先輩パパとママの毎日コラムvol.500

こいもらいふ「出産前にしたあれこれ〜生活編」

2022/6/27
こいもらいふ「出産前にしたあれこれ〜生活編」 こいもらいふ「出産前にしたあれこれ〜生活編」

エディトリアルデザイナー兼イラストレーターの齋藤州一さんとイラストレーターの野田映美さんご家族の物語。文章はパパの齋藤さん、イラストはママの野田さんが担当です。今回はマタニティ期間の生活の変化や、夫婦そして個々の過ごし方について振り返っていただきました。

これまでこいもくんが生まれてからのお話をしてきましたが、今回はちょっとだけ戻って、こいもくんがおなかの中にいた頃のことを振り返ってみようかなと思います。

とはいっても、取り立てて特別なことをしたというエピソードはそんなにありません。日々の生活に追われてあっという間のマタニティ期間でしたが、子どもを迎え入れる心の準備をしたり、逆に夫婦二人の時間を噛み締めたり、あるいは個々の時間を思い思いに楽しんだりと人生において大事な期間だったような気がします。

何か変わったこと…と言えば、とにかく生活リズムががらっと変わっていきました。

それ以前はお互い夜中まで平気で仕事をしたり、だらだらと遅くまでテレビを見たり、あるいはゲームをしたりして過ごすことが多かったのですが、妊娠が分かってからは、健康のことを考えて生活習慣を見直し、なるべく朝型の規則正しい生活をするように切り替えていきました。

「こうすべし!」という答えはないのかも知れませんがなにぶん初めてのことだったので、できることから始めようと意識を変えていったように思います。

結局こいもくんが生まれてから今に至るまで、ずっと同じ朝型生活なので、体を慣らしていくという意味でも良かったのかも(笑)?

家事については、妻は妊娠後も幸いなことに体調に大きな変化はなく、いたって健康体だったので(食べづわりが少々と便秘には悩まされた。妻談)、妊娠初期〜中期は炊事などの家事をこなし、お風呂掃除などの体を使う家事に関しては私が担当することに。中期から後期にかけて食器洗いなど私の担当を少しずつ増やしていきました。

それから産婦人科にも可能な限りなるべく付き添うようにしました。主に私がいち早くエコー映像を見たかったという理由からなのですが(笑)、はじめは小さくてなんだか分からないようなものが、日に日に人の形になってくるのはまさに生命の神秘!顔や手足がぼんやりと見えた時には何にも変え難い嬉しさと、このおなかに我が子がいるんだ!という実感を直に得ることができて、親としての意識がおなかの子の成長とともに芽生えていった気がします。

エコーがいち早く見られるほか、夫にはちょっとした気分転換になっていたのかもしれません(野田)。エコーがいち早く見られるほか、夫にはちょっとした気分転換になっていたのかもしれません(野田)。

また、出産すると当分自由にあれこれとできなくなるので、出産前にしておきたいことを話し合ったりもしました。

映画や舞台を観に行きたい、コンサートに行きたい、お気に入りのお店で美味しいものを食べたい、大体そういったようなことですが、体調に気を付けつつここぞとばかりに外出&外食をしていました。

普段あまりしないような、お弁当を作ってのがっつりピクニックをしたい! ということで実行に移したりも。そんなちょっとした非日常的なイベントもよい思い出です。

子どもが生まれると生活が一気に子ども中心になりますよね。それはそれで楽しいのですが、未だにできないことも多いので、「〇〇をやっておけばよかった」「○○に行きたかった」ということが次々と出てきて絶えません。ただ、それでも出来る限りのことやっておいてよかったなとしみじみ思います。そんな夫婦二人だけの時間が遠い昔のようで、ほんの数年前のことなのですが、なんだか懐かしい気さえします(笑)。

帰宅後、夫にあーだこーだと感想を述べたところ「エンジョイしてるね〜」との反応をいただきました(野田)。帰宅後、夫にあーだこーだと感想を述べたところ「エンジョイしてるね〜」との反応をいただきました(野田)。

と、取り留めもなく振り返ってみました。それもこれも妻がマタニティ期間中も健康でいられたからというのが大前提にあるとは思うのですが、何はともあれ、今思えば出産という目標が生まれた結果、それまでにいろいろやっておこう!という意識が生まれて、なんだかんだで充実した期間だったかも知れません。

次回はもうちょっと具体的に出産前に準備したものやことについてお話ししてみようかなと思います。

齋藤州一・野田映美

PROFILE

齋藤州一・野田映美このライターの記事一覧

齋藤州一
1980年生まれ。宮城県出身。出版社のインハウスデザイナーを経て独立。書籍のデザインやイラストレーションなどを幅広く手がける。
http://sososographics.jp

野田映美
1982年生まれ。多摩美術大学美術学部生産デザイン学科テキスタイル専攻卒業。雑誌、ウェブなど各方面でイラスト、挿絵、イラストコラムを手がける。
http://nodakimi.main.jp

(制作 * エチカ)

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