先輩パパとママの毎日コラムvol.572

愛するプニプニ「イタズラマイボーイ」

2023/3/16
愛するプニプニ「イタズラマイボーイ」 愛するプニプニ「イタズラマイボーイ」

イラストレーターかみやかやこさんの子育てダイアリー。マイボーイは最近イタズラ盛り。ついこの間まで赤ちゃんらしい赤ちゃんだったのに。赤ちゃんは急にヤンチャし始めるので、心しといたほうがいい、というお話です。

生後6、7ヵ月の赤ちゃんでまだマットの上をごろごろしていた頃、ただただ平和で優しい時間が流れていた。その頃は想像もしていなかった。こんなにもヤンチャになることを。

そりゃいつか、家の床がおもちゃだらけになることだろう。お皿をひっくり返すだろう。牛乳を噴射させるだろう。

赤ちゃんの頃から、そんなヤンチャにも対応できるような安心安全な部屋づくりをしていた。マットを敷いたり、洗える素材や汚れても構わない家財、すぐに掃除道具が取れる導線づくりなどの工夫。しかし、タイミングと規模が想像をはるかに超えていくことは知らなかった。

壁にお絵描き

子どもは何をするにも想像を軽く超えてくる。不意打ちの笑顔1億万点。ダイナミックな食べ方。無限の体力。突然のお昼寝。急激な発育。宇宙のようなお絵描き。想像以上の愛おしさ。

イタズラもしかり。

どうして麦茶ですべての料理を洗うの?音量ボタン長押しでテレビの音量が急に最大。なぜバナナで壁にお絵描きしているの?パスワードをデタラメに押されてスマホのロック画面がしばらくロック。お風呂に入っていて髪の毛の泡を流そうとシャワーを引っ張ると、何故かシャワーが伸びない。目を開けると、シャワーのホースの上に器用に立ち、ニヤニヤ笑うマイボーイ。おしゃれカフェで急に「口から牛乳」にハマり、笑う息子と怒る牛乳嫌いの夫。「うちの夫は子どもの時、コンセントの穴にフォーク突っ込んで感電したんだよ〜」という話を友達から聞いて、本当にそんな事するんだ…と肝に銘じた。

どれもかわいいイタズラであるが、知らずに好奇心を持ってやる行動とこちらの反応を楽しむ行動の2種類ある。こちらの反応を楽しむだなんて…そんな知能がいつの間に発達したのか!?

それはもう有罪だが、まぁまだ赤ちゃん。好奇心ありきの行動に思えて、思いっきり咎められない。ママとしてはやめてほしいが、そんなにめくじら立てることでもなかったり…いや、やめさせるべきなんだけれど…と、絶妙なラインを狙ってくるイタズラで、そこも計算済みなのか?だとしたら賢い。

ソファからジャンプ

好奇心といえば、お姉ちゃんがソファからジャンプすれば、マイボーイもジャンプしようとする。危ない!お姉ちゃん、クッションもっと敷いて!と、台所から大声を出すことも多々。危ない環境を除外して、安全な家づくりをしたとしても、何故かデンジャラスな遊びを発見するマイボーイ。

ダメをたくさん言いたくない、ただ危ないことはやめさせなくては。親が子どもの行動をコントロールできるわけではないとわかっている。だとしても、危ないことはやっぱりダメなの。好奇心を膨らませて、いろんな経験をして、失敗と成功を積み重ね、自分のことを知り、どんどん成長してほしい。が、一線は超えてはならない。

最近、マイボーイはステップ台をえっさほいさと運んできて、台所に立つ私の横に置き、よじよじ登ってくる。自分の好きな食材があると、嬉しそうに催促するのだ。その光景を見ると、自分が子どもだった頃のあるイタズラを思い出す。母に怒られた腹いせに、コンロの火をつけ、家を火事にしてやろうと思いついた幼少期の私。車のおもちゃを持ってきて、それを台にしてコンロに手を伸ばすが、結局怖くて、泣いてしまったのだ。その光景を母は見ていて、笑いながら写真に収めていた。

実家にまだその写真がある。私はその写真を見て、その時のことを思い出すのだが、最近のマイボーイを見ていても、そのことを思い出す。血筋だな…と。この子ももう少し大きくなったら、コンロに手を伸ばすかもしれないから、チャイルドロックは絶対ロックしておこうと思う。

かみやかやこ

PROFILE

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多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。デザイナーを経て、イラストレーターとして独立。2018年に女の子、2021年に男の子を出産。愛情たっぷり注ぎながら、子育てを楽しんでいる。好きなものは、海、コーヒー、いい香り、植物、ドラマ、美容情報、美味しい食べ物、アイドル。
http://kamiyakayako.com/
https://www.instagram.com/kamiyakayako/

(制作 * エチカ)

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