2人のお子さんのママ・まぁゆさんに、子育ての思い出エピソードを伺いました。第6回は「写真」のお話です。
ーーお子さんのお写真をたくさん残しているまぁゆさんですが、写真はいつから撮り始めたのですか?
まぁゆ
写真は子どもが生まれる前から好きで、友人とのお出かけ先や旅行先、仕事先でと、とにかくいつもデジタル一眼レフを持ち歩いて撮っていました。
子どもができてからは、妊娠・出産・育児すべてが未知だったので、“子どもが生まれたらこう撮ろう!“という気持ちは最初はなかったのですが、だんだんと“この大切な時間を残したい!”という思いが強くなって、今は撮影するのがより楽しくなりました。
ーー普段どのようなシーンで撮影していますか?
まぁゆ
子どもたちらしい瞬間やかけがえのない日常の日々を記録をすることが好きです。子どもが面白い行動をしたとき、手を繋いで歩いている瞬間、満面の笑みで「お母さん〜!」と駆け寄ってくれたとき、子どもと両親や祖母とのやりとり、悔しくて泣いていたとき、できなかったことができたとき……など、とにかく子どもたちの日常は当たり前だけれどかけがえのない瞬間に溢れているなあと思います。もう撮った写真すべてが愛おしいです。
ーーまぁゆさんのようにお子さんの今しかない瞬間、かわいい仕草や表情を捉えるコツを教えてください!
まぁゆ
一番は「親も子どもも楽しんで写真を撮る」ことです!子どもと一緒に遊んで、親も子どもも楽しいときは勝手に笑顔が溢れるし、そんな瞬間にシャッターを切ると楽しい思い出も一緒に写真に残せるのかなと思います。
初めの頃は必死になりすぎて、ついつい子どもたちよりも写真を撮ることが優先になってしまう、なんてことを経験したのですが、親にも子どもにも何もいいことはなくて。そこを経て、“子どもと過ごした楽しい時間を残す”ことが大切なんだなということに気づいてからは、撮影するときは一緒に遊びながら撮っています。
子どものかわいい!愛おしい!面白い瞬間は待ってはくれず、いきなり起こるので面白いです。そんなとき、とにかくサッと撮れるようにカメラは手の届くところに常に置いてあります。キッチンカウンターの上だったりソファの近くだったり。送り迎えなどちょっと外に出るときでも、スマホのように小さなコンパクトカメラを持って出かけます。
ーーお子さんの写真を撮り続けることで、分かったこと、気づいたことなどはありますか?
まぁゆ
撮った写真を見返すと本当にどれも愛おしくて、撮っておいてよかったなと思います。毎日子どもと一緒にいるので、小さな変化にはなかなか気づきにくいですが、写真を見返すことで、本当に少しずつ成長しているのだなと気づきます。
また、子どもは自分の想像以上の行動をするし、時として思わず怒ってしまいたくなるようなこともあるのですが、見方を変えると今しかない面白い行動だったり、かけがえのない瞬間だったりします。カメラ越しで見ることで、子どもの行動を少し冷静に捉えられるようになったり、面白さに気づいて気持ちを切り替えられるなあと感じています。
ーー写真を撮るときのこだわりなどはありますか?
まぁゆ
あえて部屋を片付けすぎないようにしています。子どもたちのありのままの姿を残したいし、散らかっているおもちゃとかも、後から見ると懐かしいんです。なので時と場合によりますが、片付けずにその空間をまるっとそのまま残す気持ちで撮影しています。そうすると、その場のすべてに愛おしさや思い出がぎゅっと詰まっている気がします。
ーーママが写真好きだと、必然的にパパとお子さんの写真が多くなる気がしますが、いかがでしょうか?
まぁゆ
基本的に私はほぼ写っていません(笑)!子どもたちがどんぐりや石などを持ってきてくれて私を見上げた姿、3人で手を繋いで歩いている様子、抱っこしているとき……など、私のお母さんの目線が写真で残っている感じです。
でも、旅行先や春の桜の時期、紅葉の時期などは、カメラのセルフタイマー機能を使って、家族全員で写真を残すと決めています。
ーー今後もお子さんの写真は撮り続けますか?
まぁゆ
写真はずっと撮り続けたいと思っています。だんだん子どもとの距離が離れてしまうのもひとつの成長なので、撮る枚数は少なくなるかもしれません。でもその距離感を撮っていきたいです。
私は言葉では自分の気持ちを上手く伝えられないときがありますが、一枚一枚の写真に「いつも見守っているよ」という気持ちを込めて撮っていきたいです。
PROFILE
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2014年生まれの女の子、2015年生まれの男の子のママ。子どもとの日々の暮らしを写真に残し続けている。
https://www.instagram.com/maayuvvv/
(制作 * エチカ)