赤ちゃんとパパとの毎日をInstagramにアップし、現在12万人を超えるフォロワーのいるきなこさん。初めての妊娠、出産、育児について聞きました。
1才のクリスマスに作ったアドベントカレンダー。
前編では子どもと一緒に楽しむ「行事食」について書いてみました。
食べ物だけでなく、子どもと一緒に行事を楽しむ方法はたくさんあります。
そのひとつが行事をモチーフにした絵本です。私も毎年行事ごとに少しずつ増やしていくのが楽しみになっています。私が育った家では、季節ごと、行事ごとにその時に合った絵本がよくリビングに飾られていました。毎年その絵本が飾られるのを見るたび、「またこの季節がやってきたな〜」と感じていたものです。
お正月や節分やお月見など日本の行事について分かりやすくかわいい絵で描かれた絵本もたくさんあり、読み聞かせをしながら、思わずこちらがぷぷっと笑ってしまったり、じーんと涙してしまう内容のものもあり、大人も惹きこまれてしまいます。
そして小さな子どもだからこその楽しみ方が仮装です。節分は小鬼さんに変身したり、ハロウィンはかわいいおばけさん、クリスマスは小さなサンタさんやトナカイさんになったり。かわいい我が子がさらにキュートに。「かわいい〜!」と喜ぶママやパパの笑顔を見て、赤ちゃんも笑顔になってくれるはず。そして成長してくると、今度は仮装を自ら楽しんでくれるようになりますよ。


行事ごとのおうちの飾り付けも楽しみのひとつ。
クリスマスには毎年息子の成長に合わせたアドベントカレンダーを作っているのですが、1才のクリスマスには毎日その日のカードを開くとねずみさんが現れる仕掛けを。2才のクリスマスには息子が大好きな小魚を小箱に忍ばせてみました。

息子と一緒にその行事に合わせた工作を楽しむのが私の楽しみになっています。行事のたび、一緒にどんなことをしたら楽しいかな、喜んでくれるかな、と考える時間も、息子が見せてくれる笑顔も、私の宝物です。

行事ならではの場所にお出かけするのもまた大切な家族の思い出になります。私たちも、息子が小さな赤ちゃんの頃から、冬のイルミネーションや春のお花見、夏祭りなど、さまざまなイベントに家族で足を運んできました。去年行った場所に今年も行くと、去年よりもずっと楽しめるようになっていたり、「去年は抱っこで一緒に来たね」「ずっと眠っていたよねぇ」と夫婦で思い出話をしながら成長をしみじみと感じたり。毎年季節ごとの定番お出かけスポットを決めておくのもおすすめですよ。




慌ただしく過ぎてしまう毎日ですが、毎年必ず繰り返される行事を大切にしていくことで、息子にとっても私たち親にとってもあたたかい幸せな思い出が重なっていき、家族の絆を深めてくれるのではないかと思います。そして、そんなあったかい思い出、愛された記憶が息子のこれからの人生をあたたかく支えてくれる礎になってくれたらと願っています。家族と過ごした楽しかったあの瞬間、あの味がいつまでも僕の心をやさしく包んでくれますように。




PROFILE
きなここのライターの記事一覧
夫と息子と3人暮らし。家族で過ごす日常の風景を撮影したり、子どもと一緒に手作りおやつや工作を楽しむのが趣味。暮らしや育児を楽しむアイデアをblogで紹介中。
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(制作 * エチカ)