先輩パパとママの毎日コラムvol.345

愛するプニプニ「もうすぐ産まれる~出産直前編~」

2020/8/3
愛するプニプニ「もうすぐ産まれる~出産直前編~」 愛するプニプニ「もうすぐ産まれる~出産直前編~」

イラストレーターかみやかやこさんの子育てダイアリー。本陣痛を自宅で耐え、ついに病院へ。いよいよ初めての出産。陣痛が痛くて痛くて、思いがけないことがいろいろ起きる。自然分娩、初産、立ち会い出産の体験談。

病院に向かうタクシーの中、10分ほどの間にも、陣痛は起きる。到着すると、よろよろとタクシーから出て、時間外入口から病院に入る。そして、手続きをしている最中も陣痛は起きる。手続き書類など書ける状態ではないので、夫に書いてもらう。一緒に来てもらえてよかった。ううう…とソファにうずくまり耐えるが、病院に着いたことが嬉しいし、安心しかない。手続きが終わり、5階の産科に向かう途中も陣痛は起きる。少し進んでは、陣痛がくると病院の廊下の手すりにつかまり、しゃがみこんでしまう。夫は入院用の荷物を持ちながら、腰をさすってくれた。そして、陣痛がない隙に急いで産科に向かう。

産む段階に進めたことで晴れやかな気持ちになる。

産科に着くと、すぐに診察が始まった。子宮口が4cmに開き、お産が順調に進んでいるので、すぐにLDRに移される。初めての展開。初めてのLDR。2度の自宅返しを経験したので、産む段階に進めたことで晴れやかな気持ちになる。ここまでくると、遠足気分の方が勝る。わーすごい、LDRだー。夫と盛り上がりつつ、前開きのパジャマに着替える。持参した飲み物、ペットボトル用ストローキャップ、タオル、デジカメを夫に渡し、過ごしやすい環境に整え、準備万端だ。この間も陣痛はあるが、いつでも産める安心感とこの環境にウキウキしているので、だいぶ耐えられていた。気の持ちようは本当に大事だ。

夫と病院の売店に向かう。

出産を担当してくれる助産師さんに「夕食、売店などに買いに行ってくださいね。歩いた方がお産も進むので」と言われ、夫と病院の売店に向かう。夜の病院の廊下はあまり人がいない。もちろん面会時間外だし、入院している方は自分のベッドにいる。たまに看護師さんとすれ違うが、そんな時に陣痛がきていたりするので、通りすがりの看護師さんに応援される。総合病院の夜間では、よくある光景なのだろうか。無事、売店にたどり着き、夫はたぬきおろしうどん、私は片手で食べられるおにぎり、いちご生クリームサンドを買った。

背もたれが前についている椅子に座って夕食を食べた。

部屋に戻る頃、症状が少し変わってくる。吐き気を伴うようになってきたのだ。つわりに似た、匂いに反応する軽い吐き気だった。夫が食べているたぬきおろしうどんの天かすの匂いが気持ち悪い。LDRには、陣痛をこらえやすいように、背もたれが前についている椅子があった。私はそこに座り、たぬきおろしうどんを食べる夫とやや距離を取り、その頃盛り上がっていた平昌オリンピックを観ながら夕食を食べた。まだまだ笑う余裕もあり、あと数時間後に我が子を抱いているとは思えない。夫の痛みのがしのツボ押しも慣れてきたもので、陣痛が起きるとすばやくグググッと押しに来てくれる。食べ終えた頃、助産師さんに診察してもらうと、子宮口もどんどん順調に開きお産が進んでいるので、ついにベッドに移動した。

いちご生クリームサンドが喉元に逆流してくる。

何時頃産まれるのでしょうか?日付は超えちゃうかな〜。今日中に産みたいな〜。なんて助産師さんと話しているうちに、急に止めどなく陣痛の痛みがくるようになる。今までは、痛みの間の休憩時間にゆとりがあったが、2分間隔、いや1分間隔になってきたんじゃないか。とにかく痛い時間も長くなっているし、間隔も短いため、ずっと痛い。あまりに強い痛みによる吐き気も襲ってきて、先ほど食べた、いちご生クリームサンドが喉元に逆流してくる。こんなことになるなんて、母親学級でも教えてくれなかったし、ネットにも書いてなかった…いちご生クリームサンドなんて、食べなきゃよかった、私のバカ…。

かみやかやこ

PROFILE

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多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。デザイナーを経て、イラストレーターとして独立。2018年に女の子、2021年に男の子を出産。愛情たっぷり注ぎながら、子育てを楽しんでいる。好きなものは、海、コーヒー、いい香り、植物、ドラマ、美容情報、美味しい食べ物、アイドル。
http://kamiyakayako.com/
https://www.instagram.com/kamiyakayako/

(制作 * エチカ)

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