先輩パパとママの毎日コラムvol.516

子育てで学ぶこと、感じること。「農家ご飯」

2022/9/16
子育てで学ぶこと、感じること。「農家ご飯」 子育てで学ぶこと、感じること。「農家ご飯」

農家を営むご両親と二世帯でお住まいのカメラマンの大畑陽子さん。野菜たっぷりの家族の食卓のお話です。

私の家は代々続く昔からの農家でしたが、兼業農家で父と母は働きに出ていました。しかし私が大学を卒業するタイミングで父は早期退職して農業に転向、私たちの健康のためにより良いものを食べさせたいと無農薬、無化学肥料での米栽培を一から勉強し、有機認定も取得した米農家となりました。元教師の母は定年退職後に趣味のひとつとして畑をするようになり、食卓には四季折々のたくさんの種類の野菜が畑に並びます。そのため、有り難いことに私たちは毎日、目の前の畑で野菜を取ってそのまま夕飯にするという環境に身をおいています。

もともと私は料理が得意ではありませんでしたが、子どもができたことと、ステイホームな環境が相まって、消費に困るほどの野菜を楽しくおいしく料理してみようと試行錯誤するうち、すっかり料理にハマりました。畑には野菜はもちろん、果樹やハーブ、香味野菜もひと通りあります。梅、すだち、ゆず、柿、みかん、ブルーベリー、ぶどう、栗、ふきのとう、せり、みょうが、山椒、よもぎ、菜の花、ふき、ニラ、こんにゃく、紫蘇、ミントなどなど…。それら旬のものを収穫して食べることで、巡りゆく季節を五感すべてでフルに感じ、それらを子どもと一緒にできること、一緒に喜べることに幸せを感じています。

自家製の野菜たち

昔は気にも留めませんでしたが、土に触れることがとっても気持ちいいことにも気が付きました。無農薬だからか土壌は、微生物の分解のおかげでふわふわであったかい。草むしりをしていると、だんだんと心が無心になっていきます。

それから私が好きなのは、畑仕事をしているときに感じる「風」です。「なんてなんて気持ちがいいんだ!」改めて感銘を受け娘には「風」にちなんだ名前をつけるほどです。

手作りケチャップ

野菜は自家消費分といっても自分たちでは消費できないくらいできてしまうので、いつも食卓にはどっさり野菜が並びます。これでもかと野菜を使い、それでも使い切らないので保存食や発酵食も作るようになりました。

冷蔵庫は生鮮食品より調味料や保存食発酵食が幅をきかせています。キムチや山椒のオイル漬け、果物のジャム、自家製ケチャップ、ラー油…。「作れないものなんてないのでは?」と思うほどです。お昼ご飯は、作り置きや保存食をお皿に盛り付けてさくっと頂きます。

野菜をたっぷり使った料理

新鮮な野菜は例えばカブを焼くだけなど、シンプルに食べるとおいしいです。丸鶏を焼くときでも、どちらかといえばお楽しみは一緒に焼いた野菜であることも。山椒の新芽(木の芽)は白米の上にかつおぶしと一緒に盛ってお醤油ちょろりとかけたり、里芋はクミンと一緒にソテーしたり。

夕食は、お肉と魚介類以外は全部うちの田畑から、なんてこともあります。写真の大根カレーは最近のマイブームです。

大根カレー

息子の初めての離乳食の10倍がゆも、もちろんおじいちゃんの作ったお米でした。そしていま、息子のお弁当にもお野菜がたんまり。花を入れるのがマイブームで上に乗っているのはパクチーの花です。にもかかわらず、息子はあまり野菜が好きではありません…。いつか嫌いな野菜も食べてくれるだろうと、嫌いだからと出さないことはしないようにしています。

離乳食を食べる息子/お弁当

このおいしさをいつか共有できるようにと、今はいつも「おいしいね」と言いながら首を長くしてその日を待っています。

大畑陽子

PROFILE

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フォトグラファー。自然光での人物撮影を得意とする。大事にしているのは表情。現在写真集の出版と写真展の開催を企画中。
https://www.o-hatayo-ko.com/

(制作 * エチカ)

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