Rom岡本雅恵の妊婦さんの心と身体を支えるレシピ「豚肉ときのこの豆乳レモンクリームパスタ」
料理家として活躍中のRom岡本雅恵さんが提案する、妊婦さんの心と身体をやさしくいたわるワンディッシュ。今回は豚肉ときのこが食べ応えたっぷりの食欲をそそる組み合わせながら、豆乳やレモンを使うことで、さっぱりとした味わいに仕上がるクリームパスタをご紹介します。
パスタ料理は、それだけで１食を済ませることも多いと思うので、バランスよく食材を組み合わせることが大切になってきますよね。毎食しっかりと意識して食事の中で栄養を摂ることはなかなか難しいかもしれませんが、少しずつでも摂り続けることが大事だなと、私もマタニティ時代には意識してレシピを考えていました。
前にご紹介した「牡蠣と春菊の春巻き」のレシピでも説明しましたが、妊婦さんにとって必要不可欠な鉄分は、動物性の「ヘム鉄」と植物性の「非ヘム鉄」で、これを両方摂ることが大切と言われています。また、ビタミンCを一緒に摂ると鉄分の吸収力を高めるとも言われています。
今回のレシピで言うと、ヘム鉄やタンパク質は豚肉、非ヘム鉄は水菜、ビタミンCはレモンという食材を使うことで役割分担をしています。カロリーも低く、食物繊維や葉酸も豊富な妊婦さんの強い味方のきのこも大切な役割を担ってくれています。
RECIPE
豚肉ときのこの豆乳レモンクリームパスタ
材料
２人分 調理時間約20分
パスタ 160g
きのこ（お好みのもの） 100g
豚バラ肉薄切り 80g
水菜 40g
豆乳（できたら無調整のもの） 200ml
オリーブオイル 大さじ２
粉チーズ 大さじ２
にんにく 1/2片
レモン汁 小さじ１〜２
塩 小さじ１
黒胡椒 少々
レモンの皮 少々
作り方
- １．フライパンにオリーブオイル、にんにくのみじん切りを入れて火にかける。にんにくの香りが出てきたら３〜４cm幅にカットした豚肉を入れて炒め、色が変わってきたら、食べやすい大きさにほぐしたきのこを加えて塩と胡椒をしてさらに炒める。
- ２．１のフライパンに豆乳、３〜４cm幅にカットした水菜、粉チーズを入れて沸々とするまで火にかける。水菜の食感を残したいので、あまり火にかけすぎないように。
- ３．鍋に湯を沸かして塩を加え、パスタを表示時間通りに茹でる。茹であがったら水気を切り、２のフライパンに入れ、レモン汁を加えてソースを絡める。
- ４．仕上げにレモンの皮を削って、黒胡椒をひき完成。
調理の注意点としては、豆乳は火を通しすぎると分離が進んでしまうので、沸々と温まってきたくらいでいいでしょう。また、ソースを絡めるときは火を入れないのもポイントです。どんどんパスタが汁気を吸ってしまうので、最後は絡める感じがちょうどよく仕上がりますよ。
レモン汁も先に入れてしまうと分離が進んでしまうのと、風味を残したいので、最後に入れて絡めています。レモン汁の分量は小さじ１〜２と幅を持たせています。酸味がお好きな方は小さじ２で（私は多めが好きです）、酸味を強く感じるようなら小さじ１にしてください。レモンは皮を削るので、無農薬など国産のレモンが安心ですね。
PROFILE
Rom 岡本雅恵このライターの記事一覧
料理家。友人と共にフードユニットTORiとして、カフェ営業、ケータリング、webや雑誌などのレシピ提供などを経て、2020年に長野へ移住。畑に隣接する古民家をアトリエとし、Romという屋号で活動を開始。野菜を育てたり、土に近い暮らしを通じて、さらに季節と地域を意識した食の在り方を模索中。女の子と男の子の二児の母。
https://www.instagram.com/masha518/
https://www.instagram.com/atelier.rom/
(制作 * エチカ)
