マタニティ&妊活ヨガインストラクターのマタニティヨガのススメvol.4

出産を楽しみにするヨガの瞑想法

2017/1/11
出産を楽しみにするヨガの瞑想法 出産を楽しみにするヨガの瞑想法

アップルのスティーブ・ジョブスやアスリートのみなさんが取り組んでいることで有名になった瞑想ですが、怪しくないの?修業みたいでできるかどうか不安・・・という声も時々聞かれます。途中で寝ちゃってもOK!な楽しい気持ちでできる瞑想について、今回ご紹介します。

ヨガといえばポーズの次に連想されるのが、瞑想ではないでしょうか?
瞑想は気持ちを穏やかにするだけでなく、直感や想像力を鍛えたり、物事をポジティブに進められたりする効果があるので、経営者やアスリートのみなさんをはじめ、会社でも取り入れているところがあります。

そして、瞑想は妊婦さんにとっても嬉しいことばかりなのです。やり方と一緒に、瞑想の効果を見ていきましょう。

・呼吸カウント瞑想法

【やり方】

自然な呼吸を続けながら、ただ1から10までゆっくりと数を数えていきます。リズムを一定に保つことが大事です。何も考えず、ひたすら数を数える瞑想です。数がわからなくなってしまわないように、指を折りながらカウントしても大丈夫です。

ただ座って目を閉じると、私たちはいろんなことを考えてしまいます。やりそびれていた連絡や夕ご飯のことなど次から次に出てくるでしょう。そのため、これはあえて何も考えないようにして気持ちを落ち着ける目的で行う方法になります。

慣れてくると、50から2ずつ引いていくといった、カウントダウン式で行っている人もいるそうです。

・イメージ瞑想法
出産に向けて最も効果的なのは、こちらの方法でしょう。

【やり方】

ゆったりと楽な姿勢で座って目を閉じたら、数回深呼吸をします。息を吐くたびに、体の力を抜いていきます。まずは簡単なことからイメージしていきましょう。美味しいご飯を食べている様子、大好きな風景でもかまいません。イメージができたら、もっと細かく想像を膨らませていきます。その時の香りや手触り、味わいや幸せを感じる気持ちなどです。

ここまでイメージできれば、ばっちりです!難しい場合は、1つや1分というように区切って行いましょう。

さらにできそうな場合は、赤ちゃんが生まれてくる時のこと、いろんな人がお祝いに来てくれた時の笑顔、すくすくと育っている自分の子・・・どんどんイメージしてみましょう。大切なのは、具体的な様子と心がどう感じているかということです。だんだんと出産が楽しみな気持ちになってきますよ!

・トラタカ瞑想法
最後はろうそくの炎を使った方法です。イメージ力をつけたい方にもおすすめです。

【やり方】

1メートルほど離れた場所の目線の高さに、見つめる対象を置きます。目の疲れもとってくれるので、ろうそくが基本なのですが、黒い点を描いた紙やお気に入りのアクセサリーでも問題ありません。ろうそくの場合は、炎の部分をじっと見つめていきます。

目を開け続けていると痛くなってくるので、痛くなったら目をぎゅっと閉じて、ろうそくを細かく思い出していきます。

瞑想は呼吸やポーズと同じように、自分自身や赤ちゃんと向き合える最高に贅沢な時間です。慣れるまでは1日1分でも良いですし、呼吸は止めなければ鼻でも口でもOKです。途中でうとうとするのも仕方ありません!音楽や大好きなアロマを活用すると、この時間が楽しみになるかもしれません。

ただ、1つだけお願いしたいのは、口角を少しあげて、ぜひ楽しい気持ちで少しずつでも続けることです。

人の体や心の可能性は無限大です。自分と家族、そしてこれから誕生する赤ちゃんの幸せな未来を信じて、かけがえのないマタニティライフとママライフを送ってくださいね。ヨガの考えや方法が少しでもお役に立てば嬉しいです!

※体調や状況はみなさん異なりますので、マタニティヨガは、かかりつけの病院・産院で確認をしてから始めてください。

栃久保奈々

PROFILE

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ヨガインストラクター。インド中央政府公認校卒業。人材サービス会社・マーケティング会社の人事を経て独立。メンタルヘルスまで意識したヨガに定評。
イベント、企業などでの出張レッスンやオンラインにて、20代から60代までの男女のヨガレッスンを行う。 『インド式 壁の乗りこえ方』(自由国民社)好評発売中。

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