料理家として活躍中のRom岡本雅恵さんが提案する、妊婦さんの心と身体をやさしくいたわるワンディッシュ。今回は包むだけでメイン料理になるお助け料理の春巻きのレシピをご紹介します。
今回ご紹介するのは、牡蠣と春菊の春巻きです。春巻きと聞くと、中に入れる餡を作って、包んで、揚げて…と面倒に思う方も多いかもしれません。でも、実はどんな食材も包み込んでくれて、メインになり、さらには揚げたての美味しさもピカイチのお助け料理でもあります。
妊娠中は抵抗力や免疫力が下がっているので、牡蠣の生食は避けたほうがよいですが、実は栄養豊富なので、加熱して食べられるこちらのレシピはオススメです。妊婦さんに必要な葉酸、亜鉛、鉄分、そしてむくみや高血圧予防によいタウリンなども豊富に含まれています。合わせた春菊も、非ヘム鉄としての植物性鉄分が豊富なので、一緒に摂ることでより効果が期待できます。
RECIPE
牡蠣と春菊の春巻き
材料
4本分 調理時間15分
牡蠣 4個
春菊 40g
春巻きの皮 4枚
胡麻油 小さじ2
すりごま 5g
塩 少々
黒胡椒 少々
片栗粉 適量
レモン 適量
作り方
- 1.春菊を2cm幅にざくざくと切る。
- 2.1をボウルに入れて、塩、胡麻油、すりごまを入れて黒胡椒をひき、よく混ぜ合わせてナムルにする。
- 3.牡蠣の水気をキッチンペーパーでふきとり、片栗粉を両面にまぶしておく。
- 4.春巻きの皮に2の1/4量のナムルと3の牡蠣を置き、包む。
- 5.フライパンに油(分量外)を2〜3cmほど入れて加熱し、少し強めの火で、両面がキツネ色になるまで春巻きを揚げる。
- 6.お好みで塩とレモンを添えて完成。





ちなみに、添えたレモンも一役買いますよ。胃酸の分泌が高まり、鉄分の吸収率が上がります!揚げたてを頬張ると、牡蠣の旨味がジュワッと出てきて、春菊の香りが鼻に抜けてとても美味しいです。火傷に注意していただき、ぜひ熱々を召し上がってくださいね。

PROFILE
Rom 岡本雅恵このライターの記事一覧
料理家。友人と共にフードユニットTORiとして、カフェ営業、ケータリング、webや雑誌などのレシピ提供などを経て、2020年に長野へ移住。畑に隣接する古民家をアトリエとし、Romという屋号で活動を開始。野菜を育てたり、土に近い暮らしを通じて、さらに季節と地域を意識した食の在り方を模索中。女の子と男の子の二児の母。
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(制作 * エチカ)