先輩パパとママの毎日コラムvol.101

3人兄弟を持つ父の家族の記録「赤ちゃんと家族を繋げるカメラと写真のお話しの巻」

2017/10/11
3人兄弟を持つ父の家族の記録「赤ちゃんと家族を繋げ... 3人兄弟を持つ父の家族の記録「赤ちゃんと家族を繋げ...

3人兄弟のパパであるミヤモトタクヤさんの子育てエッセイ。今回は3兄弟の写真のこと。

子どもたちと一緒に作ったアイロンビーズも良い記念

子どもの成長はめまぐるしいものがあります。とくに赤ちゃんの時ほど変化が大きく、仕事で出張があって家を数日間空けようものなら帰宅して「あれ……なんか背伸びてない?」「こんなこといつの間にできるようになったの?」と驚くことも。それが遠く離れた祖父や祖母、親戚や友人・知人からするとなおさら。久しぶりの再会で子どもの姿を見ると「あんな小さかったのに……嘘でしょ!?」と言われたり。我が家は3兄弟いるため、成長した弟たちの姿を昔の兄の姿と見間違われることもあります(兄弟あるある)。

このコラムをご覧いただいている方は、恐らく子どもの頃に撮影された写真プリントが残っているのではないでしょうか?布生地の表紙に、大きくて、太くて、重〜いアルバムにまとめられていたり。子どもの頃は自分から見返すことも少なかったアルバムや写真プリントも、成人して結婚や出産を境に、親の愛情を感じる大切な宝物になるから不思議です。

お風呂場での記念写真はミヤモト家恒例お風呂場での記念写真はミヤモト家恒例

少し昔に比べ、カメラで写真を撮ることは気軽に、そして綺麗に残すことができるようになりました。なによりカメラ付きのスマートフォンは、子育て中のパパママの強い味方。昼寝中のリビングでも、ショッピングモールのフードコートでも、いつでもどこでもシャッターチャンスを逃さない名カメラマンにしてくれます。スマートフォンの中には数十枚、数百枚、数千枚の写真を残しているという方もたくさんいると思います。

私の写真体験ですが、七五三や誕生日などの特別な日に撮った写真も印象に残っていますが、なんでもない普通の日に雑然とした風景に居る子どもの姿も、撮って残しておいて良かったなぁと強く感じます。また、子どもが写っていなくても、その時代を表すもの(おもちゃ・食べもの・衣服・自動車など)も良い記録として残ります。

幼い頃の三男のアタマのどアップと雑然とした家の風景幼い頃の三男のアタマのどアップと雑然とした家の風景

さて、ここで二十数年後を想像してみます。赤ちゃんだった息子や娘は大きく成長し、仕事や結婚などで親元を離れていくかもしれません。もしかして新しい命を宿し、いまパパママの人はジジババに!そんなとき、いまスマートフォンで撮っている写真を見返すことはできるのでしょうか?大量の画像データから「1才の頃の昼寝姿」を探しだせるのでしょうか?3兄弟いる我が家の場合、それら画像データが未来もきちんと残っていて、子どもたちそれぞれの写真を探しだせる自信がありません。。。

いま子育て中のパパママへ強く伝えたいこと。それは、撮った写真は出来る限りプリントしましょう!!!ということ。「写真」や「画像データ」じゃなくて「写真プリント」で!!!!!

写真をプリントすることは、はっきり言ってめんどくさいです。時間もお金もかかります。でも、私はめんどくささも、時間も、お金もかけることが大事なことだと断言します!フォトアルバムや額に入れて家族や親戚、友人と楽しむのも良し。もしかすると、将来大きくなった子どもや孫、ひ孫たちも見返してくれるかもしれませんよー。

まだ三男が1才ほどだった頃、高尾山登頂の記念写真まだ三男が1才ほどだった頃、高尾山登頂の記念写真

そんな写真プリントの良さはわかっていても「なかなか重い腰があがらない」「始めてみたけど続けられない」という悩めるパパママへ、3つのコツをお伝えします。

3人のキャラクターは大きくなってもこの写真のまんま3人のキャラクターは大きくなってもこの写真のまんま

ひとつめ!「1ヵ月に1回、写真をプリントする」

スマートフォンやデジカメで撮った赤ちゃんの成長記録写真は、気がつけばどんどんどんどん……と溜まってきてしまいます。写真1枚1枚にはどれも思い出がつまっていて、プリントするための写真選びに困ってしまいます。でも、ここは思い切って「1ヵ月の期間で撮ったなかから10枚だけ選ぶ!」と決めてしまいましょう!たくさん撮った月も少ない月も、とにかく10枚だけ!夫婦で5枚ずつ選ぶのもいいかも。そして選んだ写真は、近くの写真屋さんやネットプリントサービスなど、やり取りに苦労しない方法でプリント出力しましょう。

スマートフォンやフィルム、ましかく写真もプリントに!スマートフォンやフィルム、ましかく写真もプリントに!

ふたつめ!「写真プリントを見られるようにまとめる」

出力された写真プリントは、そのまましまい込まないように。オススメは、やっぱりフォトアルバム。ポケットタイプでも貼れるタイプのものでも構いません。できれば見開き1ページまたは2ページで1ヵ月分の10枚に区切りをつけられるものがベストです。ここで気をつけることは、写真の順番や向きなどにこだわりすぎないこと。今後も続けて写真選びをしていくと、整合性がつかなくなってしまうことが当然のこと。はじめからあまりこだわらず、サクサクいきましょう〜!

また、フォトアルバムのほかにも、色紙1枚に切り貼りした写真を飾ったり、写真の端に穴あけパンチで穴を開けてリングを通してまとめたり……というのも。写真をプリントしたまま放置せず、ひと月分をひとつに見られるようにまとめてみましょう。

ポケットタイプのアルバムに入れた写真プリントポケットタイプのアルバムに入れた写真プリント

みっつめ!「みんなで見返す」

実はこの「みんなで見返す」が一番重要!先のふたつめ「写真プリントを見られるようにまとめる」のは、この見返すためでもあります。写真プリントの良さは、ひとりでじっくり見返したり、ときには家族や親戚、友達みんなと見返すこと。写真を撮ったときには気付かなかった、子どもの仕草や背景の映り込みなどに思わぬ発見も!フォトアルバムなどが数ページ、数冊になったときは、数ヵ月や数年前と見比べることもできます。スマートフォンに保存された写真は画面の中で並べて見比べるのは難しいけど、フォトアルバムに保管した写真プリントなら、机の上にずらーっと並べてみんなと一緒に見返すことも◎!

そして、この「みんなで見返す」楽しさが、また写真を撮ること、そして選んでプリントをするモチベーションに!続けるための気持ちを上げてくれるのです。せっかく撮った子どもの成長記録写真は、実は親の成長記録写真でもあるんです。

ミヤモトタクヤ

PROFILE

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1973年大阪生まれ。有限会社モノグラム取締役・ディレクター。毎日写真を撮ったり、絵を描いたり、Webや本をつくったり。週末は地域の子どもたちとボーイスカウト活動に奮闘中。
http://miyamototakuya.com

(制作 * エチカ)

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