先輩パパとママの毎日コラムvol.546

はっぱと風とみちくさ子育て「赤ちゃんを迎える準備 〜住まい編〜」

2022/11/22
はっぱと風とみちくさ子育て「赤ちゃんを迎える準備 ... はっぱと風とみちくさ子育て「赤ちゃんを迎える準備 ...

自然豊かな信州でネイチャーガイドをしながら2児の子育てに奮闘中の阿部菜々恵さん。今回は赤ちゃんと暮らす住まいを子どもの成長に合わせていかに心地よく安心できるものに変化させてきているかというお話です。

赤ちゃんを迎える準備っていろいろあると思います。服におもちゃに布団…そして赤ちゃんを迎えるおうちの中も夫婦2人で住んでいたころとは変わっていきますよね。ということで、赤ちゃんを迎える住まいが赤ちゃんの成長とともにどう変わっていったかについて書きたいと思います。

赤ちゃんが我が家にやってきて3ヵ月くらいまでは抱っことねんねの繰り返し、家の中の変化はそれほどはありませんでした。でも、いつの間にかくるん、くるんと体を動かし、近くにある棚やものに手を伸ばし、ずりずりと動き始めた息子をみて、これからの日々にようやくイメージがわいてきました…(もう少し早くやれたらよかった。すべて突貫工事でした…。とほほ)。

我が家はほぼオープン収納で、どこでも手を伸ばせばものがとれるようになっています。お気に入りの食器たちは特に赤ちゃんには簡単に触れる場所に飾ってありました。ここはまず、どうにかしないと。大きな本棚も登ってしまったりしたら危ない?それにまもなくこの本たちをだしたりいれたりし始めるかな!?毎日、いや、毎回?片付けるのは大変ではないかしら?そして一歩窓の外にでればテラスがあり、テラスでもよく遊ばせていたので、洗濯を干したりする間に地面に落下する可能性もあるかも。と考えました。

天気のよい日はテラスで猫とひなたぼっこ(うつ伏せができるようになったころです)。天気のよい日はテラスで猫とひなたぼっこ(うつ伏せができるようになったころです)。

また、我が家は、薪ストーブという寒い冬にはほっこり優しい暖かさとことこといろんなものを煮込める素敵な道具があるのですが、何せ赤ちゃんには危険(トップ写真は産まれて間もないころのものです)!!さて、これらをどうしよう?ということで思いつく部分をなんとか急ピッチで赤ちゃん仕様に変えていきました。

まず、食器を飾っていた棚はすべて器を片付け、思いきっておもちゃ棚に変えました。息子の誕生のお祝いにいただいたものや、手作りしたものなどを並べるとなんだか今までと全く違うほっこりした空間になりました。そして手を伸ばしやすい高さだったので、自分からおもちゃなどとって遊ぶこともできるようになりました。息子が少し大きくなってからはまた飾り棚に戻りましたが、ふたたび今年また娘のためにおもちゃと絵本の棚が復活しました。

(左)産まれる前の飾り棚 お気に入りの食器や雑貨が飾ってありました。(右)おもちゃ棚に変身した棚。絵本棚もつけて。赤ちゃんでもとりだしやすく、見やすいように。(左)産まれる前の飾り棚 お気に入りの食器や雑貨が飾ってありました。(右)おもちゃ棚に変身した棚。絵本棚もつけて。赤ちゃんでもとりだしやすく、見やすいように。

大きな本棚はカバーをかけて、棚に手や足をかけよじ登れないようにしました。今まで雑然とした雰囲気だったスペースが、すっきりとした感じになりとても気に入りました。そして、一番課題だった薪ストーブですが、こちらは夫が材料をいろいろ調達して、手作りの柵ができあがりました。つかまりだちをするころになると、やはり息子は柵につかまっていました。火が着いている時は柵があることで安心して使うことができました。そしてこの柵は雪などで濡れたものをかけて乾かしたりすることもでき、まだ下の娘も1才なので6年たったいまでも使い続けています。今年の冬もきっと大活躍することでしょう。

(左)ずりばい、つかまり立ちを始めたころ、ようやくストーブの柵が完成。(右)設置してすぐにつかまり立ちを始めた息子。(左)ずりばい、つかまり立ちを始めたころ、ようやくストーブの柵が完成。(右)設置してすぐにつかまり立ちを始めた息子。

テラスの柵も薪ストーブで使った柵のあまりを使って作りました。そんなに強いものではないのですが、おかげで子どもたちが遊んでいても突然落下するというようなこともなく、少し離れた場所でも安心してみていられます。

まだまだ細かいところを少しずつ赤ちゃん仕様にしたり、テーブルの位置を動かしたり、成長とともに元に戻していったりと我が家の変化は続いています。またいつか夫婦2人の暮らしになるまで、我が家はこれからも変化し続けると思います。子どもたちが大きくなったら、屋根裏部屋を作ったり、増築もあり??子どもたちの成長とともに住まいの変化も楽しんでいけたらと思います。

阿部菜々恵

PROFILE

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ネイチャーガイド/保育士/野草ハーバリスト
道草を愛でること、食べることがライフワーク。軽井沢周辺の森のガイド、森のようちえんの講師などを行う。子育てや暮らしの中で美味しく、楽しい自然の楽しみ方を提案。野草茶、野草料理などのワークショップなども行う。下見と味見は2016年生まれの食いしん坊な息子と2021年生まれの娘と共に。

(制作 * エチカ)

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