先輩パパとママの毎日コラムvol.95

3人兄弟を持つ父の家族の記録「見逃せない兄と弟たちの成長の巻」

2017/9/7
3人兄弟を持つ父の家族の記録「見逃せない兄と弟たち... 3人兄弟を持つ父の家族の記録「見逃せない兄と弟たち...

3人兄弟のパパであるミヤモトタクヤさんの子育てエッセイ。今回は3人の息子の思い出を残しつづけてきた写真のこと。

私が赤ちゃんの頃の写真。母と2人の姉と。

第1回目のコラムでお伝えしましたが、3人兄弟の父親である私自身も3人姉弟。年の離れた姉2人がいる末っ子です。

私が小・中学生になった頃には、仕事に多忙だった父、家の外の世界に興味が向いていた姉だったので、家族みんなで一緒に遊んだ記憶はほんの僅かしかありません。でも、古いアルバムに残された写真を見ると、赤ちゃんだった頃の私に鯉のぼりを上げてお祝いしてくれていたんだなぁ……と知ることができます。この写真には父の姿は写っていませんが、コチラ側からこの光景を見てシャッターを切ってくれていたんだと思うと感慨深くなります。

写っているのは……写っているのは、長男と二男?二男と三男?いや、三男と長男???

ここでコラムを書かせていただくにあたり、私が過去に家族を撮った、フィルムの写真プリントやポラロイド写真を見直してみました。整理されていない写真の山から出てきたのは、3兄弟の誰を、いつ、どこで撮ったものなのか、曖昧な記憶のもので間違えそうになるものばかり。ちなみに、先の左側の写真(ソファに膝をついている2人)は長男と三男。右側の写真(パジャマ姿の2人)が三男と二男です。どちらも顔は写っていませんが、それぞれ兄弟の間でなにかのやり取りがされているのでしょう。

赤ちゃんが生まれると、ほんの少しだけ人生の先輩(お兄ちゃんやお姉ちゃん)は、まるで自分が父親や母親のように振る舞うようになります。我が家の先輩(長男)も、ときには私以上に父のようになって弟たちにしつけをしたり寄り添ったり!母親(妻)も小さい父親にうまく頼み事をして、調子に乗せてお手伝いをさせたりしてたものです。

長男にチーズを口に押し込まれる二男長男にチーズを口に押し込まれる二男

私はといえば、そんな兄弟の様子を面白いなぁ〜とカメラを向けて写真を撮ってばかり。あ……これってもしかして、私自身の父譲りの行動なのかも。子どもと一緒に過ごす時間が短いなかで、目まぐるしく変わる成長はもちろん、妻が見ていない光景も残しておこう(後で見せよう)と、常に写真を撮るようになっていたように思います。兄に世話をされていた弟が、今度は兄になってまた弟を世話する様子なんて光景を見た時には、もうシャッターを切るしかありません。

キャベツ三郎(三男)とキャベツ次郎(二男)キャベツ三郎(三男)とキャベツ次郎(二男)

我が家でも世間でよく言われる、兄弟が増えてくると変わる家庭のしつけの法則が当てはまります。1人目の子どもである長男が生まれたときには、食事や睡眠、身の回りのなにもかも起こることに不安で慎重な育児に。子どもが口にするもの、外出するタイミング、着せる服などなど、常に正解が何か探りながら行っていました。でも、2人目、3人目となるにつれて育児はかなり大雑把に!正解を探るというよりも、大失敗(大ケガ)さえしなかったら大丈夫かぁ〜という考えになりました。

テレビに夢中な兄たち かまってもらいたい弟より、いまはテレビが大事な兄たち。

長男が生まれて17年。彼の身長はすでに母親を抜いて私と変わらなくなりました。最近では一緒にニュースを見ながら時事ネタや仕事のことなども話すようになってきたりして、本当に子どもの成長には目を見張ります。そんな彼を追うように、二男や三男も力強く成長してきています。彼らとキャッチボールをすると終わった後は手がジンジンと痛み、サッカーのゴールキーパー役をかって出ても勢い良く飛んでくるボールを避けてしまうほど……。昔の写真を見ると、あんなに小さくてかわいい手足やったのに〜!!!!

でも、やっぱりいまでも彼らの寝顔は、赤ちゃんの頃と変わらないものですね(またこっそり写真を撮ろう)。

ミヤモトタクヤ

PROFILE

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1973年大阪生まれ。有限会社モノグラム取締役・ディレクター。毎日写真を撮ったり、絵を描いたり、Webや本をつくったり。週末は地域の子どもたちとボーイスカウト活動に奮闘中。
http://miyamototakuya.com

(制作 * エチカ)

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