先輩パパとママの毎日コラムvol.590

山神千里のママ日記(6)〜はじめてだらけの毎日 後編〜

2023/7/28
山神千里のママ日記(6)〜はじめてだらけの毎日 後... 山神千里のママ日記(6)〜はじめてだらけの毎日 後...

フォトグラファー・山神千里さんの赤ちゃんとの暮らしはなにもかもがはじめての日々。熱が下がらない!育児にあたふた!キャパオーバーになりそうになりながらも感じたこととは。

はじめての高熱
1才を過ぎたころに、はじめて高熱をあげました。よくいう、母からもらった免疫が6ヵ月くらいまでと言われる通り、鼻風邪での微熱や予防接種の副作用で微熱はあったのですが、40℃前後の熱はこれがはじめて。児童館通いで少しずつママ友ができ、子どもの急病についてや地域の情報をいろいろ知ることができていたので対応できるかと思っていたのですが、目の前で悪寒に震えて泣きじゃくる息子を抱いていると、慌てずにはいられませんでした。

その日は前日からの鼻風邪で、いつもより昼寝が長く、どうしたものかと思っていたところ、夕方起きてからも少しぐったりして元気がなく、38℃弱の熱がありました。夕食も少量食べていたことで、過度には心配していなかったのですが、夜になるにつれて熱がぐんぐん上がっていき、子ども用の経口補水液をたくさん飲ませて、頭を冷やすなど処置をしましたが、悪寒で震え始めてぐったりしているのに泣きじゃくって眠れずにいたので心配で怖くなり、夜間になっていたので出張ドクターのサービスを利用しました。ちょうど問い合わせしたタイミングがピークで、医師の診察、解熱剤の投与をするころには下がり始め、朝には落ちついていたのですが、はじめての経験でしたし小さな体なので、とても心配でした。

出張ドクターのサービスを利用したことのあるママ友から、もしものときのために登録だけはいくつかしておいた方がいいと教えていただいていた情報が役立ちました!

満腹でごきげん!満腹でごきげん!

はじめての育児
夫婦ともに、めちゃくちゃ若くて体力もあるわけでもない上に、比較的長い睡眠を必要とするタイプ。早い段階から無理せずに、頼れるものはなんでもとりあえず試してみることにしました。特に便利だったのは、温度設定可能な湯沸ケトルとベビーモニターと電動ゆりかごです。ミルクを深夜に作るのは大変なので、湯冷ましを再加熱して調乳するのに便利でした。ベビーモニターはそんなに広くない我が家で必要?とも思ったのですが、一人で寝室に寝かせているときなど、モニターを観ながら「かわいいねー」と言いながら夕飯を食べていました。電動ゆりかごは、ハマる子とハマらない子がいると聞きますが、我が家はどハマり!生後3ヵ月ごろに実家に帰るときに、わざわざ持って行こうか迷ったくらいでした。そしてもうひとつ、導入したのは最近なのですが、スマートスピーカーが便利!エアコンや照明器具やテレビやラジオ。ちょっとしたことではあるのですが、赤ちゃんとの暮らしって手が離せないってことが多いので、寝室からリビングの暖房つけたり、電気を消したり、天気予報教えてもらったり育児を助けてもらっています。

抱っこクッションがお気に入り!抱っこクッションがお気に入り!

改めて振り返ると、なにもかもがはじめての日々でした。産後に体調の戻らなかったわたしは、たびたびいっぱいいっぱいになることもあり、その度に解決アイテムやサービスを探しました。どんなときでも赤ちゃんファーストに。自分たちのためより、子どもに関連するものばかりを見ていましたし、おでかけするのにも、授乳室やおむつ替えスペースや、調乳するためのお湯があったり、男性でも入れるおむつ替えスペースのあるところをチェックするように。我が子より月齢の低い赤ちゃんを見ると夫とも「がんばれー、かわいいなー、あんなに小さかったんだよね」と毎度話をしています。産後すぐのころは、外出もままならず宅配弁当に頼ったりもしていたので、近所の小さなスーパーに行くのもレジャーみたいな気持ちになりました。自分の目で見て、好きなものを選べるって楽しいなと。出産したことで、産前に当たり前だったことに対して、新鮮さを感じることもありました。

そんなふうに、夫婦ふたりであたふたしながらも子育て真っ最中。わたしは、やりたいことは多くても、マルチタスクができず早々にキャパオーバーで溢れちゃうお猪口。夫は、いけるいけるまだいけるぞ!と、一見頼りになるけど、見えないから突然溢れちゃう徳利。息子は、まだ生まれたばかりなので、これから大きくなる豆皿。とお互いを喩えたりしています。

お猪口と、徳利と豆皿の3人でおでかけ。お猪口と、徳利と豆皿の3人でおでかけ。
山神千里

PROFILE

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1985年埼玉県所沢市生まれ。活発で男の子のような幼少期を過ごす。高校生まではスポーツ少女だった一方でものつくりが好きだった母の影響から、絵画や造形、映画に興味を持つようになる。大学は日本大学芸術学部写真学科に進学。卒業後、広告代理店制作部勤務。フォトグラファーを志し、広告フォトグラファーアシスタントを経験。2013年からの2年間はバンコクを拠点とし活動。2015年からは東京を拠点とし、人物写真、料理写真、ウェディングフォト、ファミリーポートレートなど女性らしいあたたかみのある写真を得意として幅広く活動中。
https://www.chisatoyamagami.com/

(制作 * エチカ)

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