※出産シーンや出産直後の赤ちゃんの写真が多く掲載されています。ご了承ください。
先日募集した<あなたの出産エピソード大募集>のアンケートをもとにみなさんの出産エピソードをご紹介していく第5弾(後編)。今回は「名前はいつ決めた?」がテーマです。先輩ママ&パパたちは、いつどのように決めたのでしょうか?
男の子だと分かってから候補を出して、生まれて顔を見て決めることにしたという、ちむさん。生まれたときに、「あっ!こっちの名前だな」と、ピンときたそう。そんなちむさんの出産は、のんびりしたスタートからはじまりますが、思いがけない出来事が訪れてしまいます。ちむさん親子は、どのように乗り越えたのでしょうか?
生まれたわが子の顔を見てから。
その日は、予定日の10日前だったので、まだ生まれないなーと思ってお散歩をしたり、お家でのんびりしたりしていました。テレビを見ていると「ちょろちょろ〜」と何かが漏れて、服を着替えました。「ん?これは破水?」と思いながら、トイレにも行きました。するとまた「ちょろちょろ〜」と漏れてきたので、急いで産院と旦那に電話を入れました。
すぐに入院することになったのですが、コロナ禍だったので旦那とは送ってもらってすぐにお別れでした。でも、助産師さんたちが声をかけてくださったこともあって、リラックスして出産することができました。赤ちゃんは2488gで少し体重が軽く、低出生体重児と記載されました。黄疸が出てケアしてもらったり、チアノーゼのようになったり、とにかく不安な毎日でした。隣の部屋からは母子同室で赤ちゃんの泣き声が聞こえるのに、我が子は保育器に入っていて、メンタルもやられていました。立ち会いも面会もできなかったので、毎日1人で泣いていましたが、看護師さんたちが話を聞きに部屋に来てくれ、人の暖かさを感じました。
私が退院する日に我が子は救急車で大きな病院に運ばれて、NICUに入ることになりました。そのときは、もう何も考えられず、ただ、ただ涙が止まりませんでした。「無呼吸発作」と言われ、チューブもつけられていた我が子は、いろんな検査を頑張りました。全ての検査に何も異常はなかったですが、無呼吸発作が起きてしまうので安全のために約1ヵ月入院していました。出産したのに一緒に帰れなかったこと、離れ離れになってしまい元気に産めなかったことを何度も自分を責めました。片道約1時間の距離を毎日通って、冷凍母乳を届けに行って我が子を見たり抱っこしたり授乳したりしながら、頑張りました。NICUの看護師さんたちもいつも優しく声をかけてくださり、話を聞いてくださって、感謝しかありません。毎日、我が子が飲んだミルクの量や体重やメッセージを書いて渡してくださり、写真も撮ってくださりました。退院の日には手形足形や写真付きのメッセージカードもいただいて、皆さんに見送っていただいて、素敵な病院に出会えてよかったと思いました。旦那も毎日残業せず早く帰ってきてくれたり、育休をとってそばにいてくれたり、「大丈夫!俺たちの子どもは強いから」など、数えきれないほどの言葉をかけてくれて救われました。元気に普通に出産することは、本当に奇跡なんだと実感しました。大切な我が子の命も、私の情緒も支えてくださった周りの方みんなに感謝の出産でした!!(ちむさん)
\私たちも、生んでから選びました!/
生まれてから決めたという、あーちゃんさん。もともと何個か候補はあったそうですが、しっくりくる名前がなく、結局ギリギリまで決まらなかったといいます。そんなあーちゃんさんは、どのような出産だったのでしょうか?
愛しい我が子に会えて、ようやく名前が決められた。
予定日1週間前の朝、尿漏れみたいなのがあり、おかしいなと思っていました。破水は“バシャーッ”のイメージだったのですが、調べていたらちょろちょろと尿漏れみたいなのもあると知り、これはもしかして?と思い、リモートで会議中の夫に連絡。病院にも電話して状況を伝えると、一応病院に来てくださいと言われました。用意をしていると、急に“バシャーッ”となって、やはり破水だった!と夫に連絡。仕事を抜けだしてくれ、一緒に病院に行くことに。タクシーで向かう間も、実感がわかず「なんか不思議な感じだね」などと会話しながら病院へ到着。検査でも破水と判明し、問題ないことも伝えてくれて一安心。即入院のため、そのまま病室へ行きました。
陣痛があるまでは普通に過ごし、もし明日まで来ないようなら促進剤を打ちますと言われて、促進剤は普通より痛くなると聞いていたため少し不安に。お昼を食べのんびり過ごした後の回診では、まだ来ないねと、先生が行った後に、なんか痛いかも?と感じたのですが、でも我慢が出来る痛みだったため、とりあえず様子を見ることに。看護師さんが様子を見に来たときに、痛くなってきたことを伝えると、「え?さっきは全然だったのに!陣痛、来てますよ!」と驚いていました。そこからは痛みとの戦いでした。そのまま分娩室へ移動し、痛みが和らいだ合間に夕飯を食べました。体力が必要だからと、痛くない時に口に入れ、痛くなると耐えて、治まったと思ったら口に入れの繰り返し。これが結構しんどかったです……。
いよいよ出産のときは、痛みに耐えつつ、看護師さんの「頭、見えてるよ!」や、「髪の毛、触りましたよ!」の声がけに、とうとうだと思いつつも、なかなか出てこないので、吸引することに。陣痛の間隔が空いてきてしまい、心拍も危ないと伝えられ不安でしたが、最後だから陣痛の間隔じゃなくてもいきんでと言われ、いきみを繰り返してやっと出てきてくれました!生まれてすぐに産声をあげて元気なことを確認。ずっと泣いていて、看護師さんも「元気だ!」と言っていたので、とても安心しました。安心したのも束の間、その後の胎盤の処理や会陰の縫合が陣痛よりも痛くて痛くて……。それでも、赤ちゃんが初めて腕のなかに来たときは、ちっちゃあああぁ!って思ったことを、今でも覚えています。とてもとても小さくて、一生懸命生きていて、今までこんな気持ちになったことないくらい、愛しいという感情が溢れていました。指もぎゅっと握ってくれて、かわいくてかわいくて仕方なかったです。(あーちゃんさん)
\私たちも、生んでから決めました!/
十人十色の名づけエピソード、いかがでしたか?
おなかのなかにいるときから呼びかけたい、お顔を見てから決めたいと、時期の理由もさまざまでしたね。画数で選んだり、家族の名前から一文字もらったり、名づけの方法もそれぞれ。でも、名づけの時期や方法は違えども、ママとパパの最初の大仕事、みなさん悩みに悩んで愛情たっぷりの満足のいく名前に決められたようですね!
この度は、たくさんのご応募を誠にありがとうございます。
プライバシー尊重の観点から、赤ちゃんの体の一部やお名前が写っている写真に関して、トリミングするなどの対応をしております。ご了承いただけますと幸いです。
力強く、感動的なエピソードや写真の数々、コモドライフにご応募いただきましたことを心より感謝いたします。