先輩パパとママに聞きました！vol.22

仕事も育児も自分らしく・１ー妊婦期と出産のことー

2016/12/13

多肉植物専門店solxsolを営む松山さん。１児のママとして、仕事をしながら子育ても楽しむ毎日のこと。

ーー松山さんは多肉植物を自ら育てながら販売や、イベントなどを行うという、とても体力の使うお仕事をされていますが、妊娠中に苦労されたことなどありましたか？

松山
初めての出産だったので、不安だらけでした。例えば、「お腹がはる」といわれても、一体どういった状況をお腹がはっているというのかなど、分からないことが山のようにあって……。また、痛みがあるにも関わらず、病院にいっても原因が分からずという事を繰り返していたので、「子宮筋腫激痛妊娠」という検索ワードでひたすら調べていました。なかには自分と同じ様な症状で悩んでいる方がいて夢中で調べたのを思い出しました。また、その後どうなったなど、未来の話も知ることができ本当に参考になりました。緊急入院したという方もいたけれど、何よりも無事に出産を皆さんが終えていらっしゃる事を知り、とても安心したのを覚えています。

ーー妊婦という同じ立場の人のリアルな声が書かれているブログは、孤独感を和らげてくれて安心しますね。ところで松山さんには「つわり」はなかったのですか？

松山
ありがたいことに特に食べられなくなったものなどもなかったのですが、むしろ「食べつわり」というタイプらしく沢山食べていました。産後母乳をあげるから、どんどん痩せられるなんていう話を信じて、食べ続けてしまった私に今教えてあげたいですよ（笑）。７キロも太ってしまって。努力をしないと、産後も痩せられないということを今身にしみて感じています。なので、妊娠中の食事制限はかなり大事だと思います！産後はストレスもたまるから、ダイエットなんて、とても出来る精神状態でないので。

ーーもともと体を動かすお仕事されてた分、余計に体重の減りがゆるやかなのかもしれませんね。

松山
そうかもしれませんね。あっ、そういえば妊娠中で大変だったことのひとつに、「洋服選び」がありました。できれば妊娠中だけでなく妊娠後も着ることができる服を探していたのですが、気に入ったものがなかなか見つからず苦労しました。パンツ系はやはり妊婦用でないと、流石に入らなくなったので、スパッツ２本とズボン１本購入し、ワンピースとコートを組み合わせて何とかやりくりしていました。妊娠前はパンツにシャツやロンTという組み合わせが多かったので、今まであまり着た事のないワンピースは新鮮でした。今でもパンツ以外は使えているので、よかったです。太ってしまったし（笑）。

ーー確かに妊娠期間だけではもったいないですし、体型が戻るまでも着られたらいいですもんね。ところで赤ちゃんの名前は、妊娠中に考えたのですか？どのようにして決めましたか？

松山
最近の名前は読み方が難しくて読めない、覚えづらいということが多いような気がしていたので、私たちは誰にでも間違えず読んでもらえ、覚えやすく、外国の方も発音し易い音であることを候補にして選びました。最後は直感でしたけど（笑）。名前は「千（せん）」といいます。

ーー千くん、かわいくて覚えやすい、そして呼びやすいですね！まもなく歩き出しそうな千くんですが、出産時のことを今でも覚えていますか？

松山
逆子だったので、帝王切開だったのですが、術後が予想を上回る痛みで……。産んだ後にこんなに辛いなんて、ほんと、びっくりしました。産後の痛みは激痛です（笑）。帝王切開の皆さんが経験する痛みだと思います。腹筋が痛くて全く使えないので、自動で動かせるベッドのスイッチが離せませんでした。それとお手洗いに行くのも、便座に座るのも、用を済ませるのも激痛で。膀胱炎になっていたのかもしれないです。また、足のむくみもすごくて、何だか下半身は自分のものではないようなほど、変わり果てました。でも、日に日に回復していくので、何日かの我慢です！みんな大変な思いをして産んでいるんだなあと、身にしみて感じた経験でした。自分の母親のことも思い出したりしました。その時はあまりの辛さに出産直後はもう２人目はないな、と思ったんですが、いまこうやって息子の顔を見ていると、やはり痛みは忘れてますね（笑）。

（次回「赤ちゃんが家にやってきた！編」に続く）