先輩パパとママの毎日コラムvol.524

愛するプニプニ「添い乳と夜間授乳」

2022/10/25
愛するプニプニ「添い乳と夜間授乳」 愛するプニプニ「添い乳と夜間授乳」

イラストレーターかみやかやこさんの子育てダイアリー。初めての赤ちゃんとの生活で、どうなるのか…とわからないことはたくさんある。今回はそのうちの1つ、夜間授乳のお話です。

温かいやわらかさ。
纏う甘い匂い。
そして、夜中。
幸せな時間。。眠い。。
夜間授乳は眠いのだ。

個人差はあるが、生後3、4ヵ月頃から、なんとなく昼夜が分かれ始め、少しだけまとまって眠り始める赤ちゃん。私の生活の時間理想は、17時お風呂に入り、18時晩ごはん。19時半にお布団に入り、20時眠る。

けれど、ママと赤ちゃんのリズムができるまでが大変だ。このリズムに慣れるまで、家事の面では、いろんなことを少しずつ甘い目で見て過ごしていた。長女の場合は、19時半にお布団に行っても、いつも22時半まで寝ない子だった。やっとリズムができたのは1才ぐらいだった気がする。

生活リズムができていなくても、毎日夜はやってきて、夜間授乳の時間帯が始まる。日中の授乳と夜間授乳の違いは、なんとなくおなかが空いてそうなサインが出たら日中授乳。赤ちゃんの泣き声とともに始まるのが夜間授乳(違うかな?私の感覚ではそう。)。

夜間授乳は赤ちゃんのタイミングでやってくる。基本的には3時間間隔だけど、寝てくれて6時間!という日もあれば、あらら、まだ2時間だよ…という日も。

マタニティ〜夜間授乳で使えるパジャマ

夜間授乳で必要になるのは、授乳パジャマ。買わなくても、いつものパジャマで代用できると思い、長女のときは買わなかった。元々パジャマにしていたスウェットで寝ていたが、授乳中におなかが冷えたり、前びらきのパジャマでも肩が冷えたり。ずっと悩まされることになった。

そのため息子のときはマタニティ〜夜間授乳で使えるパジャマを購入した。おかげでとても快適な夜間授乳ライフを過ごした。夜間授乳を続けているうちに季節は変わり、冬用から夏用に買い替えもした。夏でも寝ていると肩やおなかは冷える。授乳パジャマは発明品だ。

SNSが発達した今、スマホが夜間授乳のお供になっていた。夜中に授乳しながら、つい情報収集してしまう。SNSを開けば、夜間授乳しているママと繋がることができる。深夜時間帯にメッセージを送りあうのは、赤ちゃんを育てるママ同士。仲間感が芽生えるSNSあるあるは現代ママならではだと思う。おなじ時刻線を共に生きるママたち、夜間授乳、一緒にがんばろう。と。

家族並んで就寝

ところで、夜間授乳をするにあたり、ベッドは、フカフカ。順調に成長し、ずっしりと重たくなった可愛い我が子。そんな夜間授乳を大袈裟に表現するならば、トランポリンに座り、周りに子どもたちがピョンピョン飛び跳ねてる中、授乳する。とでも言おうか。夜間授乳は持久型体幹夜通し耐久スポーツだ。

そんなこともあり、私は添い乳派だった。ママも一緒に横になり、赤ちゃんはママの腕枕で、母乳を飲む。安心して、たっぷり飲んだら、そのままぐっすり。ママも一緒にぐっすり。幸せな夜の時間。

もちろん最初は抱っこして授乳していた。首が据わるまでは、赤ちゃんも上手に飲めないし、潰してしまいそうで怖いし。赤ちゃんも慣れてきた、体もしっかりしたな。というくらいから、添い乳を始めた。

ただ、添い乳も大変なこともある。1つ目は、ママの体がガチガチになること。何度も夜間授乳を求められたとき、ママの無理な体勢が夜通し続くこともある。添い乳は楽とはいえ、少しコツのいる、あげやすい体勢のオリジナルポジションを自分で探ることになる。ママの体型により、体勢は様々だと思う。私の場合、やや赤ちゃんに覆いかぶさり気味になりつつ、赤ちゃんを潰さないよう肩をやや浮かせる腕の位置。さらに赤ちゃんを胸元に寄せるための腕枕が必要となるので、自然と巻き肩の体勢になってしまう。

2つ目、赤ちゃん自身が飲んでるのか、寝てるのかわからなくなり、混乱する時期が来る。まさに我が子がそうであったのだが、寝たいけど、飲みたい。でも、飲まなくてもよさそう。口から離れたから泣いてるのかな?よくわからないけど、飲んでる様子もないし、寝ないし。という負のループに入る成長段階があった。

このように、赤ちゃんの睡眠とママの授乳とのバランスが崩れたとき、添い乳の魔法が我が家の場合、終わった。赤ちゃんの離乳食も進み、身体も順調に大きくなっていて、もうよいかな。と思い、ママも辛いし、夜間授乳はやめて、補助的にフォローアップミルクへ切り替えた。

夜間授乳がなくなると、朝までぐっすり眠れる幸せもあるが、夜中の愛おしいチュパチュパがもう見られない寂しさもある。

赤ちゃんと私だけの時間でもある、貴重な一瞬だった。

かみやかやこ

PROFILE

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多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。デザイナーを経て、イラストレーターとして独立。2018年に女の子、2021年に男の子を出産。愛情たっぷり注ぎながら、子育てを楽しんでいる。好きなものは、海、コーヒー、いい香り、植物、ドラマ、美容情報、美味しい食べ物、アイドル。
http://kamiyakayako.com/
https://www.instagram.com/kamiyakayako/

(制作 * エチカ)

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