先輩パパとママに聞きました!vol.97

「3人目が生まれるまでのこと〜前編〜」

2019/8/19
「3人目が生まれるまでのこと〜前編〜」 「3人目が生まれるまでのこと〜前編〜」

写真好きのママがお届けする、3人の子どもの子育て写真日記。今回のテーマは「3人目の出産」です。

ーー今回は3人目のご出産についてのお話を伺いたいと思います。3人目はどのような病院を選びましたか?

伊野
2人目の息子を出産した立ち会い出産のできる産院に再びお世話になりました。家族として、新しい一員となる赤ちゃんの誕生を一緒に迎えるということが自然に思えるので、子どもたちにもできれば立ち会って欲しいというのが私の希望でした。

「出産はすごく痛いから、母はつらそうにしたり大きい声出しちゃったりするかもしれない。それで怖くなっちゃったら無理しなくてもいいけど、できれば一緒にいて欲しいな」ということを子どもたちには伝えました。

ーー伊野さんはお子さんに対してもすごく丁寧に伝えている印象がありますが、いつもそのように接していらっしゃるのでしょうか?

伊野
毎日の生活やルーティンでは、とにかくドタバタしているので、なかなかひとつひとつの事柄に丁寧に向き合うことはできていません……。子どもに「なんでー?」と聞かれて「なんでも!」「いいから!」なんて、しょっちゅうです(笑)。

でも基本的には、子どもも一人の立派な人間で、たまたままだ人生経験が少ないだけ、というような捉え方をしているので、大事なことは、ファンタジーでごまかしたり隠したりせずに、正面から伝えるようにしています。

子どもも真剣に受け止めて、理解できる範囲で、応えてくれるように思います。侮れないなあって、いつも思います。

ーー素敵ですね。陣痛が始まってから出産までの様子を教えて下さい。

伊野
2人目が陣痛開始から3時間ほどで生まれたので、3人目はもっと早いかもと思っていました。ただ実際は当日「これは、陣痛だな?」というのを最初に感じてからなかなか間隔が縮まらず、思っていたよりも進みが遅かったのですが、それでも、産院についてから以降は猛スピードで進行するだろうとまだ勝手に思っていて。産院にむかう車のなかで双方の親に電話で報告したら、母も義母も(前回前々回を踏まえて同じような考えで)大急ぎで来てくれました。

でも、3人目は割とのんびりやさんだったんです。控え室でベッドに横になって陣痛をやり過ごしているあいだ、夫と子どもたちと母たちがテレビを見ていて、しかもテレビは私からは見えない角度だったので、テレビを見ている人たちの横で(一緒に見るのでもなく)ただひたすら空(くう)を睨み痛みに耐えるという……なんだか不思議な構図だなこれ、と思っていたのを覚えています(笑)。

ーー旦那さんや、お子さんたちの反応はいかがでしたか?

伊野
子どもたちは「だいじょうぶ?」と声をかけてくれたり、持参した折り紙で何かを作って持ってきてくれたりもしましたが、だいたいはテレビを見ていました(笑)。また、出産が深夜までかかったので、途中で眠くなって仮眠したりもしていました。

夫には、主に上の2人のケアとフォローをしてもらっていました。事前に話し合っていたわけではないのですが、自然とそうなったし、それでよかったと思います。

腰をさすってもらったり、おしりを押してもらったり、というのが、陣痛のあいだにパートナーにしてもらうことの定番だと思うのですが、わたしは初めての出産のときからそれが苦手で、そういうことを一切やってもらわずに、ひたすらひとりでやり過ごすタイプだったので、私のことよりも子どもたち、という風にお互い考えたのかなと思います。

後編へつづく。

伊野妙

PROFILE

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東京生まれ、横浜育ち。女の子と男の子の三児の母。家庭業の傍ら、編集・ライティング・翻訳などの仕事を少々、ニットデザイン・制作販売の仕事を少々(Juhla[ユフラ]主宰 /『輪針だからカンタン! おしゃれでかわいい手編みこもの』発売中)。
http://instagram.com/eatoooni

(制作 * エチカ)

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