イタリア・ヴェネツィアで二人の子どもを育てる清水晶子さん。赤ちゃんの頃からのお子さんの食事についてお聞きしました。
離乳食の思い出
4才になったマティアは、ピザが大好きな男の子。2才になったサラは、蒸した人参が大好きな女の子です。
離乳食を始めたのは、マティアが生後5ヵ月の時、サラは4ヵ月くらいでした。最初は10倍粥からスタート。イタリアでは、お米のかわりに、お米のような小さいパスタを使ったりします。
スーパーマーケットの離乳食コーナーには、鶏、牛、チーズ、野菜等のペースト状になっているものが並んでいます。そんなに種類もなく、全てがペースト状になっていて、私はあまり美味しいと感じなかったのと、味が濃いように思います。
「(ペースト状のものを)何かと混ぜて作るのよ」と聞いたことがあるのですが、日本で売られているような、そのまま食べさせられる離乳食があればいいのに…と思ったりしました。赤ちゃん用のお菓子も「プラズモ」というビスケットのみ。普通に固いです。
マティアもサラも離乳食で困ったことはなく、何でも食べてくれたので助かりました。
一皿ずつ料理が出る保育園の給食
マティアは1才10ヵ月、サラは1才から、保育園に通い始めました。 保育園でのお昼ごはん(給食)は、一皿ずつ料理が出てくるのです。
蒸し野菜〜パスタかご飯〜お肉かお魚〜デザートのフルーツかヨーグルト
だいたいこの順番に出てきているようです。 子どもの頃から、一皿ずつ順番に料理が出てくるのが習慣づけられているようです。
私たち夫婦の家での食事は、朝はカフェオーレ、ヨーグルト、フルーツ。お昼はパスタかご飯もの。夜は野菜を中心にお肉かお魚を食べています。お米を食べるのは週に1〜2回くらいです。
子どもたちも大好きなカーニバルのお菓子
ヴェネツィアでは年に1度、有名なカーニバルがあります。仮面をつけたり仮装をした人たちが街中に溢れます。
そのカーニバルの時期にしか食べられない「フリテッレ」というドーナツのお菓子があります。
ドーナツの中には、クリーム、ピスタチオクリーム、干しぶどう、りんごが入っていたり、色々あります。
ヴェネツィアでは、このフリテッレの大会もあり、毎年どのケーキ屋が賞を獲得したか話題になります。
マティアもサラも、そして私たち夫婦もこのフリテッレが大好きです。
食べることが大好きなマティアとサラ、これからも家族で食事を楽しみながら笑顔で過ごしたいです。
PROFILE
清水晶子このライターの記事一覧
帽子デザイナー。フランスで帽子デザインを学ぶ。2012年、結婚を機にイタリア、ヴェネツィアに在住。息子と娘、2人の子どものママ。
(制作 * OfficeTO)