先輩パパとママの毎日コラムvol.113

桜の咲くころは「生まれて初めて呼んだ救急車」

2017/11/28
桜の咲くころは「生まれて初めて呼んだ救急車」 桜の咲くころは「生まれて初めて呼んだ救急車」

フォトグラファー・masacova!さんのおてんば姉妹子育てコラム。

赤ちゃんはほんのり暖かくていい匂いがして、、今となっては懐かしい思い出になった赤ちゃんとの暮らし。最近は仕事先で出会った赤ちゃんを抱っこさせてもらって癒されています。

赤ちゃんは癒しですが、我が子を育てるとなったら癒しだけでは終われません。急速な成長を遂げ頑張っている分、お熱もよく出ます(個人差はありますが)。次女もよく熱を出す赤ちゃんでした。

ずりばい期

生後8〜9ヵ月頃のある日。その日も熱が出始めた次女。病院に行くかどうか、もう少し熱が上がってきたら行こうかと抱っこしながら考えていた矢先、最初私の腕の中で眠っていると思っていた次女の顔色がみるみる悪くなり、今まで見たことのない口元からカチカチの表情になったのです。

熱性痙攣です。びっくりした私は一瞬、次女の口に浅めに指を入れました。変わらずカチカチです。

そしてどうして良いか分からず、救急車を急いで呼びました。その間の行動が携帯を落としたり、明らかに動揺する私。そんな私を見て3才の長女もこれは一大事だ、何か役に立ちたいという空気を出していて、カバンを持ってきてくれたり私の行動を見守りながら側にいてくれました。

救急車はすぐに来てくれて、保険証などをテンパりながら準備している私を横目に、先に救急車に乗って待っていてくれた長女(ええ子や…)。急いで私も次女を抱っこして乗り込み、近くの総合病院に連れて行っていただきました。

初めて乗る救急車。救急車に乗り込む少し前に次女の痙攣は治っていましたが、まだ熱でぐったりはしていました。

救急隊員の方に、「こういう時はどうしたら良いですか?」とお聞きしたら、「救急車を呼んでください」と優しく言ってくださり、不安が隠しきれない私にフォローするよう声をかけてくれました。

病院に到着してすぐに診察していただき、結果、痙攣がすぐ治ったので問題ないとのことでしたが、このことがきっかけで、次女が熱を出すたびに私はヒヤヒヤして寝ずに保冷剤で脇や股の付け根、首元などをこまめに冷やしながら様子を見るようになりました。

睡魔に負けて気づかないうちに寝てしまうこともありましたが、この寝落ちしている間にもしかしたら痙攣を起こしていたんじゃないかな?と不安を感じたり、その不安も今となっては寝ぼけながらなので、記憶は曖昧なんですが。。

その後1才を過ぎた頃にもう一度熱が出た際、次女は痙攣を起こしました。すぐに治ったので、2回目は救急車は呼びませんでした。私の心構えも初めてと2回目とでは全然違いましたが、やはり心の中ではヒヤヒヤするもんですね。

姉妹

小さい身体でぐんぐん学んで成長して、赤ちゃんってすごいんだなとつくづく感じます。そりゃ熱もいっぱい出るし、いろんなことがあるさ。と今となっては思いますが、そう思えるのは娘たちが元気に過ごしてくれているからだろうな〜と日々感謝です。

masacova!

PROFILE

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フォトグラファー。michirico(http://www.michirico.net)ディレクター。
大阪府出身。フォトプリントのプロダクト制作を長年に渡り経験したのち、2012年、キッズとレディースのブランド「michirico」を立ち上げる。写真集に「Holiday in」(ピエ・ブックス)がある。

(制作 * エチカ)

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