先輩パパとママに聞きました!vol.116

イラストレーター・角裕美さんの、赤ちゃんと一緒。「初めてのおでかけ」のおはなし。

2020/12/17
イラストレーター・角裕美さんの、赤ちゃんと一緒。「... イラストレーター・角裕美さんの、赤ちゃんと一緒。「...

一児のママで、イラストレーターとしても活躍する角裕美さんの、赤ちゃんのいる暮らしをお届けします。4回目は、赤ちゃんとの初めてのおでかけについて、里帰り出産中のことや遠く離れたご実家から帰京するときのエピソードをうかがいました。

ーー出産後、ご実家に戻られてからの初めてのお出かけは、どこに行きましたか?

角さん
産後初めて出かけたのは、退院して2週間くらいしてから。母と一緒に近所の薬局とスーパーに行きました。それまでほぼパジャマで過ごし、髪もボサボサだったので、気分転換がしたくて出かけることに。風がすごく気持ちよかったのを憶えています。

ーー初めてのお出かけ、赤ちゃんの様子はいかがでしたか?

角さん
外が怖いみたいで、外に出ると目をぎゅっと閉じて寝たふりをするのが面白かったですね。

まだ小さすぎて抱っこひもに埋まってしまう息子と、寝たふり(?)しちゃう息子。まだ小さすぎて抱っこひもに埋まってしまう息子と、寝たふり(?)しちゃう息子。

ーーまだ目は見えてないのに、かわいいですね!外に出かけるにあたって、なにか特別な準備はしましたか?

角さん
本当に近くだったのと、時間も短く、さらに母も一緒だったので特別な準備などはしませんでした。必要なものを入れたお出かけバッグを持っただけ。バッグは大学時代のかばん作家の友人が作ってくれたもので、哺乳瓶専用のポケットを付けてもらうなど、必要なときに必要なものをさっと取り出せるなど使いやすい仕様にしてもらいました。中には、おむつ、哺乳瓶、ミルク、タオル、着替え、そして母子手帳を入れて。

友達にオーダーして作ってもらったバッグ友達にオーダーして作ってもらったバッグ

ーー赤ちゃんと一緒だと、どうしても荷物は多くなっちゃいますよね。

角さん
そうですね。でも実家にいるときはだいたい母と一緒だったのと、時間も1時間以内と短かったので、それほど大荷物になることもなく振り返ってみると楽でしたね。

ーーいちばん遠いお出かけは帰京でしょうか。産後、どれくらいで東京に戻ってきましたか?

角さん
1ヵ月半で、東京に戻りました。最初はもっと早く、1ヵ月で帰る予定だったのですが、急な仕事が入ったので、それが終わるまでは母にも息子のお世話を手伝ってもらい、その後に帰ることにしました。

実家で寝ている息子実家で寝ている息子

ーー出産のときはおひとりで新幹線移動でしたが、産後はどのようにして帰ってきましたか?

角さん
同じく新幹線でした。でも今回は主人も迎えに来てくれたので3人で。行きも新幹線だったのですが、4時間以上もかかるので、なんだかとても緊張してしまって、帰る2週間くらい前から、夜寝る前にずっとシミュレーションをしてしまい、あまり眠れなかったです(笑)。座席は、息子が泣いたらすぐにデッキに出られるよう、車両間の扉の近くにしたのと、トイレのある車両間の近くを選びました。

ーー緊張の道中、赤ちゃんの様子はいかがでしたか?

角さん
眠れないほど心配していたのですが、「赤ちゃんって結構、新幹線とかだと静かに寝てくれるよ」といろんな方に言われていた通り、ほとんど寝ていました。全然知らないところで、怖くて寝たふりをしていたのかもしれないですが(笑)。

ーー心配は杞憂に終わりましたね!

角さん
はい。私はずっと心配していて、少し神経質になっていたのですが、主人がすごくいつも通りで。新幹線に驚く息子を面白がったりと、自分自身も楽しんでいたのを見て、なんだか気が抜けて楽な気持ちになりました。ずっといい子で寝ていたので、まわりの人の親切さに触れる機会は、初めての大移動ではなかったです(笑)。

ーー東京に戻ってきてからは、どんなところにお出かけしましたか?事前に行く場所の情報など調べたりなどはしましたか?

角さん
小さい赤ちゃんだった頃は、抱っこひもで気軽に出かけられたので、特に事前に調べたりすることはありませんでした。それよりも、マタニティ期の方が体が動きにくく、転んだら一大事なので階段はなるべく使わないようにするなど、気をつけていたような気がしますし、ちょっと大きくなってベビーカーなど使うようになった頃のほうがいろいろ調べましたね。当時のお出かけ先は、家の周りの散歩が多かったです。雨の日以外は出かけていました。近所のお餅屋さんに、いちご大福を買いに行くのが楽しみでした。ずっと家での生活が続くと、なんだか気持ちが息苦しくなるので、たとえ特別な場所に行かなくても、外の空気を吸うだけでも気分転換になっていました。

酉の市酉の市
角裕美

PROFILE

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武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。グラフィックデザイナーを経て、イラストレーターとして独立。雑誌、書籍、広告などで活躍するほか、定期的に個展も行う。
http://kadohiromi.com/

(制作 * エチカ)

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