先輩パパとママの毎日コラムvol.226

きみと一緒、あたらしい時間「絵本のはなし」

2019/1/24
きみと一緒、あたらしい時間「絵本のはなし」 きみと一緒、あたらしい時間「絵本のはなし」

料理創作ユニットGomaの中村亮子さんの子育て日記。

幼い頃、絵本はいつもそこにありました。両親の選んだ絵本、そして誰かから頂いた絵本、すこし大きくなると自分で選んだ絵本。大好きな絵本は何度読んでも面白く、ひとりっ子の私にとっては大事な存在でした。そんな楽しさをいつか自分の子どもと共有できたら素敵だなあ、そんな風に思ってました。

息子が何かを見ているな、と感じたのは生後2週間頃。まだまだ視力はままなっていない頃だし条件反射的なものだろうと思いつつ、そそそ……とまずは新生児でもぼんやり見えるかも?な白黒の絵本を近づけてみると……あれ、一応見てる??

じーっと見ているように見えてあわててシャッターを切りました。頂きものの台湾の白黒絵本。じーっと見ているように見えてあわててシャッターを切りました。

勿論まだ何も分からぬ状態ではあるだろうけど、何となく嬉しい。おそらく彼は覚えてない、でもいつの間にか絵本がそこにあったこと、写真で残したいと思ったのです。その後もなにかと絵本を見せては勝手に読み聞かせ(笑)。慣れない育児に緊張も多い新米母の自分にとっても絵本を読むのはよい気分転換になりました。

大好きな友人のあかちゃん絵本と一緒に。「ぼくと本、どちらがかわいい?」これは生後3ヵ月くらいかなぁ。大好きな友人のあかちゃん絵本と一緒に。

首が据わり、お座りもできるようになるとだいぶ周りのものに対する興味が湧いてきたようで、当然絵本もよく手にとるように。やはり気になるのは顔がついたもの。しかも複雑な絵のものよりシンプルめの絵の方が反応がよい。線も太く色も原色っぽい方がより目を惹くらしい。この頃はもっぱら絵しか興味がないのか、お話を読もうとしても勝手に次のページをめくられてました(母は読みたいのに……)。でも絵だけとはいえ自分の好き嫌いは何となく見えてきてるのが面白いなあと思いました。

ニッコリ笑顔の顔は特に好きらしい。ニッコリ笑顔の顔は特に好きらしい。大人でもそうですよね。

1才を過ぎる頃にはお話をちゃんと聞いてくれるようにまで成長。言葉が分からないながらも一応ふむふむと聞いてる様子が何だかかわいいのです。本棚から今日の気分で絵本を引っ張り出し、開いては眺めてご満悦(笑)。どうやら何冊も出して並べるのが好きなようです。そうして絵本に囲まれてる姿に一人萌える母でした。

絵本を出して広げて……って自分でもやってたな。絵本を出して広げて……って自分でもやってたな。
絵本は昔から自分が持ってたものばかりで息子用にはあんまり買ってませんがそれで十分ぽい。絵本は昔から自分が持ってたものばかりで息子用にはあんまり買ってませんがそれで十分ぽい。

活動しているGomaでも絵本を製作しているのですが、実は初めて最後まで通しで読み聞かせを聞いてくれたのが自著でして……それもかなり幸せなことでした。好きになってくれたら嬉しいという思いが読み聞かせにも力を入れたのか(笑)??

それはさておき、この頃から読み聞かせではなるべく大げさに抑揚をつけて読んだり、キャラ設定で声分けしたり、歌ったり、ラップしたりとなるべくバラエティに富むような読み方になったのがよかったのかも(ただし家限定。外ではできないくらいノリノリ感半端ないので!)。テレビのアニメに負けてられない!と勝手に闘志を燃やして今も絶賛芸に磨きをかけています。

Gomaの絵本はしかけ絵本なので、そこも気に入ってるっぽい。Gomaの絵本はしかけ絵本なので、そこも気に入ってるっぽい。親孝行な息子よ、好きになってくれてありがとう。

1才半、今はこんなスタイルの絵本との関係ですが、今後また成長と共に読み聞かせの仕方も変わってくるかも。その内おかーさんに楽しく読み聞かせしておくれ!

中村亮子

PROFILE

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食や子どもをテーマに料理、雑貨デザインなど幅広く活動している料理創作ユニットGomaを従姉妹のアラキミカと主宰(www.gommette.com)。媒体での作品発表他、ものづくりワークショップ開催なども行う。著書に、絵本へんてこパンやさんシリーズのレシピ本『12つきのおはなし&パンレシピ』(フレーベル館刊)、『かんたん☆かわいい♡だいすきクッキング』(あかね書房刊図書館シリーズ)、レシピ付き絵本『へんてこパンやさん』(フレーベル館刊)など子どもに向けてのものも多数。
instagram.com/ryocogoma

(制作 * エチカ)

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