料理家として活躍中のRom岡本雅恵さんが提案する、妊婦さんの心と身体をやさしくいたわるワンディッシュ。今回はシャキシャキとした食感が楽しい切り干し大根のおやきのレシピです。
前回は皮を使わない「長芋のおやき」をご紹介しましたが、今回はおやき第2弾ということで、皮から手作りする切り干し大根のおやきをご紹介します。
以前紹介したおにぎりと同様、ちょっと小腹が減った時に食べられるおやつのようでもあり、主食やおかずにもなる存在は重宝しますよね。私は妊婦の時に食べづわりだったのもあって、おにぎりやおやきにはたくさん助けられました。そしておやきは今でも出かけた先で見かけると、ついつい買ってしまう好物です。
中に入れる具材も、しょっぱいものも甘いものもあり、気分によって選べるのもいいところ。前回のレシピでは皮を使わない素材そのままのおやきでしたが、今回は手作りの皮も自家製のレシピになります。皮から手作りするのはハードルが高そうに見えますが、材料も作り方もとてもシンプル。一度覚えてしまえば思いのほか簡単にできますよ。ぜひ作っていただけたらと思います。
RECIPE
切り干し大根のおやき
材料 6個分
調理時間約35分
強力粉・薄力粉 各75g(もしくは中力粉150gでも可)
ぬるま湯(30〜40℃くらい) 80ml
油 小さじ1/2
塩 少々
切り干し大根 30g
人参 70g
桜海老 5g
油 大さじ1
a)
醤油 大さじ1
砂糖 小さじ2
切り干し大根の戻し汁 50ml
作り方
- 1.切り干し大根を水に入れて戻す。
- 2.ボウルに粉類と塩を入れて菜箸で混ぜ合わせ、ぬるま湯を入れてぐるぐると混ぜ、さらに油を入れてぐるぐると混ぜ、生地をまとめていく。
- 3.生地が滑らかなひとまとまりになるまで手でこねる。
- 4.生地がまとまったら、ボウルにラップをして15分置く。
- 5.15分置いている間に、戻した切り干し大根をギュッと絞り(絞り汁はとっておく)、2cm幅くらいに切る。
- 6.フライパンに油を熱し、千切りした人参、5の切り干し大根を入れて油が回るまで炒める。
- 7.6のフライパンにa)の調味料と桜海老を加え、汁気がなくなるまで炒め、火を止める。
- 8.おやきの生地を6等分し、丸めて手で平らに伸ばし、6等分した7の具材をのせて包んでいく。
- 9.フライパンに油(分量外)を入れて熱し、包んだ部分を下にしておやきを並べて焼き色がつくまで両面焼く。
- 10.フライパンに水(50ml)を入れて蓋をし、6〜7分蒸し焼きにする。水分が飛んでふっくらしたら完成。





今回のメインの具材は、家庭のおかずの定番、歯ごたえが美味しい切り干し大根ですが、味のポイントとして前回のおやきでも使っている桜海老を入れています。組み合わせる食材で異なる味わいが楽しめるので、桜海老は重宝する食材ですよ。他にもおやきの具材には残ったおかずを入れてもいいですし、市販のものもうまく使って、いろいろアレンジしてみてください。たくさん作って冷凍保存をしておいたり、お弁当にもおすすめです。

PROFILE
Rom 岡本雅恵このライターの記事一覧
料理家。友人と共にフードユニットTORiとして、カフェ営業、ケータリング、webや雑誌などのレシピ提供などを経て、2020年に長野へ移住。畑に隣接する古民家をアトリエとし、Romという屋号で活動を開始。野菜を育てたり、土に近い暮らしを通じて、さらに季節と地域を意識した食の在り方を模索中。女の子と男の子の二児の母。
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(制作 * エチカ)