先輩パパとママの毎日コラムvol.527

こいもらいふ「こいもくんと離乳食」

2022/10/26
こいもらいふ「こいもくんと離乳食」 こいもらいふ「こいもくんと離乳食」

エディトリアルデザイナー兼イラストレーターの齋藤州一さんとイラストレーターの野田映美さんご家族の物語。文章はパパの齋藤さん、イラストはママの野田さんが担当です。今回はこいもくんの離乳食にまつわるお話です。

こいもくんとの生活で今なおいちばん気を使っていること、はたまた気を揉んでいること、それは食事についてです。今回はそんなこいもくんの離乳食について振り返ってみたいと思います。

こいもくんの離乳食は6ヵ月ごろから始めました。一般的に離乳食が始まるといわれている月齢が近づくにつれ、どのようにしたらよいんだろう…といろいろと調べていたのですが、以前のミールキットの回でもお話しした宅配サービスの中で離乳食も充実していたため、それと一緒に離乳食を頼んでみることにしたのでした。

にんじんペーストにほうれん草ペースト、ブロッコリーペースト、白身魚のほぐし身、ミニうどんなどなど、何かと慌ただしいときに温めたりちょっと茹でたりするだけなのでとても助かります。

とはいえ、それだけだと足らないため、おかゆや旬のものなどおうちで用意できるものに関しては作ったり、なかなか作れそうにないものは市販のレトルトやフリーズドライのものを利用したりなど、いろいろと併用しながら進めていきました。

文明の利器は出来る限り使いな!と、友達である先輩ママから強めの助言をいただきました(野田)。文明の利器は出来る限り使いな!と、友達である先輩ママから強めの助言をいただきました(野田)。

さてさて、いよいよ離乳食を始めるその日がやってきました。こいもくんにとっての初めての食事はおうちで作った「10倍がゆ」です。初めて口にするおかゆの反応はいかに!?食べてくれるかなー?全然口にしてくれなかったらどうしよう。

スプーンですくっておそるおそるこいもくんの口に持っていくと…パクッ。2口目もパクッ。嫌がるどころかスプーンを掴んで自分の口に持っていこうとするー!3口、4口と食べてあっという間に完食。おかゆはどうやら気に入ってくれたみたい。無事初めての食事を終えたのでした。

それからにんじんペーストやほうれん草ペーストなど少しずつ試していったり、量を増やしていったりしました。うどんなどアレルギーが気になる食材は体に変化などがないか気を遣いながら進めていきました。

特にこいもくんのお気に入りは「かぼちゃフレーク」。水を加えるだけで裏ごししたようなトロッとしたペースト状になるのですが、しらすや白身魚と和えて食べさせると、普段ちょっと苦手なお魚もペロッと食べてくれました。

逆に最初の出会いがあまりよくなかったのが「納豆」。口にした途端、ゲーッ!とすごい勢いで戻しちゃったのでした。そんなことがそれまでなかったので夫婦で驚いてあたふたしましたが、独特の匂いでびっくりしちゃったのかも。そんな納豆も今やすっかり克服し、むしろこいもくんの大好物になっています。納豆がないと朝ごはんを食べてくれないくらい。人間何がどう転がるか分かりません笑

これは…合っているのか?とかなり戸惑いましたが、カボチャペーストと混ぜたらパクパク食べてくれました(野田)。これは…合っているのか?とかなり戸惑いましたが、カボチャペーストと混ぜたらパクパク食べてくれました(野田)。

肝心の離乳については、8ヵ月目の保育園に入る時期と合わせて徐々に母乳をやめていき、離乳食とミルクで進めていけるようになりました。ただ、そんな移行期間においても、おっぱいを咥えているとやはり落ち着くらしく、夜寝つくときや夜泣きをしたときだけ母乳をあげるという日々が続いていた記憶があります。

10ヵ月頃にはそれまでの1回食から昼と夜の2回食へ。11ヵ月ではおかゆから軟飯、そして3回食へ。1才近くなると保育園と二人三脚で相談しながら食事を進めていき、ミルクを少しずつ減らして、バナナや野菜スティックなどの手掴み食べを積極的に行うように。こうして次第に乳離れ・ミルク離れをしていったのでした。

駆け足でしたが離乳食について振り返ってみました。食事に関しては、離乳食から幼児食になった今でもなかなか食べてくれなかったり、偏った食べ方をしたりといまだに悩むことばかりで、当分悩みが尽きないんだろうなぁと思ったりもしますが、それ以上に、わーわー言いながらも一緒に同じ食卓を囲んで食事ができるのが幸せなひと時だと感じます。

将来もっと食べられるものが増えてきて、おいしいものをシェアしたり、食べ物の感想を言い合えたりする日を夢見つつ、こいもくんとの食事ライフをこれからも楽しんでいきたいです。

齋藤州一・野田映美

PROFILE

齋藤州一・野田映美このライターの記事一覧

齋藤州一
1980年生まれ。宮城県出身。出版社のインハウスデザイナーを経て独立。書籍のデザインやイラストレーションなどを幅広く手がける。
http://sososographics.jp

野田映美
1982年生まれ。多摩美術大学美術学部生産デザイン学科テキスタイル専攻卒業。雑誌、ウェブなど各方面でイラスト、挿絵、イラストコラムを手がける。
http://nodakimi.main.jp

(制作 * エチカ)

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