先輩パパとママの毎日コラムvol.443

むすことわたし七転び八起きの毎日「陣痛とはどんな感じの痛み?そして、出産へ。」

2021/12/3
むすことわたし七転び八起きの毎日「陣痛とはどんな感... むすことわたし七転び八起きの毎日「陣痛とはどんな感...

タイ・バンコクを拠点に活動するクリエーター・hironocさんに伺った、妊娠・子育てエピソード。今回はいよいよ二人目の出産にまつわるお話です。

もうすぐ出産1ヵ月前健診。さて、バースプランをそろそろ記入しよう。そして出産前できることはできるだけやっておこう!と思い、仕事を片付けつつ、家族や友人たちとあと1ヵ月で産まれるよ〜なんて他愛のない会話をして、息子を幼稚園にお迎えに。すると、何だかおなかが痛いような…。

でも毎月の激痛な生理痛に比べるとこれはかなり軽い方なので、気のせいかな?とやり過ごし、晩御飯の支度を。でも何となく痛みは定期的に来るような…。ちょっと不安になったので、もしもこれが陣痛だった時のために病院に電話をすると24時間受付とのこと。頼もしい!

タイで1人産んでいるから大丈夫!とは思っていましたが、よくよく考えてみると1人目の時は1ヵ月前健診で出血してしまいそのまま促進剤を打ち、なかなか陣痛来ないな〜と呑気に思っていたらドーンと激痛がやってきて、分娩に。その後、息子はNICUへ…と怒涛に過ぎて行ったので、陣痛についての記憶がほとんどなかったのでした。

一番身近な大先輩、3人産んでいる日本にいる母に「陣痛って一体どんな感じ?」と電話をしましたが、母も遠い昔のことで、これは個人差もあるのでなんとも…という感じでした。心の準備なく急に夫と息子が二人きりで果たしてお留守番できるのかも気になったので、この位の痛みだったら眠れそうだから明日も起きて痛かったら行ってくる!と電話を切り、いつものように息子の寝かしつけをしました。

息子が寝た後にインターネットで調べると、「陣痛かな?と思ったら病院に行って、本陣痛じゃなかったら帰ってくれば大丈夫!」という記事を読んで勇気をもらい、本陣痛かどうか分からないのは自分だけじゃないんだ〜とホッとしました。そこで、痛みの間隔の測定について知り、早速アプリをダウンロードして測ってみるとすでに2分間間隔!夜の0時に差し掛かるこの時間。

病院へ行くたび、お世話になったな〜と思う救急外来病院へ行くたび、お世話になったな〜と思う救急外来

これは陣痛かも…と、ぐっすり寝ている息子と夫を置いて、タクシーを呼び一人で救急外来へ。救急外来で「2分間隔です」と伝えると、「え?一人で来たの?家族は?」と心配されながらそのまま分娩室へ直行することに。看護師さんが担当医の先生に連絡をとって様子を伝えてくださり、到着後2時間くらいで先生が登場。分娩室でも看護師さんがくるたびに、「家族は?」と幾度となく聞かれました。でも自宅から病院は近いし息子もぐっすり寝ているから、「先生から、もうすぐ出てくるって言われたら家族を呼びます!」と伝え続けて、ようやく家族が来たとき、スタッフさんたちも安堵の表情でした。

息子はすぐに分娩室(兼カーテン1枚で待合室な部屋)に飽きてしまい、おもちゃで遊んだりカーテンで遊んだり。看護師さんの邪魔をしてしまわないかとか色々気になりつつも、管が色々ついていて息子の元へも行けず、これは出産に集中できるのかな…と心配しましたが、あれよあれよと陣痛が進み無事に出産することができました。つい数時間前まで、明日の朝になったら病院に行くよ〜なんて呑気なことを言っていましたが、朝には産まれているので夜中に病院へ行って大正解!な結果となりました。

カーテンで遊ぶ息子カーテンで遊ぶ息子

過去に戻れるのならば、いつくるか分からない出産の日に向けて準備や手順の確認は早め早めにだよ!2人目でも気を抜かないで!と自分に伝えたいところですが、24時間でいつでも受け入れてくれ、先生が来てくれる病院の態勢と異国の地でも日本語で調べたら色々と出てくるインターネット上の先輩方の体験談に救われた出産でした。何がともあれ無事に病院で出産できて本当によかったです!

産まれたての記念撮影産まれたての記念撮影
hironoc

PROFILE

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ブリコルール(寄せ集めてものを作る人)。タイ・バンコクを拠点に、写真と色のきれいな布や紙などをコラージュしてものづくりに取り組んでいる。
http://www.hironoc.com
https://www.instagram.com/hironoc/

(制作 * エチカ)

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