先輩パパとママの毎日コラムvol.249

まいにちが宝石〜365の想い出「『写真の楽しみ方』<赤ちゃんの定点撮影編>」

2019/5/14
まいにちが宝石〜365の想い出「『写真の楽しみ方』<... まいにちが宝石〜365の想い出「『写真の楽しみ方』<...

二人の男の子のママであり、写真家として活動する原 未来さんの、子育ての楽しい思い出。今回は「赤ちゃんの定点撮影」がテーマです。

今回は次男が1才になるまで続けてきた「定点撮影」について、その頃の成長を振り返りながらお話したいと思います。

生後10日目

こちらの写真は生まれて10日目の写真です。まだまだ小さくて頼りなくてふにゃふにゃとしていました。

この頃はあまり泣くこともなく、スヤスヤとずっと眠っていたように思います。あまりにもよく眠っているので……と、このときから、妊娠中からぜひ残しておきたいと考えていた、同じカゴに寝かせて撮る「定点撮影」を『1才になるまで』と決めて月齢ごとに撮影することにしました。

撮影に使ったカゴは庭にストックしてあった枝を組み合わせて、絵画や立体のアーティスト活動をしている母が製作したもの。まるで鳥の巣のようにとてもかわいらしく作ってくれました。そこにフワフワの肌触りのいい白いブランケットを敷いて撮影を始めました。

生後20日

こちらは生後20日。母乳もミルクもよく飲みグングンと大きくなってきたのが、10日前の写真と比べるとよく分かります。生まれてすぐは顔が小さくスッキリしていたのに、もうこの頃にはまるまるとしてきました。

次男は変わらずよく眠る子でした。長男のときは不安だったからなのか、ベッドで一人では全然眠ってくれなくて、ずっと抱っこしてはそっと置いて、また起きてしまって抱っこする……を繰り返していたので、次男が生まれたときにはまたその生活がやってくると覚悟していたのに、ポカンと拍子抜けするような感じでした。

生後100日

そして生後100日。おへそについていたガーゼも取れて綺麗になりました。これまでよく眠る子だったので油断していましたが、この頃になると表情や感情もはっきりしてきて、起きている時間も長くなり、自分の意思をすごく主張するように!

生後5ヵ月

生後5ヵ月。初めての夏。大好きなリンゴと愛犬と一緒にご機嫌で撮影しました。

最初に撮影したときは2月だったので、寒くてまずは部屋をしっかりと暖めてからサッと撮影をしていましたが、暖かい時期は慌てて撮影しなくてもいいので、遊びながらのんびりと撮影しました。

生後9ヵ月

生後9ヵ月。両手でしっかりと葉っぱを掴んでいます。秋になり一緒にお散歩などを楽しめるようになって、綺麗な落ち葉をいくつも拾ってきました。部屋に飾ったり手触りを楽しむオモチャになりました。

生後11ヵ月

そして初めてのお正月。生後11ヵ月。まだ歩いたりはできないけれど、高速ハイハイや歩行器を使って自由に動き回れるようになっていました。もうじっと横になるのも嫌がるし、そもそも大きくなって、横になってもカゴから足が飛び出てしまうように!

長男のときにはなかったイタズラも、次男はすごく多くて驚きました。少し目を離した隙にいろいろなものがひっくり返っていたり、みかんを皮ごと食べていたり!まだ歩けないのにロフトへ続く梯子を登ってしまったり!

かわいいけれど全く目が離せない子で、日々「大変!大変!」と周りに言っていたように思います。でも「大変」は、“大きく変わる時期”だと、自分に言い聞かせてなんとか過ごしていました。

生後12ヵ月

生後12ヵ月。もうすぐ1才のお誕生日という時期の節分です。母が作ってくれた鬼のお面を怖がって泣きながらカゴに座っています。この頃になると意思疎通もかなりしっかりとできるようになってきて更に楽しくなってきました。

こうして定点撮影を1才になるまで1年間続けてみて、毎月撮影する日が待ち遠しくなるくらい楽しくて、やってみて本当によかったと思います。

定点撮影するにあたって気をつけていたことは、見返したときに比較ができるように

1.カゴを大体同じ大きさで撮る
2.赤ちゃんのサイズ感が分かるような物などを一緒に配置
3.撮影は日中の明るい時間帯

と自分なりのルールを決めて撮影していました。季節のものと一緒に撮影したことも、撮影時期や月齢がパッと分かるのでよかったと思います。

少し後悔していることは、1年間と決めて撮影していましたが、1年間といわずもう少し大きくなるまで、ずっと続けていたらもっと楽しかったかなあ……と感じています。

大きなカゴが用意できなくても、同じぬいぐるみなどと一緒に撮影してもサイズの変化が分かるのでいいと思いますし、寝かせた姿だけではなく、ベビーカーやチャイルドシートなどのように少し傾斜のあるようなところで撮っても、赤ちゃんの顔が少しだけ起き上がるので、かわいらしいお顔が撮影できると思います。

動きがゆっくり穏やかな、かわいいかわいい赤ちゃんの時期。うっかりしているとあっという間に過ぎてしまいます。意識的に写真に残しておくと、振り返ってみたときにとっても大切な宝物になると思います。

原 未来

PROFILE

原 未来このライターの記事一覧

写真家。2人の男の子のママ。高校卒業後に渡米し、写真家・ホンマタカシ氏のアシスタントを経て独立。
http://miraihara.wixsite.com/work

(制作 * エチカ)

RELATED 関連情報はこちらから

RANKING アクセスが多い記事をランキング形式でご紹介。

妊娠・出産・育児は、
わからないことがいっぱい。
悩み過ぎず、自分のペースで
行える育児のカタチを紹介していきます。
コモドライフとは?