)」をコンセプトに、アート&フードディレクション、ケータリング、空間演出、ディスプレイ、イベント企画、オリジナルグッズプロデュースなど「食とデザインとアート」を中心に活動、湘南・葉山に食堂「HOLIZONTAL」も営業。また子どものアートを募集・展示・評価する「holidaymuseum」をオンラインで開催中。2009年生まれの謡くんと2012年生まれの鈴ちゃんの子育て真っ只中。
http://we-are-holiday.com/
instagram @weareholiday

(制作 * エチカ)

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