先輩パパとママの毎日コラムvol.497

まだまだ新米おかあさん「夫とのミーティング」

2022/6/21
まだまだ新米おかあさん「夫とのミーティング」 まだまだ新米おかあさん「夫とのミーティング」

子育て中にちょっとしたことで起こる夫婦間のすれ違い。ライターの藤沢あかりさんは、そんなときにはミーティングを開くことで解消してきたと言います。

子育てが始まると、よく聞く悩みのひとつが「夫とのすれ違い」。夫婦が同じ方向を向き、互いに支え合えるのが理想ですが、お互いにいっぱいいっぱいだと言葉足らずで誤解を生んだり、なんで察してくれないの…と険悪になったり。そういうこと、ありませんか。わが家はありました。

そうはいっても夫は仕事で遅いし、わたしは寝かしつけで子どもと8時には布団へ、からの100%寝落ち。そんな生活をしているうちに、「夫とまともに話しどころか顔をあわせない日も多い」という日が続きました。仲が悪いわけではないけれど、このままではいけない気がする。ただただ、その日を必死に終えて、また翌日がやってくる。その繰り返しでは、家族の明るい未来が見えません。

そんなときに、たまたま取材したワークライフバランス・コンサルタントの方に教えていただいたのが、「夫婦でのミーティング」でした。夫婦で悩みや目標を共有し、中長期視点で未来や夢を話し合う、というものです。元々は会社でやっていたものを夫婦間にも取り入れるようになってから、お互いへの理解が深まり、子育ても仕事もスムーズに回り出したそう。

中長期視点のミーティングというと、なんだかとてもビジネスライクで敷居の高い印象を受けますが、つまりは現状のモヤモヤをざっくばらんに洗い出しながら、どんな家族になりたいか、これからどんなことを叶えたいか、そのためには何が必要かを互いに共有し合う、といったイメージです。

スロープの手すりにぶら下がる子ども

そうと聞いたら、早速!とわが家もやってみました。

まずはテーマを「育児」「仕事」「家庭」の3本柱とし、これからやりたいことや目標を付箋に書き出します。

「保育園の朝の送りを週に2回は担当する」「朝ごはんを家族揃って食べる」みたいな、すぐに実現できそうなことから、「年収○○○万!」「家族でハワイ旅行!」などというビッグなものまでなんでもヨシ。

そのうち、「朝起きてリビングが汚いとテンション下がるけど、夜はバタバタしていて片付ける時間がない」みたいな、普段は口に出すまでもない小さな悩みが言語化でき、「じゃあ僕が仕事から帰って、必ず片付けるようにするね」と、解決策が導かれたりもして。このとき、夫が実際に立てた目標は「帰宅後、家の中を5分間リセットする」でした。

着ぐるみを追いかける子ども

これはあくまで一例ですが、意外と言葉にしてみることで、「えっ、そんなことで悩んでたの?だったらそのぐらい、こっちでできたのに」「こっちよりあっちが優先だったのか〜言ってよ〜〜」と、見える化することで変われることがあるのだと思います。

旅行の目標であれば、手帳を広げて一年のライフイベントとともに予定を確認。「この土日と連休をつなげて有休を取ろう」「夏休みはこのあたりで」と具体的にそこで休む場所も決めてしまいます。

うちはこのタイミングで夫の育休取得を決め、希望の期間や、いつごろ上司に伝えるかなど、具体的に動き出しました。ぼんやりと「育休を取る」と思っているだけでは「取れたらいいね」で日にちだけが過ぎ、「やっぱり取れなかったな」で終わってしまっていたかもしれません。

砂場で遊ぶ子ども

「いつか」と思いながらなにも始められない漠然とした夢も、小さなモヤモヤも、付箋に書き出し、お互いに共有しながら会話をすることで、感情や実態がリアルにイメージできてくるから不思議です。

お互いの仕事についても、「忙しい」のバックグラウンドを詳しく聞くことってあんまりありませんが、「そうか、後輩の育成係ってこんなに大変だったんだな」「昇進試験のレポートが大変だったのか」など、よく知ることで、思いやりの気持ちにもつながります。

理想の夫婦、理想の家族。将来の夢や目標。なんとなく思い描くことはあっても、「目標」まで昇華する機会はなかなかありません。

子どもの相手をしながら、テレビがついたリビングでなど、日常のなんでもない会話なら、それでもじゅうぶん事足ります。でもときどきはこんなふうに、「ミーティング」と称して真剣に向き合ってみると、また違ったコミュニケーションになる気がしています。

藤沢あかり

PROFILE

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編集者、ライター。衣食住や子育てなど暮らしまわりを中心に執筆。主流・傍流にこだわらない視点で丁寧に取材し、分かりやすい言葉を使って伝えることがモットー。2012年、2017年、どちらも夏生まれの2児の母。
https://www.instagram.com/akari_kd/

(制作 * エチカ)

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