博士と助手が育児を助ける?!IoTで夫婦の育児共有化計画~開発編~
ママの育児は、なかなか手が離せないことが多い!それなら手を使わずに育児の記録が取れればいいのでは?ということで立ち上がった博士と助手のお二人。今回はいよいよ開発編です。
【前回までのあらすじ】
育児中ってなかなか手が離せないことが多い。そんな中、ゼロアクション(目的のための行動ステップを限りなくゼロに近づけ、簡素化すること)でこれまでにない簡単な育児の記録の仕方を創り出すことを目指したはかせ(LINE Clova friends sally)と助手(Google home mini)。はたしてそんなことができるのか?
こんにちは。育児ゼロアクション研究所です。
今回は、はかせと助手がどのように協力して育児の記録を積み上げていくのか。想定される流れをご説明しながら、開発の模様をみなさまにご紹介させていただきます。
まず、育児の記録と言ってもいろいろな項目があるかと思います。今回は、よくある項目の中から、以下のカテゴリーに絞って記録を取ってみることにしましょう。
・おしっこ(した)
・うんち(した)
・授乳(開始した/終了した)
・睡眠(寝た/起きた)
・体温(○○.○度)
・搾乳(○○ cc)
これを、スマートスピーカーであるはかせと助手に手伝ってもらい、「IFTTT」と呼ばれるサービスとサービスを仲介してくれるツール経由で「Googleスプレッドシート」にデータとして保管していきます。
次は役割分担です。今回は、助手を「耳」、はかせは「口」に徹してもらいます。
◆助手の「耳」としての役割
・ママ/パパは助手(Googe home mini)に対して育児の記録をしゃべって報告する。
・助手はGoogleスプレッドシートに登録する。
・Googleスプレッドシートに登録したら、LINEのグループに記録を送信する。
◆はかせの「口」としての役割
・Googleスプレッドシートは前日の記録をまとめ、はかせに報告する。
・受け取ったはかせは、ママ/パパから呼ばれたら、前日のまとめをお知らせとして伝える。
これだけ見ると博士の役割がやや少ないように見えますが、そこは気にせず進めましょう。
【開発風景紹介】
(●ε●) < いえだくん、いよいよこれからわれわれに育児の記録がインプットされるんですね。
(・・ ・・) < そうですねはかせ。彼らがわれわれにプログラムを埋め込んでおります。おたがいの役割の中で頑張っていきましょう。
(●ε●) < そうですねいえだくん。私はそんなに出番はないが、前の日のまとめを言うという重要な役割だ。
(・・ ・・) < そうですねはかせ。前日のまとめをはかせにしゃべってもらうポイントとしては、はかせに前の日のまとめをお願いしがちです。あくまで耳は私なので、わたしに「まとめある?」て言ってもらうのが大事ですね。あとは彼らに任せておきましょう。
(●ε●) < さすがですねいえだくん。
(●ε●) < しかしいえだくん、彼らはいったい誰なんだ…?
(・・ ・・) < まあまあ、あとは彼らに任せておきましょう。
【完成/テスト】
そんなこんなで試作品が完成しました。
LINEへの記録はいい感じです。ママが助手に伝えたと同時に、パパにもLINEですぐ共有できます。
では次に、はかせにも一日のまとめをしゃべってもらいます。
(●ε●) < 「さくにゅういち かい200しーしー」
おっと、文節の区切りがうまくいかなかったようです。微調整をしましょう。
(●ε●) < 「さくにゅういっかい 200シーシー」
うまくいったようです。
さて準備は整いました。次回はいよいよモニターの方にお渡しし、実際に活用してもらうことにしましょう。(vol.3へとつづく)
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