まずは、ぜひ撮って残しておきたいものの代表として、母子手帳とエコー写真があります。

・母子手帳を上手にとるポイント

母子手帳は汚れないようにカバーを付けている方も多いと思いますが、撮る時には、透明のブックカバーが付いていると反射をしてしまいますので、予めはずしておきましょう。
カバーをとると、母子手帳がより鮮明に写り、反射もなくなって撮りやすくなります。

↑上：カバーつき、下：カバーなし

SNSにアップする時は、個人情報となる部分をエコー写真や小物などをつかってさりげなく隠しておきましょう。

・エコー写真の撮り方や、記念の残し方

エコー写真は平らのため、斜めから撮影をすると反射をしてしまいます。反射をしないように角度を調整して撮影をしましょう。
真上から撮ると反射しにくくなるのでおすすめです。
反射をしてしまう原因としては、窓からの光が影響している場合が多いです。
窓が近くにある場合は、黒い画用紙を置くと反射を防げます。

エコー写真はモノクロですので撮る時の背景を明るくすると、より写真が引き立ちます。

エコー写真は、丸まりやすいので、文字や見せたい部分がよくわかるよう、裏面をマステでとめるのがおすすめです。

布の上に置いて撮影をすると、柔らかいイメージになります。あえて少しシワをいれることで、自然な雰囲気で残すことができます。

こちらの写真、実は！白のスカートの上で撮影をしています！
スカートと分かるような部分は写さず、撮影をすれば、スカートに見えません。
ベットシーツの上もおすすめです。わざわざ白い布を買い足さなくても、おうちの中にあるものを工夫すれば、十分素敵な写真が撮れますよ。

光の入りやすい、窓際での撮影でチャレンジをしてみてくださいね。

また、エコー写真は、長期間保存をすると、印刷画面が薄くなってしまいます。カメラやスキャナーでデータ化をして、フォトブックなどに残しておきましょう。
バラバラにならず、一冊にまとめることができるので写真整理にもなります。

・マタニティフォト、おなかを出しての撮影に抵抗があるなら？

マタニティフォトといえば、おなかを出して撮影するイメージが多いですが、ちょっと抵抗がある…という方向けに、服を着たままでも撮れるおすすめな方法をご紹介します。

黒のタイトな服は、カッコよく、そしてお腹のラインが強調できるので、マタニティ感を出すことができます。手はおなかの上に置くことで、さらにお腹の大きさが分かりやすくなります。

お腹の下をおさえても、ふくらみを強調出来ます。

窓際のレースカーテンの近くで白のワンピースも透明感ある素敵な写真が撮れます！
お持ちのワンピースや服のデザインによって、おなかの上か下、どちらをおさえるのがよいかを試してみてくださいね。

ゆっくり過ごせるおうち時間を活用して、マタニティ時期にしか撮れない写真を、ぜひ楽しみながら残してくださいね！

こちらはマタニティの記録をPhotobackのフォトブックでマタニティブックをつくってくれた先輩ママさんの作品です。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

「Maternity photograph」

「31 weeks and 6 days」

PROFILE

shinobuこのライターの記事一覧

[講師］ママフォトグラファー shinobu（こどもとかめら）
https://www.kodomotocamera.com/
2児のママフォトグラファー。川崎市を中心に活動。独学でカメラの勉強を始め、2011年7月からPhotoLessonを開講。
「ヒルナンデス！」や「写ガール」などテレビや雑誌などでも紹介多数。

(制作 * Photoback)