先輩パパとママの毎日コラムvol.77

小さな僕とのはじめてづくしの日々「かーちゃんと僕の『おっぱい』事情 ~後編~」

2017/6/16
小さな僕とのはじめてづくしの日々「かーちゃんと僕の... 小さな僕とのはじめてづくしの日々「かーちゃんと僕の...

赤ちゃんとパパとの毎日をInstagramにアップし、現在9万人を超えるフォロワーのいるきなこさん。初めての妊娠、出産、育児について聞きました。

前編のつづき)生後1ヵ月が経つ頃、眠り王子は目覚め、荒れ狂う夜泣き小僧へと変貌を遂げるのでした。泣いて起きる度に授乳をする日々は1才半になる今でも続いています。ですがあの眠り王子を起こす大変さに比べれば、自分からおっぱいを求めて起きてくれることはとてもありがたいとさえ思ってしまうほど。。夜中は添い乳で授乳をすることにしているので、私も体の負担が少なく、夜間の授乳は苦痛ではありません。添い乳をしたり、好きな音楽をかけてみたり、楽な姿勢をとれる気持ちいいクッションにもたれかかってみたり、自分なりのリラックスできる方法があると授乳の負担も少なくなりました。

私は体質からか、よく乳腺炎になりました。おっぱいが詰まってしまい、岩のようにカチカチになってしまうのです。その度に助産師さんのところに駆け込み、おっぱいの詰まりをとってもらいましたが、このときにしてもらうマッサージがこれまた強烈に痛い。乳腺炎以外にも白斑という状態になったり、赤ちゃんに乳首を噛まれて出血したり、様々なトラブルが起こりました。でも我が子のためなら、母はどんなに辛くてもがんばれるのです。

腕の中

母乳は血液から作られるので、バランスのとれた食事を心がけることが大切と聞き、私も産後、それまでの食生活よりも食事に気を使うようになりました。乳腺炎を防ぐためにも、油っこいものは控えめに、大好きな甘いものも手作りするようになりました。最近はシンプルな材料で作る美味しいおやつのレシピ本もたくさん発売されていて、とても参考になります。おやつ作りをすることもまたストレス発散の一つになりました。

お菓子

小さな手をおっぱいにあて、一生懸命ごくごく音をたてて飲む可愛い顔、その息づかいも体温も、私をじっと見つめる透き通った瞳も、愛おしくて幸せで、未熟な私を少しずつ母親にしてくれるように感じます。女性は子どもを産むだけで突然母親にはなれないものです。小さな我が子を抱き、たくさんの不安を感じながら、それでもこうして母と子の心が通い合う瞬間や喜びを感じる瞬間を一つ一つ積み重ねていくことで、母親としての自信となり、少しずつ成長していけるのかなと思います。

まんまるおめめ
すやすや

どれだけ母乳が出ているのか、飲めているのか、1日に何回あげたらいいのか、など最初はとても気になってしまいましたが、赤ちゃんの表情をよく見て、声に耳を傾け、求められるたびに穏やかな気持ちで母乳を与えることにすると心がふっと軽くなりました。

ぎゅっ

少しずつ言葉が出始めるようになってから、「ぷはー!」「おいちー」とニコニコ笑顔で言いながらおっぱいを飲んでくれるようになりました。母乳育児は頻回授乳や自分が体調不良のときに休むことができない大変さがありますが、その時間は全て息子と私だけのかけがえのない宝物の時間です。そんなおっぱい、息子には心の栄養としてもう少し必要とされているようです。いつか必ずくるおっぱいとのバイバイの日まで、この素晴らしいおっぱいと僕と私の関係を楽しんでいけたらいいなと思います。

絵本息子が大好きな絵本『あかちゃん』。おっぱいの絵が素敵。
きなこ

PROFILE

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夫と息子と3人暮らし。家族で過ごす日常の風景を撮影したり、子どもと一緒に手作りおやつや工作を楽しむのが趣味。暮らしや育児を楽しむアイデアをblogで紹介中。
https://www.instagram.com/kinako_710/

(制作 * エチカ)

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