先輩パパとママの毎日コラムvol.144

きみと一緒、あたらしい時間「名付けについて」

2018/3/22
きみと一緒、あたらしい時間「名付けについて」 きみと一緒、あたらしい時間「名付けについて」

料理創作ユニットGomaの中村亮子さんの子育て日記。

「名前は我が子にいちばん最初にあげられる贈りものである」

そんな言葉をいつどこで聞いたかは忘れてしまったけれど、一人のにんげんの名前をつけさせてもらう、というのはスゴイことだと思う。

生まれてから死ぬまで、ずっと一緒。いわば一生涯のパートナーみたいなもの?

…….なんて考え始めると大層荷が重くなってしまうのですが、でも我が子が一生付き合える素敵なパートナーであるようにと思いは込めたいことは確か。だからそれなりに一所懸命考えたりはしました。

しかし…….、これがまあなかなか決まらない!ひとつに決めるのって結構難しいもんですね。

いくつか出してみた名前は字画が悪かったりしてつけられず、とか決まらない理由多数。

途中、姓名判断に長けている友人の母にもご相談させて頂いたりもして、最終的にふたつほど候補を出して、あとはもう「顔を見てから!」ってことにしました。

旬くん

最終的に決まった名前は「旬(とき)」。

季節や旬を感じることのできるように。時を大切にできるように。そんな人になってくれたらいいな、という気持ちを込めて名付けました(字画もバッチリ!)

退院後、すぐに初節句がやってきたこともあり、ちょうどいいので一緒に命名の儀を行うことになりました。

旬くんと鯉のぼり

前夜、急きょ命名の儀に向けてみんなでお習字!出産後のお手伝いに駆けつけてくれた叔母なども加わり、その場にいた家族5名で「旬」の名前を書くことに。

書道なんて久しぶりすぎて緊張したけど、呼吸を整え、姿勢を正して書くのがとても心地よかった。墨の匂いが懐かしく、心がシャンとする。心なしかみんなもいつもより姿勢が正されている感じで挑んでました。日本の心、和の心、あなどれず。

結局お父さんの書いたものを正式に使用しましたが、ズラリと並べた「旬」の字はなかなか見もので、それぞれの個性が垣間見えて面白かった。親だけじゃなく、家族みんなで書けたことはとても幸せなことだなと思います。

家族みんなで書いた「旬」

みんなの心を頂いて、大きくなってね、旬くん!

中村亮子

PROFILE

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食や子どもをテーマに料理、雑貨デザインなど幅広く活動している料理創作ユニットGomaを従姉妹のアラキミカと主宰(www.gommette.com)。媒体での作品発表他、ものづくりワークショップ開催なども行う。著書に、絵本へんてこパンやさんシリーズのレシピ本『12つきのおはなし&パンレシピ』(フレーベル館刊)、『かんたん☆かわいい♡だいすきクッキング』(あかね書房刊図書館シリーズ)、レシピ付き絵本『へんてこパンやさん』(フレーベル館刊)など子どもに向けてのものも多数。
instagram.com/ryocogoma

(制作 * エチカ)

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