先輩パパとママの毎日コラムvol.492

愛するプニプニ「出産入院準備バッグの中身」

2022/5/30
愛するプニプニ「出産入院準備バッグの中身」 愛するプニプニ「出産入院準備バッグの中身」

イラストレーターかみやかやこさんの子育てダイアリー。8ヵ月ごろからソワソワと買い物リストを作り始めたり、スーツケースをクローゼットから出したり。どんどん詰め込んだら、パンパンになったスーツケース。今回は出産入院用に準備した持ち物についてのお話です。

私は昔から遠足や旅行の準備、計画が大好きだ。友人との旅行では手作りのしおりを作り配ったり。この性分は幾つになっても変わらないのではないだろうか。

そのせいか、出産準備が妊娠中にすることで一番好きかもしれない。最近では手ぶら入院という手厚いサービスのある産院もあるが、準備大好きな私はやっぱりいろいろ詰め込みたい。

私のパッキングは妊娠後期に差しかかる8ヵ月ごろ。クローゼットの奥からゴロゴロとスーツケースを引っ張り出す。本当は中期からやりたくてうずうずしているのだが、スーツケースを広げると、部屋の中で邪魔になるので、我慢する。中期の間は入院生活に必要そうなものを入手したら、紙袋の中にポイポイ入れてまとめておく。

出産入院グッズ

まずやることは、産院でもらう出産準備リストを見ながら、何が必要かメモ起こしだ。多めの産褥パッドや母乳パッドなど必須品はもちろん、産後の自分へのご褒美も詰め込んでおきたい。

長男を産んだ産院は、産褥パッドはS、M、L、母乳パッドを一袋ずつ、赤ちゃんの肌着などかさばるものは用意してくれるところだった。スーツケースの中で大きく場所を取るような産褥パッドや母乳パッドを用意してくれるのは非常にありがたい。けれど産褥パッドのMは1パックで足りる気がしなかったので、自分でもう1パック用意した。

赤ちゃんと母子同室であれば、カメラは必須だ。映えるようにガーランドとかnew born的なフラッグもあってよいと思う。産まれてホヤホヤの期間は何枚写真に収めといてもいいものだから。入院中、家族が面会できない場合でも、写真に残しておけば、退院後、一緒に振り返られるだろう。

ゴルフボールも隙間に埋めておくと、産後の足むくみ解消のために軽いマッサージするのによい。

入院部屋はとても乾燥する。フェイスパックと濃厚フェイスクリーム、リップクリーム。試供品でいただく小分けパックやトラベルキット。何日入院するか数えながら、自分オリジナルのご褒美美容セットを作っておく。

産後は目が疲れるとも言われているので、ホットアイマスクも神器だ。心地いい温かさとよい香りに癒されて、気持ちいい…とリラックスすると、ものの10秒くらいで寝落ちする。やはり睡眠が産後の回復には一番だ。よい睡眠をとるためにお気に入りの香りもあればなおよい。

それと試供品サイズのシャンプーとトリートメント。病院のシャワー室にあるかも知れないが、使い慣れてて好みの泡立ち、香りがあると、シャワーだけでも、リフレッシュできる。

そして、ちょこっとつまめるお菓子。これは病院でしっかり栄養管理されてるから、食べ過ぎ禁物だが、ちょっとしたご褒美スイーツとして…そっと隠すように、スーツケースに入れておいた。

少し大きめの水筒とお茶パックも是非おすすめしたい。産後はたいへん浮腫むし、母乳育児なら、水分はしっかり摂らねばならない。自分の水筒で温かいお茶をいつでも布団のそばで飲めるようにしておくと、産後は快適だ。数時間前に自分で作ったお茶だけど、ホッとひと息のときに飲むと、ありがとう、数時間前の私…と優しい気持ちで温まるのだ。たんぽぽコーヒー、ノンカフェインコーヒー、ハーブティー、お茶。いろいろ用意しておくと、その日の食事やおやつに合わせて淹れられる。

携帯固定器もあるとよい。産後、夫や実家に赤ちゃんをお披露目するためにテレビ電話をすることが多かったのだが、手でスマホを持ち続けるのは疲れるし、自分も横になっていたい。そんなとき、ビヨーンと伸びて、クネクネと自由に角度が変えられるスマホ固定器が役にたった。

自分のものだらけで、赤ちゃんにも何か…とガラガラなど入れてみるが、新生児にはまだ早い。

赤ちゃんのものといえば、赤ちゃん爪切り。産院にあるかも知れないが、実際に家で使う予定のものを持っていくとよい。助産師さんにやり方を教わっておくと、家に帰ったときも安心だ。

おしりふきシートにつける、ワンタッチオープンの蓋も持っていくとよい。赤ちゃん用のおむつとおしりふきは、セットで用意してもらえることが多いと思う。おしりふきをもらったら、すぐに蓋を装着しておくと、慣れないおむつ替えも楽になる。シートがたくさん取れすぎる〜なんてことになると、病室でてんやわんやになってしまうから。

そして一番要らないのは本。心が清くなりそうな本を何冊か選んでいったが、まったく開かなかった。読む時間と体力があるなら、寝て回復させた方がよい。

まだまだたくさんあるが、そんなこんなで、私のスーツケースはパンパンになる。こんなに重くてすみません。入院のときはタクシーの運転手さんが運んでくれた。ありがとうございます。

産後、入院中

病室についたら、数日の入院で過ごしやすくなるように洗面所、ベッド周りなど、自分のテリトリーに過ごしやすいようにセッティングする(長男のときは計画無痛分娩だったので、元気な状態で入院したのだ)。

ちなみに長女のときは自然分娩だったので、産後に自分のベッドに行った。産んだその日はなにもできないが、翌朝から赤ちゃんと同室になるまでの間に同じくベッド周りにセッティングした。

出産入院は赤ちゃんとママの初めての生活の第一歩だ。産後の自分を応援するために、自分への思いやりの気持ちで準備するとよいと思う。何事も楽しんじゃえ、だ。

かみやかやこ

PROFILE

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多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。デザイナーを経て、イラストレーターとして独立。2018年に女の子、2021年に男の子を出産。愛情たっぷり注ぎながら、子育てを楽しんでいる。好きなものは、海、コーヒー、いい香り、植物、ドラマ、美容情報、美味しい食べ物、アイドル。
http://kamiyakayako.com/
https://www.instagram.com/kamiyakayako/

(制作 * エチカ)

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