Rom岡本雅恵の妊婦さんの心と身体を支えるレシピ「かぼちゃと油揚げの黒ゴマ味噌蒸し炒め」
料理家として活躍中のRom岡本雅恵さんが提案する、妊婦さんの心と身体をやさしくいたわるワンディッシュ。今回は葉酸や食物繊維などの栄養がたっぷり含まれた「かぼちゃ」を使ったレシピです。
こんにちは!Romの岡本雅恵と申します。私は食の仕事を長く続けていますが、出産や育児を通して、より一層、食べ物は身体と心を作る上での大切なものだと実感し、栄養面ではもちろんのことですが、敏感になりやすい産前産後の心の支えにもなってくれるものだと考えています。赤ちゃんのことを大切に思うように、自分の心と身体も大切に、お料理を通してケアしてもらえたらと思います。
さて、今回は、通年で手に入りやすい「かぼちゃ」を使ったレシピをご紹介します。かぼちゃは、ビタミンやミネラルを含んだ栄養価の高い野菜で、妊婦さんに必要不可欠な葉酸も含まれていたり、食物繊維も豊富なので、積極的に摂っていきたい野菜です。
このレシピでは、同じように手に入りやすい油揚げとしめじを使っていますが、ほかのきのこでも、油揚げを豚肉に変えたりしてもおいしいですよ。黒すりごまが香ばしく、かぼちゃの甘みと醤油や味噌の塩味が合わさって、ご飯が進む味です。冷めて味が馴染んだ感じもおいしく、2〜3日冷蔵保存可能です。
RECIPE
かぼちゃと油揚げの黒ゴマ味噌蒸し炒め
材料 4人分 調理時間約15分
かぼちゃ(正味)300g
油揚げ 2枚
しめじ 1/2パック(約80g)
(調味料)
酒 大さじ1
みりん 大さじ1
水 大さじ1
味噌 小さじ2
醤油 小さじ1
油 大さじ1
塩 小さじ1/2
黒すりごま 大さじ1
小口ネギ 適量
作り方
- 1.かぼちゃの種を取り除き、硬い部分の皮をところどころ切り落として、1cm幅くらいの食べやすい大きさに切る。
- 2.油揚げは短冊切りにし、しめじは石づきを切り落としてバラしておく。
- 3.鍋に油を入れ、油揚げ→しめじ→かぼちゃの順に乗せ、塩を全体にまぶし、蓋を閉めて、混ぜ合わせずにそのまま中火にかける。蒸し焼きにすることで油揚げには焼き色がつき香ばしくなり、塩をふってあるかぼちゃからは水分が出てより甘みが引き出される。
- 4.鍋が沸いてきたら弱火にして6分加熱する。
- 5.合わせておいた調味料を4に入れて、全体を混ぜ合わせる。
- 6.再度蓋を閉めて5〜6分加熱し、蓋を開けて混ぜ合わせながら、汁気が飛んでかぼちゃが柔らかくなったら黒すりごまを入れて和える。
*しっかりと加熱し、アルコールを飛ばしましょう。 - 7.器に盛って、小口ネギを散らして完成。
ポイントはしっかりかぼちゃに火を通すこと。そうすることで甘みがぐっと増し、ほっこりとした食感が楽しめます。黒すりゴマの香ばしさやこっくりとした味の一皿、ぜひお試しくださいね。
PROFILE
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料理家。友人と共にフードユニットTORiとして、カフェ営業、ケータリング、webや雑誌などのレシピ提供などを経て、2020年に長野へ移住。畑に隣接する古民家をアトリエとし、Romという屋号で活動を開始。野菜を育てたり、土に近い暮らしを通じて、さらに季節と地域を意識した食の在り方を模索中。女の子と男の子の二児の母。
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(制作 * エチカ)