Rom岡本雅恵の妊婦さんの心と身体を支えるレシピ「まるごとグレープフルーツゼリー」
料理家として活躍中のRom岡本雅恵さんが提案する、妊婦さんの心と身体をやさしくいたわるワンディッシュ。今回は爽やかな酸味を楽しむグレープフルーツをまるごと使ったゼリーのレシピです。
妊娠すると酸っぱいものが食べたくなるとはよく言われることですが、かくいう私も妊娠中は胃がムカムカしたり食欲がないときに、酸味のある食べ物には何度も助けられました。そこで今回は爽やかな酸味がおいしく、年中手に入りやすいグレープフルーツを使ったゼリーをご紹介します。
グレープフルーツの中身をくりぬき、果肉や果汁を余すことなく使っているので、果実味をしっかりと感じることができます。皮は器に見立て、見た目にも可愛いデザートです。また、作っている最中は柑橘系のアロマ効果で癒されますよ。手作りのデザートは甘さを調整できたり、材料も何が使われているのかわかるので安心ですよね。
RECIPE
まるごとグレープフルーツゼリー
材料 2個分 調理時間15分+固める時間3時間
グレープフルーツ 1個
はちみつ 30g
ゼラチン 2g(水大さじ1でふやかす)
作り方
- 1.グレープフルーツをよく洗い、横半分にカットする。
- 2.果肉と白いワタの間に包丁の刃先を入れて一周し、スプーンなどで果肉と果汁をボウルに取り出す。
- 3.コップなどで容器に見立てた皮を固定し、果肉部分の薄皮を取り除きながら40g取りだし、容器に見立てたグレープフルーツの皮に20gずつ入れる。
- 4.残りの果肉を潰しながら茶漉しなどで漉し、果汁を100cc取る(足りない部分は水を追加する)。
- 5.ゼラチンを水でふやかしておき、電子レンジで10秒(600w)加熱し溶かし、はちみつを加えてよく混ぜ合わせ、4の果汁に入れてさらによく混ぜる。
- 6.3の皮の容器に5の液を注ぎ、冷蔵庫で冷やし固め、完成。
今回、果肉と果汁のバランスを何度も試作して、ゼリーのつるんとした喉越しを楽しむために、取り出した以外の果肉はつぶして漉して果汁として使うようにしました。そして、お砂糖は鍋で溶かす工程が入ってくるのですが、代わりにはちみつを使用することで、火を使わずに電子レンジで調理可能な手軽なレシピにしています。ぜひお試しください!
PROFILE
Rom 岡本雅恵このライターの記事一覧
料理家。友人と共にフードユニットTORiとして、カフェ営業、ケータリング、webや雑誌などのレシピ提供などを経て、2020年に長野へ移住。畑に隣接する古民家をアトリエとし、Romという屋号で活動を開始。野菜を育てたり、土に近い暮らしを通じて、さらに季節と地域を意識した食の在り方を模索中。女の子と男の子の二児の母。
https://www.instagram.com/masha518/
https://www.instagram.com/atelier.rom/
(制作 * エチカ)