先輩パパとママに聞きました!vol.49

赤ちゃんと行く海外旅行のコツ(4)イギリス滞在編

2018/6/4
赤ちゃんと行く海外旅行のコツ(4)イギリス滞在編 赤ちゃんと行く海外旅行のコツ(4)イギリス滞在編

赤ちゃん連れで海外旅行に行くママパパが増えています。毎年赤ちゃんと一緒に海外旅行(イギリス帰省)をしているママパパに「赤ちゃん連れの海外旅行」についてお聞きします。

これまでの記事
赤ちゃんと行く海外旅行のコツ
(1)準備編
(2)羽田空港編
(3)長時間のフライト編

現在3才と0才のお子さんがいるパトリックさんとマユさん。毎年、パパのご家族がいるイギリスへ帰省しているお2人に、赤ちゃんと行く海外旅行についてお聞きします。今回は宿泊に利用したアパートメントのことや赤ちゃんの時差ボケ、現地での離乳食のことなどについて、お話ししていただきました。

イギリスでは民泊のアパートメントに滞在

ーー今回のイギリス帰省は何日間行かれましたか?

パパ
ロンドンで2泊、ボクの家族がいるリーズに7泊、帰国の前日に空港直結のホテルに前泊し、10泊12日をイギリスで過ごしました。

ーーロンドンとリーズの滞在に民泊(アパートメント)を利用されたとのことですが、民泊を選んだ理由を教えてください。

ママ
3才の長男と6ヵ月の次男がいたので、アパートメントをまるごと1軒借りた方が長男も走り回って遊べるし、洗濯や料理も自由にできて便利かと思い、今回初めて民泊を利用しました。

滞在した民泊のアパートメントで授乳中のパトリックさん滞在した民泊のアパートメントで授乳中のパトリックさん

ーー民泊(アパートメント)は、どのようなお部屋でしたか?

パパ
民泊は部屋の当たり外れがあると思うので少し心配でしたが、ロンドンの滞在先は立地も良くて小綺麗でちょうど良いサイズだったし、リーズの滞在先は築年数は完全に100年超えで一部の床が若干歪んでいたものの、水回り含め全部屋リフォーム済みで、室内は豪華なホテルのようでした。どちらのホストも親切で、タオル等も提供してくれました。

民泊(アパートメント)の部屋でのびのび遊んで過ごした長男のアキトくん民泊(アパートメント)の部屋でのびのび遊んで過ごした長男のアキトくん

ーーお部屋ではどのように過ごしましたか?

ママ
近所のスーパーで食材を買い、広いキッチンで毎日料理をしたり、夫の家族を招いて、次男のハーフ・バースデー・パーティーもしました。パーティーの後も備え付けの食洗機が大活躍!洗濯・乾燥もほぼ毎日できました。

ホテルではなく民泊を利用したことで、イギリススタイルの家事・生活ができて、私もテンションが上がりました。

ーー離乳食はどのように準備しましたか?

ママ
1回食で食べる量も少量だったこともあり、日本からフリーズドライのおかゆとニンジンにサツマイモ、瓶詰めの離乳食(おかゆ、緑黄色野菜のピューレ、りんごのピューレ)を持参しました。

離乳食
滞在した民泊(アパートメント)の部屋で離乳食を食べさせているパトリックさん滞在した民泊(アパートメント)の部屋で離乳食を食べさせているパトリックさん

ママ
イギリスのドラッグストアやスーパーでも生後4ヵ月からの離乳食が買えますが、まだ次男が食べられるものが少なかったので、日本で事前に試していたものだけを持っていきました。

民泊(アパートメント)に滞在したので、電子レンジも使えて、温めも簡単でした。使い慣れたスプーンとお食事エプロンも1セット持って行きました。

赤ちゃんの時差ボケのこと

ーー赤ちゃんに時差ボケのような症状は出ましたか?時差ボケ対策のようなものがあれば教えてください。

ママ
6ヵ月の次男は時差ボケ症状がありました。今回の旅行では到着後3日間くらい時差ボケしていて、イギリス時間の午後2時とか3時(日本時間の夜)には深く眠り、イギリス時間の夕方〜夜にお風呂や授乳して頑張ってペースを作りましたが、イギリス時間午前1時〜3時頃(日本時間のお昼)に起きて、機嫌良く遊び始めてそのまま3〜4時間くらいはどうやっても寝ない、という感じでした。

おでかけ中の様子

パパ
長男は、時差ボケが4日間は続いて、ロンドン観光中の午後3時くらいにベビーカーを占拠しそのまま6〜7時間くらいどうやっても起きないとか、午前1時から晩ごはんとお風呂、という日もありました。

ママ
親の自分たちは、機上ではなるべく寝ずに過ごして到着した日もなるべく活動的に過ごし、その日の夜に早めに就寝して、2日目には時差ボケ解消を目指す、というのがいつものパターンですが、今回は子ども2人の時差ボケにどうしても引きずられて、親の私たちもヘロヘロでした(笑)。

イギリス・ロンドンの街並みイギリス・ロンドンの街並み

パパ
時差ボケを完全に防ぐのは難しいので、時差ボケにどう対処するか、どうやって早めに解消させるかが大事だと思います。到着後3日間くらいはスケジュールを詰め込み過ぎず、外出先で子どもが深く眠ってしまった時の移動手段なども無理がないようにする必要があるかもしれませんね。

ママ
3度の食事と入浴は、なるべく現地時間に併せてリズムを作れると良いですが、無理やり起こしておくことで子どもの体調や機嫌が悪くなってしまうと楽しい旅行が台無しなので、子どもの様子をよく見ながら調節していく感じですね。

ベビーカーは持って行く!?

ーーベビーカーは持って行ったほうがいいですか?

ママ
次男が生まれる前、長男がまだ赤ちゃんだった時には、ベビーカーは持って行かなかったんです。移動は抱っこ紐で過ごせたのと、親戚から数日間、ベビーカーを借りたりできたので。

でも今回はベビーカーを持って行って大正解でした。長男がお昼寝してしまった時には、6ヵ月の次男は抱っこ紐に入れて、重たい長男をベビーカーで寝かせることができました。

ベビーカーに乗るお子さんをあやすマユさん

おでかけ先で衛生的なおむつ替えスペースが見つからない時なども、ベビーカーに乗せたまま、おむつ替えができます。現地でのおでかけや移動が多い場合は、ベビーカーがあると助かります。

パパ
家族や親戚の家を訪れた時に、土足だったりペットがいたりする家では、赤ちゃんを床の上で寝かせておけないので、ベビーカーごと部屋に入れていました。ベビーカーの中なら清潔・安全です。

ママ
外食する時にもベビーカーをテーブルの横に付けて寝かせておけるので便利ですね。

外食する時にもベビーカーをテーブルの横に付けて寝かせておけるので便利

ーーイギリスの街は、ベビーカーでのおでかけに優しいですか?

パパ
空港やターミナル駅であれば、エレベーターは大体設置されているので、ベビーカーでの移動も問題ないです。ただ、ロンドン中心部の主要駅であっても、エレベーターがないとか、あっても相当不便で遠い経路しかないということはありますね。

ママ
イギリスの人たちは赤ちゃん連れにとても親切で、階段の近くにいると、「ベビーカーを降ろすのを手伝いましょうか?」と声をかけてくださったり、電車の乗り降りを手助けしてくださったり。温かくて優しいです。

おでかけ先の授乳について

ーー街中にベビー休憩室のようなところはありますか?

ママ
新しいショッピングセンターには、とても広くておむつ替え設備の整ったベビー休憩室もあります。ただ、ミルク用のお湯が出る設備は見たことないです。イギリスでは粉ミルクではなく、液体ミルクが主に販売されているので、お湯は不要なのかもしれませんね。ミルクが必要な方は、イギリス旅行される時は魔法瓶でのお湯の持ち歩きが必要ですね。あと、ヨーロッパは大体硬水なので、調乳用にミネラルウォーターを買うなら、硬度の低いものを選ぶ方が良いと思います。

カフェでママが食事をしながら赤ちゃんに授乳している様子はよく目にします。私も外出先で授乳ケープを使って授乳していました。3年前に長男に授乳する時にケープを使っていると、周りのママたちから「それ(ケープ)すごく便利でいいわね!」と声をかけられることがあり、ケープを使う人は少なかったように感じましたが、今回のイギリス帰省時にはケープを使っているイギリス人ママも結構見かけました。

ベビーカーを押すマユさん

ーー赤ちゃんと初めての海外旅行をされるママパパに、滞在先でのアドバイスがあればお願いします。

パパ
ボクたちが心がけていることをまとめると

こんな感じでしょうか。

海外旅行をするのにとても大切なこと

ママ
必ず海外旅行保険に加入し、いざという時の連絡先も持ち歩いておくこと(保険会社の現地デスクの連絡先等)は大事ですね。

実は今回の旅行中、斜めに歩いてきた男性の足に引っかかって、次男を抱っこしたまま転倒してしまったんです。次男に大事はなかったから良かったものの、もしもの時には病院に行った方がいいですからね。

私の友人も赤ちゃん連れでグアム旅行したら、現地で高熱が出て急遽病院を受診した、というケースがありましたので、「保険の加入」と「いざという時の連絡先」は忘れずに!

ロンドン市内の地下鉄にてロンドン市内の地下鉄にて。長男のアキトくんは、ママの真似をしてカエルさんを抱っこ。

ーー次回は、イギリスの空港のことについてお聞きします。

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