里山で赤ちゃんを育てることにした!vol.1

ホントのホントに男の子ですか!?

2017/8/10
ホントのホントに男の子ですか!? ホントのホントに男の子ですか!?

家族と一年誌『家族』の編集長であり、2児の母である中村暁野さん。この春、10年間暮らし続けた都内からお引っ越しし、東京から車で約2時間の自然豊かな里山にて、家族4人で新しい暮らしを始めました。 3回に渡り、樹根くんの妊娠期や出産を振り返りながら、里山での子育てについてお話ししてもらいます。

ここに引っ越してきて、もうすぐ3ヵ月が経とうとしています。
別荘として使われていた古い邸宅を自分たちで改装することにしました。今は暮らしながら少しずつ家に手を加えていく生活を楽しんでいます。

引っ越しの理由は、長女・種ちゃんの就学ですが、きっかけは去年の10月。友人に誘われて、千葉でキャンプをしたことが転機になりました。外に出ると完全に貝になる種ちゃんが、大勢の中でもすごくのびのびしていたんです。いつものペースで自分らしくいられる姿を見て、彼女のためにも環境を変えてあげたほうがいいのかな、と夫婦で話したんです。
樹根くんはまだ、おなかの中でした。

家族3人で過ごす最後の誕生日

その後、希望する小学校への入学が決まり、住む家が決まり……と、いろんなことが奇跡的に整っていって、引っ越しをして、里山での暮らしが実現しました。
そんなドタバタの中でのマタニティだったので、あまり妊娠生活に浸ることもできず、あっという間に過ぎていきました。

妊娠期の思い出として印象的な出来事は、性別がわかったときです。女の子が来るものだと信じて疑わなかったので、すごいショックで……(笑)。3回くらい、お医者さんに聞いちゃいました。

「男の子です」「男の子ですか?」「男の子です」「男の子ですか?」「男の子です」「ホントのホントに男の子ですか?」と(笑)。種ちゃんも絶対に妹がいいって言っていたし、最初は受け止められませんでした。でも、夫のひょーさんは、「きっとのんちゃんを守ってくれるやさしい男の子になってくれるよ」って言ってくれて、少しずつ楽しみになりました。

生後6日目の樹根くん

種ちゃんに性別を伝える瞬間を、動画に撮ろうということになったんです。おもちゃのマイクで、「発表があります! 赤ちゃんに、、、ついていましたー。男の子です!」と伝えたら、ぎゃははははーと笑った後、「がっくしだ~」とうなだれていました。ところが、次の瞬間には「でも、楽しみに待とうかー」と話していました。

中村暁野

PROFILE

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家族と一年誌「家族」編集長/家族エッセイスト
オフィシャルサイトで毎日家族日記を更新中。
http://kazoku-magazine.com/

(撮影/矢部ひとみ 取材・文/羽田朋美(Neem Tree))

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