パパ芸人山西章博「初めての育児は、わからないことだらけ!」vol.16

ネントレ

2020/6/4
ネントレ ネントレ

お笑いコンビ「夫婦のじかん」の山西章博さん。相方でもありイラストレーターでもあるママが生活費を稼いで、パパが家事をするライフスタイルをブログやSNSで発信中です。パパ芸人山西さんが、わからないことだらけの初めての育児について書き綴ります。

息子が生後半年経った頃、我が家でもネントレをやってみることになりました。

ネントレとはねんねトレーニングの略で、1人で眠る力をつけるのが目的です。欧米では一般的に行われているらしいのですが、もちろん僕はこの時初めて知りました。

当時は母乳かミルクを飲みながら寝るか(ベッドに寝かすと高確率で起きる)、それでもダメなら寝るまで僕が抱っこしてウロウロする(ベッドに寝かすと高確率で起きる)しかなかったので、もしネントレが成功して1人で眠れるようになると生活が一変します。

というのも、抱っこを1時間近くしている時もありましたし、寝かせて泣いて起きてはまた抱っこしてを何セットか繰り返す時もありました。起きている状態で寝かせても泣かないんですけどね。とにかくこれで夜ゆっくりTVが見られます。

座っている息子さん

どういったトレーニングをするかと言うと、一言で言うなら寝かせて放っておくだけです。

やはり語弊がだいぶあるので補足します。まず、起きる時間や寝る時間を決めて規則正しい生活をします。そして毎回寝る前に、おっぱいを飲んだり絵本を読んだりとルーティーンを決める(我が家はお風呂上がりのミルクでした)。その上で、寝かせたら泣いても抱っこやおっぱいはあげず部屋を出て放っておきます。

ずっと泣いているようであれば、5〜10分に一回様子を見に行ってトントンしてあげたり、声をかけてあげたりしてまた部屋を出て行くを繰り返します。様子を見に行く時間もどんどん延ばしていくそうな。

そんなんで1人で眠るようになるのか?非常に不安でした。

お寿司のようなクッションをつけた息子さん

いざネントレ初日。ネントレは奥さんが担当することになりました。お風呂上がりにミルクを飲ませて寝室へ。いつもこの時点では大人しく、何なら眠そうにしている時もあるのですが、ベッドに寝かせて部屋を出て行くとギャン泣きが始まります。寝室からもベビーモニターからも、息子のギャン泣きが聞こえてきます。

一定時間はあやしに行かずに待っていないといけないのですが、あまりの大泣きに「大丈夫なのか?」「これで合ってるのか?」などと奥さんと話しながら様子を見ていました。分かってはいるのですが、我が子の泣き声を聞いていると、いてもたってもいられなくなります。ものの5〜6分がとても長く感じました。

様子を見に行ってトントンしてを繰り返すこと1時間。泣き疲れたと言うこともあるのでしょうが、ようやく眠りました。

一体これがいつまで続くのか?僕は特に何もしていないですが、泣き声を聞き続けているだけでとても疲れました。

息子さん

そして2日目に突入です。初日と全く同じ工程を行ったのですが、2日目は何故か30分で眠りました。慣れてきたのか?3日目は20分、それ以降はあまり泣くこともなく20分弱で眠るようになりました。すごいぜネントレ!

奥さん曰く部屋を出る時もコツがあるようで、歌を歌いながら出たり、「お母さんいるよー」と言いながらしれーっと出て行ったりするとあまり泣かなかったとか。そして大体3日間くらいで、自分で眠る力が付くみたいです。

ネントレが成功してからは僕でも寝てくれるようになりました。相変わらず小一時間で泣いて起きたり、夜中にグズって起きたりはありましたが、寝かせるのが楽になったので自分の時間もいつもより取れるようになりました。

そして何より、息子も以前より熟睡できるようになり、日中も機嫌が良い時間が増えてきました。ネントレをして本当に良かった!赤ちゃんってこんなに早い時期からスムーズに寝てくれるんだ、想像していたより手がかからないなーなんて思っていたのですが…。

ある日からまた急に寝なくなるのです。それはまた別のお話で。

山西章博

PROFILE

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徳島県徳島市出身。吉本興業株式会社所属。2015年に同期でもある大貫さんと結婚。2016年大貫さんと夫婦コンビ「夫婦のじかん」結成。2018年第一子誕生。芸人仕事をしながら主夫もしている。
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