先輩パパとママの毎日コラムvol.548

愛するプニプニ「マタニティ期の食事」

2022/12/5
愛するプニプニ「マタニティ期の食事」 愛するプニプニ「マタニティ期の食事」

イラストレーターかみやかやこさんの子育てダイアリー。赤ちゃんのために栄養バランスが整った食事をしたい。けれど、体調が一貫していいわけではなく、なかなか理想通りにはいかないマタニティ期の食のお話です。

おなかに赤ちゃんが来てくれた。嬉しさ驚きと一緒に生まれる感情、それは不安。自分はこれからどんな生活を送ればいいのか。外を出歩いていいのか、何を食べればいいのか、仕事は1日何時間までしていいのか。

実際、赤ちゃんがおなかに来たからといって、すぐに何か変える必要はない。今まで通りがいい。しかし、何か赤ちゃんにしてあげたい。食べることで何かできないだろうか。

言わずもがな、食べ物がカラダを作る。赤ちゃんは直接食べるわけではないけれど、私が食べたものの栄養が赤ちゃんを作るであろう。私が美味しい!と喜んで食べれば、体の緊張もほぐれ、おなかの居心地もよくなるはず、と私は信じている。おなかの居心地がいい環境とは、どうやって作るのか知らないし、医学的に何かあるのかも知らないけれど、毎日楽しい、今日も気持ちがいいなと思って過ごしているだけで、きっと赤ちゃんもくつろげるのでは。美味しいものを食べて、体にいいもの食べていいことしている。頭で理解して気持ちを整えて過ごすことがいいのだろうと思う。

つわり中に食べたもの

——というのは、理想である。できることならそうしたい。でも、つわり中はそんな生活とは皆無だった。ビタミン摂取はオレンジジュースとトマトに頼る日々。なぜかタラコのおにぎりが大好き。タラコに限る。カリカリじゅわーなフライドチキンが食べたくてたまらなくて、頭の中がフライドチキン一色になる。カップ麺にハマって箱買い。食べたり食べなかったり。

食べられるものだけ食べればいいのです。健診でそう言われて、遠慮なく気ままに過ごした。妊娠って幸せに満ちることではなかったのか…そんなつわりの期間を終えて、やっと食事を考える気力が戻ってきた。つわりを乗り越えた全世界の女性に拍手!

さて、今まで私、一体何を食べていたのかしら…つわり中の記憶は、ほぼなくなる。どうやって過ごしていたのか。これまでの食生活の乱れを取り戻さなくては、と見直し始める妊娠16週ごろ。普通に食べられるようになり、しっかり食べ蓄えた。

どうせ食べるのならば、と外食では、野菜豊富のランチプレート、温かい季節の野菜スープ、やさしいお出汁のおうどん。中華に行けば、野菜もタンパク質も摂取できそうな五目麺を頼む。ぐんぐんおなかで成長する赤ちゃんに、より届きやすい、なおかつ体によさそうなものを食べよう。ついでに私の体も綺麗になりますように。

食に関する本を購入

今の自分に必要であろう栄養素がとれる食材メモを冷蔵庫に貼り付けた。食材の栄養の勉強を学んだことはないが、本屋さんにて食材の保存、より栄養がとれる調理法、症状に見合った食材の本を購入した。今でも、子どもが体調不良のときにはパラパラとめくって料理の参考にしている。

健診では体重管理をチェックされているが、ストレスもよくないしね、と甘いものも食べてしまう。栄養士さんには和菓子をおすすめされるが、私のつわりが終わった9月は実りの秋の始まりで、和菓子も洋菓子も、美味しそうなスイーツが街に溢れ始める。ついつい自分にご褒美を与えすぎて、健診では毎回ハラハラしていた。

出産後、何が一番食べたいかというと、それはお寿司。生のお寿司。栄養バランス云々より、大好物のお寿司が食べたい。その時、私のおなかはたいへん喜ぶだろうなぁ…。

かみやかやこ

PROFILE

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多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。デザイナーを経て、イラストレーターとして独立。2018年に女の子、2021年に男の子を出産。愛情たっぷり注ぎながら、子育てを楽しんでいる。好きなものは、海、コーヒー、いい香り、植物、ドラマ、美容情報、美味しい食べ物、アイドル。
http://kamiyakayako.com/
https://www.instagram.com/kamiyakayako/

(制作 * エチカ)

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