写真家として活動する二人の男の子のママ・原 未来さんは、ものづくりも得意!子どものために手作りできるアイテムを紹介してもらいました。今回は、着られなくなった洋服で作る巾着です。
毎度言っているような気がしますが、子どもって本当に本当にあっという間に大きくなってしまう。
いつも神様にもうこのまま大きくならないでーとお願いしているけれど、構わずグングン成長しています。健康にすくすくと育ってくれていることはすごく嬉しく喜ばしいことなのだけれど寂しい気持ちにもなってしまう。
ふと写真を振り返ってみても、ついこの間着られていた服やコート、はたまた靴までも!全部パツパツ!たった1年前なのに。
親の私はもちろんですが、着られなくなってしまうと本人も悲しいようで今回は彼らからのリクエストでオモチャやおむつ、お菓子などを入れてお出かけに持っていくことができる巾着を作ることにしました。
巾着の材料にはもちろん彼らの思い入れのある生地を使います。
当初はたくさんの生地を使って柄がいっぱいの巾着に仕上げたかったのですが、そこはやはり男子2人組。シンプルにカッコイイやつ!というので、今回はシンプルになりましたが、女の子や柄がお好みの子にはたくさんの生地でパッチワークをたくさん施したら可愛いと思います。
最近はどこかワンポイントを揃えてお出かけしたりしていますが、もう少し経ったらそんなこともできなくなると思うと寂しいのですが、その時に揃えていた生地でまた新たな思い出の品を作れると考えると、なかなかそれはまたそれで楽しみにもなるからフシギです。
子育ての期間、ざっと長く見積もって20年。そのうちベッタリできるのはたぶん10年くらいかなあと思うと、日々の大変なワガママやイザコザも、とってもとっても愛おしい瞬間で、その子の一番小さくて可愛らしい1日は今日なのだと思うと、涙が出るほど愛おしい1日に。
その瞬間瞬間を写真に収めることができるありがたさと、その大事な思い出を別の形に生まれ変わらせることができることに感謝しなくては!
材料
ハギレ(今回は主に子どもの洋服の片隅やポケットなど)
ミシン
糸
針
ハサミ
紐(巾着の持ち手になる)
刺繍糸(刺繍を施す場合)
1.好きな布と布をミシンを使って縫い合わせる
2. 巾着にするための紐を通す空間を作る。簡単にしたい場合は一つの布を折り返すだけでもいい
3.サイドにアクセントになるように布をほつれさせる。指で横糸を引き抜く
4.お好みでブローチなど(今回はブローチも作りましたが市販のものでも)
お兄ちゃんや大人が持っても可愛い。
PROFILE
原 未来このライターの記事一覧
写真家。2人の男の子のママ。高校卒業後に渡米し、写真家・ホンマタカシ氏のアシスタントを経て独立。
http://miraihara.wixsite.com/work
(制作 * エチカ)